概要
「ふじと南極のなかまたち」とは、pixivユーザーのうみ氏が制作している漫画。pixivとTwitterで連載されている。
海上自衛隊に所属する砕氷艦「ふじ」の艦内を中心に、同艦や南極にて起こるドラマを面白く描く。
また、当時の南極観測の様子や雰囲気も感じることができる。
書籍化
2022年6月17日 KADOKAWAから書き下ろし漫画やコラムを大幅に加え上下巻で出版された。
上巻:ISBN4047370665
下巻:ISBN4047370673
表紙絵はそれぞれだけでも楽しめるが、上下巻を横に並べると一枚の絵になるようになっているほか、単行本の帯では同じ南極を舞台にしたアニメ「宇宙よりも遠い場所」の登場人物4人が推薦のコメントを寄せている。
登場人物
観測隊
- 保志昭夫(ほしくん)
砕氷艦「ふじ」乗り込み、南極へとやってきた若き観測隊員。(29歳)
海洋生物の専門家であり、生き物を見つけるとその生き物の学名を叫ぶ癖がある。南極につくまでにも多くの仕事があり、結構多忙。
船酔い体質であり、乗艦直前に不安を募らせる。
- 岩田広海(ガンちゃん)
ほしくんと同じ観測隊員。
地質学の専門家であり、観測隊員が持ってきた石を隕石かどうか鑑定できる。
また、山歩きで鍛えた頑丈な体を持つ。
なお、可愛い彼女がいる。
- 観測隊長
観測隊を束ねるリーダーにして、ブルとホセの飼い主。
ビリヤード台を「手術台」と言って南極に持ち込んだ。
- 夏田昌彦(夏田先輩)
観測隊員でほしくんの先輩。生物担当。
ふじではほしくんと同室。宗谷で南極へ行った経験がある
艦内で開かれた「ふじ大学」にて、南極の生物や、ペンギンのあいさつ「Penglish」を教える。
- 鈴木幸道(スーさん)
観測隊の機械担当。関西弁
- ブル
「生物研究用備品」(いわゆるペット)として南極に連れていかれた犬。ハスキー犬と樺太犬の雑種。
実際に南極に連れていかれた犬であり、第十次観測隊の頃まで南極で生きた。
- ホセ
ブルと同じく、南極に連れていかれた犬。
血統もブルと同じ。
こちらも実際に南極で飼育されていた犬であり、第十七次観測隊の頃まで南極で生きた。
海上自衛隊
- 「ふじ」艦長
砕氷艦「ふじ」の指揮を執る一等海佐。
イラストが趣味であり、艦内を歩いていたホセをスケッチのモデルとした。
- 蟹江源三
海上自衛官。「ふじ」の写真長(いわゆる専属カメラマン)として、航海に同行する。
同艦を進水式の時から撮影しており、人一倍の愛着を抱いている。
- 護治郎(もりはるお/歯科長)
海上自衛官。「ふじ」に乗り組む歯科医。(28歳)
あらゆる者の歯を見たがる。声がでかい。
- 三田(みた)
海上自衛官。運用担当。
南極に行きたいあまり、人事担当の家の前を半裸で走ってアピールしていた。
難しい話を聞くと気絶する。
その他
- めぐちゃん
ほしくんの妻。しっかり者。学生時代は女子にモテた。