概要
狐が人を化かす際に用いる方法の1つ。
鳥山石燕の『百器徒然袋』の解説文によれば、三千年生きた狐は藻を被って北斗七星を拝して、美女に化けるといわれており、中国の文献にもそのことが記述されているとされる。
ちなみに江戸時代に書かれた日本の古書の1つである『本朝故事因縁集』に記載される「化け衣」という話には、青苔を使って化けようとする狐が登場している。
余談
中国唐代の随筆『酉陽雑爼』には、狐が怪をなそうとするときは、髑髏を頭に乗せて北斗七星を拝して、髑髏が落ち中れば人に化ける事ができるという記述がある。
関連タグ
付喪神:『百器徒然袋』に記載されていることから、一説には此方ではないかといわれている。