概要
『那田蜘蛛山編』では当初、カナヲは禰豆子を『鬼』として認識し、討伐しようとし、これに禰豆子は逃げようとするも鎹鴉からの伝令によりカナヲは刀を納めて、討つのを止めた。
その後、兄の竈門炭治郎とは異なり、禰豆子はカナヲとの絡みは特になかった。
以下、単行本最終巻のネタバレ注意
鬼へと変貌した炭治郎を必死に止めようとする禰豆子をカナヲは遠くから様子を見て「可哀想に」と呟いた。
そんな禰豆子と、鬼と化した炭治郎を救うべくカナヲはしのぶに託された藤の花で作った薬を炭治郎に打ち込む事を決意。
「炭治郎だめだよ 早く戻ってきて 禰豆子ちゃん泣かせたらだめだよ…」
炭治郎の一撃を食らったカナヲは涙を流しながら倒れ、それを見ていた禰豆子は思わず「カナヲちゃん」と叫ぶ。
『カナヲの声』から発せられた『禰豆子という名前』は炭治郎の暴走を止める切っ掛けとなった。
話題となる事が無かった二人だが、お互いに『ちゃん付け』と呼んだ事が読者の心に印象を与えた。
また、禰豆子が人間に戻る最中で見た記憶では、いつも入っていた背負い箱の中を笑顔で覗くアオイ、きよ、すみ、なほと共にカナヲが映されている他、23巻に挿入されたイラストでは禰豆子に蝶々を見せてあげるカナヲが描かれているなど、鬼であった頃からカナヲは禰豆子を受け入れていた様である。描写が少なかっただけで2人とも屋敷内にて交流はあったということだろう。
アニメ版での柱稽古編でカナヲはしのぶから柱合会議の間に禰豆子の相手をするように頼まれており、尺の関係からやはり直接は描かれなかったが何かしらの交流があったものと考えられる(頼まれた際にカナヲは多少だが動揺してもいた)。
そして、全てが終わった後、カナヲが炭治郎と結婚したことが確定したため、禰豆子とカナヲは義姉妹になったと考えられる。
竈門家では長女だった禰豆子と胡蝶三姉妹の末子だったカナヲは、それぞれ初めての姉と妹を手に入れたのである。