概要
ていぼう部とは、マンガ・アニメ『放課後ていぼう日誌』の主な舞台となる漁村に存在する熊元県立海野高等学校の部活である。
活動内容
ずばり、釣りをするための部である。
「釣ったら食べる」がモットーだが、若魚と外道(目的外の魚、食べられないものも指す。ただし、陽渚と夏海が知らないだけで、調理次第で美味くなあるものもある)はリリース対象。「釣ったら」はゲットしたらという意味のようだ。ただし、やむなく死なせてしまった場合、食べられる魚ならちゃんと食べて供養する。
調理は基本的に釣り上げた者が行うが、現在はもっとも調理の上手い大野真(後述)が殆どの作業をする事が多い。その場合でも、「とどめを刺す」のは釣り上げた者の義務となっている。
料理は魚や海老は天ぷらや刺身、貝は塩ゆでと本格的なものとなっているが、時おり狙いすましたように顧問の小谷さやかが平らげにやってくる。
主な釣り場は部名の通り部室近くの堤防だが、近所の川や砂浜、堤防の対岸に見える離島、伍島列島など意外と幅広い。
ほかには干潮時に海岸のゴミ拾いも行い美化活動をしているが、廃品のリサイクルという目的もある。この際、取得物は一度遺失物として警察に届けており、保管期間経過後に正式に権利を取得している。
部費のやりくりは厳しく、夏場は空ペットボトルに自家製の麦茶を入れて飲み、上記のリサイクル品を修理してフリーマーケットで売ったりそのまま再利用したりしている。
遠征時には部員のバイト代で活動費を補っている。
歴史
伝統のある部活のようで、学校創立時から存在するとも言われている。
現在、女子生徒だけの部活動となっているが、設立当初の部に男子生徒がいたかは不明、現在の部室がいつからあるのかも不明となっている。
海野高校のOBでもある陽渚の父曰く、代々変わり者が多い部活のようだ。
設備と装備
校舎からだいぶ離れたところに存在するプレハブ小屋が部室。釣具と調理器具を筆頭に冷蔵庫のほか、ロッカー、ソファとテーブルと二脚のパイプ椅子、やかんと湯呑みなどがある。
電気と水道は通っているがガスはなく、火を使う時はカセットボンベ式コンロを使用している。
また、壁には歴代部員の魚拓が貼られている。
ほかに特筆すべき装備として「海王丸」というリヤカーがあり、これは近くの漁師から譲り受けたもの。歴代部員によって手が加えられ、竿が取り付けられるようになっている。
また、顧問の厚意で保健室に一部の釣具を置かせてもらっている。
はかには、腰に装着するタイプのライフジャケットも人数分存在するが、交換ボンベが高額なため、めったに使うことがない。
ていぼう伍島支部
モデルは長崎県西北部にある五島列島と思われる。
夏休みに行う合宿のこと。顧問の小谷さやかは「民宿こみや」に泊まっている。
5日間、「民宿こみや」の敷地でテントを張って釣りとキャンプ生活に明け暮れることとなり、陽渚と夏海は「民宿こみや」で働くていぼう部前部長・湯浦しずくと知りあう。
お風呂、炊事場、洗濯、トイレは「民宿こみや」を使い放題となっているが、キャンプがテーマになっている某人気アニメよりもはるかにキツいキャンプになっている。
部員と顧問
現在の部員は4名。
3年の黒岩悠希が部長だったが、部員総出で第一回ハゼ釣り大会を行った結果、優勝した黒岩悠希が大野真を半年早く後継部長に指名した(12巻)。
黒岩悠希(部長)
大野真(次期部長)
湯浦しずく(元部長)
顧問は養護教諭である小谷さやかが務めている。
バイト先…たこひげ屋