概要
『BURST OF DESTINY』で登場したフィールド魔法で、ふわんだりぃずに属している。
召喚権の水増しからサーチ、妨害と【ふわんだりぃず】の強みがこれでもかと詰め込まれたカードであり、同デッキにおいては最優先で引き込みたいカードの一つ。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル1の「ふわんだりぃず」モンスター1体を相手に見せ、
見せたモンスターとはカード名が異なる「ふわんだりぃず」カード1枚をデッキから除外する。
その後、見せたモンスターを召喚する。
(2):相手がモンスターの召喚に成功した場合に発動できる。
自分は「ふわんだりぃず」モンスター1体を召喚する。
解説
(1)は手札の下級ふわんだりぃずを公開することでデッキからそれ以外の「ふわんだりぃず」カードを除外し、見せたカードを召喚する効果。
召喚権を使わずに通常召喚できる上、下級ふわんだりぃずを除外することで下級ふわんだりぃずの共通効果で手札に回収することが可能となるため実質的なサーチとなる。
また除外状態を経由することに加えて、ふわんだりぃず×ろびーなやふわんだりぃず×いぐるんのサーチ効果に除外されている下級ふわんだりぃずの帰還効果をチェーンすることで灰流うららに妨害されることなくサーチできるのも利点。
他にも除外する対象がモンスターに限らないことを利用して「ふわんだりぃず」魔法・罠カードを除外し、ふわんだりぃず×とっかんの効果でサルベージすると言った方法でモンスター以外もサーチできる。
ふわんだりぃずにおける重要な展開札である一方、効果発動に際して相手に見せる下級ふわんだりぃずカードを手札に持っておく必要があるので1枚初動札ではない。このカードはあるが、下級ふわんだりぃずがないという状態は普通に手札事故なので注意。
展開を補強するカードではあるが、展開を開始できるカードではないという点は頭に入れておきたい。
(2)は相手の通常召喚に反応して「ふわんだりぃず」モンスターを召喚できる効果。
この効果によって相手ターンでの展開を可能にするだけでなく、妨害の起点となってしまうので相手の通常召喚を躊躇わせる副次的なメリットも存在する。
余談
しかし、その強力な性能と当時環境で活躍していた【ふわんだりぃず】の抑制を意識したのか2022年7月1日のリミットレギュレーションで準制限カードに指定され、続く2022年10月1日に制限カードに指定されてしまった。
その後、ふわんだりぃずの影響が環境から薄まったこともあり2023年10月1日改定で準制限に緩和され、続く2024年1月1日改定にて制限解除となった。
マスターデュエルでもOCG同様2022年10月28日の制限改定で準制限カード、2023年4月10日にさらに重い制限カードとなった。
カードイラストに描かれている地図は大西洋とその周辺地域を指していると思われ、この事からふわんだりぃずはグリーンランドを出発してヨーロッパ・北アメリカ・アフリカ・南アメリカを経由し南極へと向かっている様子。加えてこの地図には各ふわんだりぃずモンスターのカード背景と同じシンボルが描かれており、彼らの生息地を表していると思われる。