一般的なまちぶせは→待ち伏せ
概要
まちぶせは荒井由実(松任谷由実)が作詞・作曲した楽曲。編曲は松任谷正隆。
1976年に当時女優として活動していた三木聖子のデビューシングルとして発売。
1981年には三木と同じ事務所に所属する後輩であった石川ひとみがカバーし、石川にとって最大のヒットとなった。なお、石川はその後も三木のセカンドシングル「三枚の写真」、アルバム収録曲の「つぶやき」をカバーしている。
1996年には松任谷由実本人が、作曲当時の名前である「荒井由実」としてセルフカバーしている。
アイドルソング、昭和ポップスとして広く知られる楽曲であり、國府田マリ子、徳永英明、豊崎愛生、JUJU、桑田佳祐、上白石萌音…など、現代に至るまで様々なアーティストにカバーされている。
憧れの男性に密かに想いを募らせ、健気に、そして積極的に相手にアプローチをかける女性が描かれているが、アレンジを担当した松任谷正隆によれば「ストーカーの歌ですよね(笑)。メロディ(※松任谷はいかにも「歌謡曲」然としたメロディが、ユーミンの持ち味である歌謡曲らしからぬ世界観とは違うと感じていた)はともかく、詞は彼女でなければ書けない世界」と言及している。
また、作詞にあたってはユーミンが三木に聞いた実体験がもとになっているとされ、のちにカバーした石川も「自分もかつて同じような経験をしたことがあるので歌詞が素直に入ってきた」という旨の発言をしている。