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概要

1997年4月2日から2000年3月29日まで、テレビ東京系列で放送された子供向け番組。

放送初年度はテレビ東京のローカル番組、1998年1月からキッズステーションで9か月遅れの再放送が開始され、1998年4月から地上波ネットになった。キッズステーションではこれに合わせて1998年4月以降の放送回をそれまでとは別枠で放送し、1997年度分の放送終了まで週2回放送していた。

表題通り乗り物をテーマにした番組であり、実写で乗り物を紹介するパートや、乗り物が活躍するコーナードラマが放送されていた。

後者は後年になってもカルト的な人気を誇る「超特急ヒカリアン」や、後番組で続編が作られた「冒険アスファル島」などといった作品がラインアップされていた。

幕間のトークコーナーでは視聴者からのおたよりやダンスビデオを紹介していた。エンディングのダンスコーナーは後番組でも受け継がれた。

放送は3年で終了したが、2000年からは同じく子供向け乗り物番組の「のりものスタジオ」にバトンタッチし、乗り物番組としてはブーブーカンカンから通算で約10年、同枠の子供番組としては通算18年もの歴史を誇ることになる。

コーナードラマ『冒険アスファル島』、『超特急ヒカリアン』がVHS化されたほか、『うたの科学館』とのコラボ作品『のりもの王国ブーブーカンカン たのしいのりものの歌』全3巻が発売された。

出演者

進行役のお姉さん。

じゅん★Pは登場初期は『うたってオドロンパ』出演時の「じゅんじゅん」名義で登場していた。

RV車の男の子。後述の「走れ!ビークルくん」の主人公でもある。

1997年度放送回では幕間コーナーでマホリンと掛け合いをするパートがあったが、じゅん★P登場後は登場しなくなった。

1998年度以降登場。ピンク色のラクダで王子様を自称している。

ビークルに代わって幕間コーナーでじゅん★Pと掛け合いをしていた。

コーナードラマ

走れ!ビークルくん

乗り物を模した電子レンジサイズのキャラクタービークルズが、悩みを抱えた乗り物たちと交流して事件を解決する。

ビークルズは着ぐるみや棒操作の人形ではなくラジコンで造形され自走可能であった。

1999年度には4人の協力者お茶の湯博士と廃車置き場から生まれた怪人ガラクタンが登場。ビークルズが力を合わせてガラクタンの悪事に立ち向かうストーリーも見られた。

ガラクタンとの戦いが一段落してからは過去の世界に飛び架空の偉人の悩みを解決するという乗り物が介在しないストーリーも見られた。

RV車の男の子。元気いっぱいの主人公。

ボンネットを展開して放つ「ビークルパワー」で乗り物と会話できるようになる。ビークルパワーを浴びた乗り物は車両の正面に目と口が描かれる。

後期にはお茶の湯博士によってプロペラが装着され飛べるようになった。

救急車の女の子でチームの紅一点。

後期にはお茶の湯博士によってパラボラアンテナ「アンレーダー」が装着され周囲のSOS信号を探知できるようになった。

ブルドーザーの男の子。気は優しくて力持ちだが、「晴れるようになるおまじない」として雨乞いをしようとするなどズレた一面も。

後期にはお茶の湯博士によってドリルが装着され障害物を破壊できるようになった。

蒸気機関車の男の子。メガネをかけた頭脳担当。

後期にはお茶の湯博士によってゴーグルが装着され透視能力が付与された。

  • ガラクタン

廃車置き場に放置された廃車体から生まれた怪人。車や電車が合体して人型になったような姿が特徴で、頭頂部にはパンタグラフ形の角が生えている。

人間に変身する能力を持つが太眉とパンタグラフが残ってしまうためビークルズに正体を見破られることも。

冒険アスファル島

1999年度に放送された特撮ショートドラマ。トミカプラレールで構成されたおもちゃの世界を舞台に、行方をくらましたお気に入りのミニカーゼットの行方を追ってけんたくんゆかりちゃんが大冒険を繰り広げる。

ゼット・ポット・シュッポを始め劇中に登場するおもちゃのキャラクターの多くはトミカ・プラレールで商品化され、中にはかつて「ボートトレーラー」として商品化されていたヤマハボートの復刻などマニアを驚かせた商品も。

のりものスタジオ』では続編となる『おもちゃ大陸プトラパトラ』が放送された。

  • けんた(岡田真彪)

ゼットの持ち主の男の子。突如行方をくらましたゼットの行方を追っておもちゃの世界に旅立つ。

  • ゆかり(鈴木彩野)

けんたのクラスメイトの女の子。成り行きでけんたの冒険に巻き込まれ最初は困惑するが次第におもちゃの世界の旅を楽しむようになっていく。

けんたのお気に入りのミゼットⅡ消防車のミニカー。

書置きを残してけんたのもとを離れおもちゃの世界に旅立つ。

荷台は換装可能で消防機材パーツのほかにダンプパーツを多用していた。

けんたとゆかりの旅の案内を務める7100形蒸気機関車。

砂場でいたずらっ子たちに埋められていたところをけんたに助けられ、その場に居合わせたゆかりを巻き込んでおもちゃの世界の大冒険にいざなう。

ゼットおよびポットと合流してからは編成後方に車運車を連結している。

ゼットの従弟のミゼットⅡパトカー。旅の途中で出会い同行する。

ゼットと同じく荷台が換装可能。

超特急ヒカリアン

1995年から発売されていた同名の玩具をテーマにしたテレビアニメ。

詳細は『超特急ヒカリアン』の項を参照。

のりもの王国ブーブーカンカン たのしいのりものの歌

日本コロムビアから発売されていた『うたの科学館』シリーズとのコラボ作品。

シリーズ過去作品のVTRに『超特急ヒカリアン』と『走れ!ビークルくん』のキャラクターによるナレーションとキャラクターイラストを組み合わせたもの。オープニングと導入部は新規のアニメーションが製作されている。

  • ヒカリアンと超特急のなかまたちの歌

『超特急ヒカリアン』ののぞみ、新橋テツユキ、神田ミナヨが新幹線や特急を紹介し、それらを題材にした楽曲を流す。

オープニングは『ぼくらのヒカリアン』。

  • ブラッチャーと機関車のなかまたちの歌

『超特急ヒカリアン』のブラックエクスプレス、D51ドジラス、C55ウッカリーが機関車を紹介し、それらを題材にした楽曲を流す。

オープニングは『ダッシュ!ヒカリアン』。

  • ビークルくんとはたらくくるまのなかまたちの歌

『走れ!ビークルくん』のビークルとアンビがはたらくくるまを紹介し、それらを題材にした楽曲を流す。

オープニングは『ビークル・サークル・ミラクルワンダーランド』。

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