「すみーとオレの共通点みつけちった!」
「え~なになに~?」
「オレたち名前に『三』がついてるー!大発見じゃね!?」
「ほんとだ~!かず天才~!」
概要
※この記事はメインストーリー・バクステ・イベントストーリー・アニメ・舞台などのネタバレを含みます。閲覧は自己責任でお願いします。
スマートフォンアプリ『A3!』に登場する斑鳩三角×三好一成のカップリング。
同じ夏組に属しており、同じ19歳(ACT1当時)で同い年であること、お互い名前に「三」が付いていることから出稼ぎでのコンビ名は「タメ年Wスリーペア」。
普段から一緒にいる描写が多く、原作からも仲の良さが窺える組み合わせである。
プロフィール
名前 | 斑鳩三角 | 三好一成 |
---|---|---|
所属 | 夏組 | 夏組 |
年齢 | 19歳(ACT1) | 19歳(ACT1) |
身長 | 175cm | 176cm |
誕生日 | 6月6日 | 8月1日 |
血液型 | AB型 | AB型 |
職業 | フリーター | 天鵞絨美術大学2年生(ACT1)→デザイナー(ACT4) |
出身高校 | 土筆高校 | 扶鼓高校 |
好き/嫌いな食べ物 | おにぎり/俵おにぎり | キャンディー/ネバネバ系 |
モチーフフラワー | ダリア | ハイビスカス |
趣味 | 三角のものを集めること | SNSの更新、スキューバダイビング |
家族構成 | 父・母・弟 | 父・母・妹 |
特技 | 動物と会話できる | イラストを描くこと |
弱点・欠点 | 三角形が好きすぎる | 空気を読みすぎる |
お互いの呼び方 | かず | すみー |
本編-Act1
※ここではメインストーリー及び公演イベントストーリー、公演カードのバクステを「本編」として記載する。公演イベント以外のイベントストーリー・バクステは「イベントストーリー&バクステ」にて記載する。
※各公演の派生CPについては「派生CP」にて記載する。
※原作の内容をベースに記載し、アニメ版・舞台版については特筆事項がある場合のみ、同項に記載する。
第2幕「克服のSUMMER!」
出会い
夏組入団オーディションにて天馬・幸・椋・一成の4人が入団することとなったMANKAIカンパニー。寮の部屋割りを決めることになり、幸が201、椋&一成が202、天馬が203号室を使用することに決まったところで、支配人から「劇団七不思議」の話を聞かされる。
支配人「時折、誰もいないはずの203号室から、謎の声が聞こえてくると言う……。」
203号室の前まで足を運んで聞き耳を立てると、確かに中から声がする。天馬と椋はもしや幽霊?と怯える。
支配人が呼んできた真澄が203号室を開くと、部屋はサンカクのもので溢れていて、その中に一人の青年がいた。
一成「……おにーさん、どなた~?」
三角「オレ?斑鳩三角~。」
青年の名前は斑鳩三角。春組旗揚げ公演の稽古が始まるより前からMANKAI寮に不法侵入して住んでいたという。
いづみ「三角くん、どうして寮に住んでたの?」
三角「行くところがないから~」
いづみが三角を勧誘し、三角は夏組のメンバーとなる。なお、部屋割りは結局天馬&幸が201号室となり、三角は1人で203号室を使用することになった。
他のメンバーが幽霊!?と怯える中、一番最初に三角に話しかけ、名前を訊ねたのが一成。ふたりの出会いの場面であることはもちろん、「203号室の幽霊」から「夏組の斑鳩三角」になるまでの第一歩でもあり、非常に重要な場面。
初稽古
新生夏組が5人揃い、いよいよ始まった初稽古。三角と一成がエチュードのペアとなる。一成がタレントの演技を始めるが、マネージャー役として応じた三角の演技力の高さに一同は驚かされる。
三角が一成をフォローする形で2人の初めてのエチュードは終了する。
はじめてのともだち
夏組旗揚げ公演の題目を決めるために集まった一同。「夏組」がなにかわからず首を傾げる三角に、一成が劇団の構成を説明する。幸の「意外と面倒見がいい」という言葉に一成は笑顔で答えた。
一成「だって、すみーとオレ、友達だもんね!」
三角「ともだち?」
一成「そ、そ。」
三角「えへへ!かずとともだち!」
そのあとに行った合宿での花火の際も、一成からの「トモダチ」という言葉に三角は「かず、てんま、トモダチ~!」とはしゃいでいる。
合宿は夏組5人の絆が深まった大きなイベントであり、その後のストーリーでも夏組で花火を行うシーンが度々描かれている。
特に、三角・一成に焦点の当たる夏組公演イベントではほぼ必ず「花火」がひとつのキーワードになっている。
一成の意見
旗揚げ公演「Water me!」での三角の役・魔人の立ち回りについて話し合う夏組。天馬たちは一成にも意見を求めるが、場の空気を壊したくないあまりどっちつかずな意見しか言わない一成を天馬が叱責する。
その夜、一成は監督の部屋を訪れ、中学までガリ勉で友達は一人もいなかったこと、高校デビューで友達を増やしたが相手の欲しい言葉ばかりあげてしまい本音を言い合えるような相手はいないことを打ち明ける。
監督と話して変わることを決意した一成は、翌日の稽古で自分の意見をしっかり説明し、彼の意見が採用された。
原作では三角と一成の絡みは多くない場面だが、アニメ版のこの場面は監督の部屋ではなくバルコニーとなっており、一成が過去を打ち明ける相手がなんと監督と三角の2人になっている。
一成「……嫌だ……オレ、夏組のみんなとは、もっと深いところで繋がりたいから」
三角「……オレもかずと繋がる!」
次の日、みんなの前で自分の意見を言うシーンでは、三角がなにも言わずに見守っている。一成がきちんと意見を言えると、嬉しそうに笑いかけた。
この変更には誰もが驚き、多くのファンを歓喜と困惑の渦に突き落とした。
それ以外にもアニメ版では一成あるところに三角ありというくらい、一成がいるところにふらっと三角が現れるという描写が多く見られ、毎回タイムラインをざわつかせた。
夏組第二回公演「にぼしを巡る冒険」
準主演が決まった一成は、座長と衣装係の兼任で苦しむ幸を助けようと彼に何度も声を掛けるが、素気なく断られてしまう。
一成がひとりで部屋にいると、天馬が訪ねてくる。
一成の台本の落書きを見た天馬が猫の絵を描いていると、今度は三角が部屋を訪ねてくる。
三角「最近かずがなんとなく元気なかったから、さんかくおにぎり持ってきた〜。おにぎり食べると、こころがぽかぽかになるよ。」
一成「ありがとう、すみー!」
天馬と三角がお互いの絵を見て言い争いを始めたので、一成は絵の描き方を教える。
天馬「稽古の時も今くらい、素直に思ったまま言った方がいい。」
一成「え?」
天馬「ずけずけ言ってぐいぐい行くくらいがクロには丁度いいんだからな。変なところで消極的なんだよ、お前。」
三角「うんうん。絵を教えてくれるかずは、お兄さんみたいだった!」
2人の言葉に背を押され、勇気を出して幸の衣装に意見をした一成だが、幸を怒らせてしまったと落ち込む。だが幸のためになにかしたいと思った一成は、椋の言葉にヒントをもらい、「にぼしを巡る冒険」の絵本を作る。
それを見てインスピレーションの湧いた幸と一成がデザインを進めていく様子を他の夏組3人は陰から見守り、こっそり差し入れのおにぎりを置いていった。
夏組第三回公演「抜錨!スカイ海賊団」
初代座付き作家である三角の祖父・斑鳩八角が好きだったという海賊モノで主演に立候補した三角だが、祖父はどんな人物だったのかと問われ、彼の顔や言葉を思い出せないことに気がつく。
調子が悪い三角に理由を聞いた夏組は、八角を思い出す手がかりを探すために彼が遺した地図をもとに宝探しをするが、八角の宝は斑鳩家の遺族に持っていかれた後だった。
実家に行きたがらない三角の代わりに椋と監督が何度も斑鳩家を訪れ、三角の弟・円の協力を得て八角の宝を手に入れる。そこには八角の言葉が残されたボイスレコーダーと初代夏組の稽古風景の写真が入っていた。
八角の言葉を思い出した三角は主演を務めあげ、夏組第三回公演は大成功に終わる。
千秋楽の後、公演前に行った紙飛行機大会で優勝した三角のお願い「夏組のみんなでまた、花火がしたい!」を叶える夏組。
一成の花火文字の写真を見て三角ははしゃぐ。
三角「きれーい!」
一成「すみーも撮ってあげる!」
三角「うん!」
監督「やっぱりサンカク?」
三角「ううん、じーちゃんの顔〜。もう忘れないように何度も描いておくんだ〜。」
でもどうして忘れてしまったのだろう、と落ち込む三角に、椋が今は嫌なことより楽しいことがいっぱいあって、さびしくないからではないかと言う。
天馬「お前に最高の仲間と最高の芝居を見せろって言ってたんだから、今ごろ喜んでる。」
みんなの言葉を聞いて再び笑顔になる三角。
一成「テンテンのいう通りでしょ!夏組最高〜!」
三角「うん〜!夏組最高!」
花火の後、後片付けを終えたところで一成が声を上げる。
一成「あ、すみー、みてみて!空におっきいサンカク!」
三角「どこ〜?」
一成「あの明るい星三つをつなげるんだよ」
三角「星三つ……?」
一成の言葉を引き継ぎ椋が夏の大三角形の説明をするが三角の反応がない。
一成「あ、あれ?どしたの、すみー?」
三角「あのね、じーちゃんのこと思い出してた。あ、でもこれは、さびしいからじゃないよ!」
一成「そっか!」
最後に線香花火をしながら、三角は「人生で三つの宝を見つけられたら、お前はきっと幸せになれる。」という祖父の言葉を思い出す。
三角(じーちゃん、宝物三つ見つけたよ。さんかく、お芝居、それから……仲間――きっとこれが、オレの幸せのさんかく)
三角(おっきいさんかくのお星さま、どうか、また来年も、みんなと一緒に花火ができますように――)
イベントストーリー全体としては夏組5人の場面か、椋が奮闘する場面が多く、三角と一成の絡み自体は多い方ではないが、三角の過去や家族のことが明らかになった重大なイベント。
なお、舞台版では夏組4人と十座で斑鳩家を訪れたりと、原作よりも一成が出てくる場面が多い。なによりセリフだけでなく動きも見られるため、喋っていない場面でも非常に距離が近い様子が窺える。
公演カード【さんかくヴァイキング】バクステ「スカイ海賊団・エピローグ」
夏組がそれぞれの思う「抜錨!スカイ海賊団」の後日談を語る。一成はポールがスカイたちと仲良くなり、彼らに食べ物を贈るというストーリーを語った。それを聞いた幸や天馬にはなぜ海軍と仲良くなっているのかと突っ込まれる。
一成「え〜。だってポールだけ敵って寂しいじゃん!オレもみんなと仲良くしたい〜!」
椋にも突っ込まれるが、三角は一成の意見を肯定する。
三角「オレはいいと思う〜。みんな仲良くがいちばん!」
一成「オレの味方はすみーだけだよ〜!」
ここで2人からハートのエフェクトが出るのに注目。
天馬&幸、椋の話も聞いた後、最後に三角が自分の考えた後日談を話し始める。
財宝の隠された洞窟に辿り着いたスカイ海賊団。しかしそこに海軍が攻めてきて、スカイとポールは交戦する。
その時洞窟が崩れ、岩に押し潰されそうになったポールをスカイが助ける。
ポール「……なぜ助けた。金か?それとも捕虜になれとでも?」
スカイ「金も捕虜もいらない。――ポール、俺の仲間になれ!」
三角が語ったのは、4人全員の希望を盛り込んだエピソード。ポールだけ敵なのが寂しいと言った一成のためにポールが仲間になるというストーリーになっている。
なお、舞台版の夏組第三回公演ではこの三角の考えたエピローグが一部採用され、最終的にポールが仲間となるストーリーに変更されている。
詳細は「派生CP」にて記載。
本編-Act2
第6幕「続 克服のSUMMER!」
夏秋地方公演
十座の弟である九門がMANKAI寮を訪ねてくる。夏組はコメディばかりでかっこ悪いから秋組に入りたいという九門に幸は入団時の天馬と同じだと言う。
三角「『コメディはオレのカラーにそぐわない』……。」
天馬「なんで覚えてんだ、そんなセリフ!」
一成「すっげー!すみー、ちょー似てる!」
三角「えへへ〜。」
とりあえず九門は地方公演の手伝いでついてくることになる。三角は新幹線の駅弁でさんかくのお弁当があったか問う。
一成「すみー、おむすび弁当が入ってるよ。」
三角「やった〜!」
どこにいても仲良しで大変かわいらしい。
舞台版は、夏組の地方公演を九門が動画撮影している場面から始まる。
「楽園オアシス」の冒頭を歌ったあと、袖にはけた2人は顔を寄せて会話する。
天馬のチャンス
地方公演を経て本気で劇団に入りたいと言う九門に、監督は試練を与える。それまで九門は三角の部屋に泊まり、天馬が面倒を見ることになるが、天馬に大きな映画オーディションの話がくる。合流は3ヶ月後でパリでの撮影だと聞くと、一成が声を上げた。
一成「フランスといえばモンサンミッシェル!」
三角「モンサンミッシェル?」
一成「サンカクっぽい修道院だよ〜。」
三角「さんかく!?オレも行きたい!」
三好一成、斑鳩三角を喜ばせる天才である。
舞台版では、九門の面倒を見る天馬を見て、2人でバーレッスンをしながら会話をする場面がある。
ウルトラマルチクリエイター
九門が夏組に入り、第四回公演は野球モノに決まる。その頃、妹の誕生日のために実家に帰った一成は家族に進路のことを聞かれ言葉に迷う。やりたいことがたくさんあって一つを選べないのは、ただ周りにいい顔をしたくて選んだことだったからではないかと悩む一成だったが、監督にやりたいことがなくて迷っているわけではなく一つも手放したくないから迷っているのではなないかと言われ、一成はウルトラマルチクリエイター(UMC)になることを決意する。
調子を取り戻した一成はチラシのラフを何種類も持って稽古場にやってくる。
一成「これがポップ寄り、こっちがクール系、こっちは日本画テイスト、こっちがキュンキュン系、これが三角系――。」
三角「さんかく〜!」
三角を喜ばせるためにすかさずサンカクを生み出す一成。その優しさと特別扱いは筆舌に尽くしがたい。
その夜、父親に自分の進路のことを電話で話す一成。やりたいようにやりなさいと背中を押され、一成は笑顔で応えた。
なお、舞台版では序盤から一成がなにかに悩んでいることに気づき何度も「かず、どうしたの?」「かず、大丈夫?」と三角が声をかけている。(かずのぶん、とおにぎりを渡す場面もある。)
「なんでもない」「大丈夫」と返す一成に、三角も笑顔を返すが、その後も心配そうにずっと一成に視線を向けている。
そして一成が悩みを吐露する場面は、原作では一成と監督の2人の場面だが、舞台版では三角も含めた3人の場面(監督は舞台上にはいないので、舞台上は2人きり)の場面になっている。
九門の体質
オーディションには落ちた天馬だが、別の役で急遽出演が決まり1週間パリに行く。天馬不在の中での稽古は思うように進まなかったが、幸の一言で一点集中で苦手を克服することにし、無事に成長を遂げる。
しかし、公演が近づくにつれ九門が体調を崩しがちになる。疲れが出たのだろうと思っていた夏組メンバーに、椋と十座が九門の体質について打ち明けると、夏組のメンバーは九門に過去の公演の話をする。天馬がトラウマを抱えていて、旗揚げ公演のゲネプロは散々だったこと。第二回公演は幸が衣装係と座長の兼任で苦しんだこと。
三角「かずのおかげで復活〜!」
第三回公演の時はみんなで三角の宝物を探したこと。誰もがそうやって乗り越えてきたこと。
今度はお前の番だと励まされ、九門は微熱を出しながらも初日の公演をやり遂げた。
最後の壁
今日はアドリブが良かったと監督に褒められた夏組。
一成「っていうか、テンテン、いきなりすぎ!」
幸「一成がうまく拾ったよね」
三角「ナイスキャッチ!」
一成「あり〜!」
そんな賑やかなやり取りを見た九門は、アドリブが持ち味の夏組の足を引っ張らないかと大きなプレッシャーを感じ、千秋楽前夜に再び熱を出してしまうが、夏組・十座・万里・莇などの協力でどうにか千秋楽を最後まで駆け抜け、野球部時代のバッテリー・山口とも和解した。
記載した以外にも、三角と一成の細かな掛け合いがたくさんあり第6幕通して必見。
夏組第五回公演「SHI★NO★BI 珍道中」
第1話
寮の倉庫で課題制作をしていた一成。ようやっと仕上がったその時、監督と三角が訪ねてくる。
三角「さんかくおにぎり、持ってきた〜。」
一成「あ、二人とも、ありがと〜!ちょうど、今終わったとこ!」
監督「本当!?お疲れさま!」
三角「かず、おつかれ〜。がんばった〜。」
一成「へへへ!」
監督と三角に褒められて嬉しそうな一成。
三角「みんなにも見せよ〜!呼んでくる!」
行ってしまった三角に、わざわざいいのにと言いつつおにぎりを食べる一成。
夏組全員が倉庫に集まり、一成の作品を見る。一成の制作した大きな日本画に一同は感嘆の声を上げつつ、夏組題五回公演の準備が始められそうだと話す。
第2話
夏組第五回公演として、忍者を題材にした「SHI★NO★BI 珍道中」を上演することになった夏組。メンバーからの推薦で一成が主演のキイチ、三角が準主演のヨシマルを務めることに決まる。
椋「カズくんと三角さんのコンビなら、脚本の雰囲気にも合ってそうです。」
三角「オレ、ヨシマルやる〜!」
一成「がんばろうね、すみー!」
三角「うん!かずとのお芝居たのしみ〜!」
二人は頑張ろうと話す。
第3話
張り切っていた折、一成は大学の教授に呼び出され、自分に海外留学の推薦が来ていることを聞かされる。だが留学するなら今すぐ準備を始めなくてはならず、確実に公演期間と被る。相談のために実家に帰ると、偶然母が中学の卒業文集を出していたため読んでみる一成。過去の自分は「『今、その時』を大事に」というメッセージを残していた。
父親には一成が選んだ道ならどんな道でも応援すると背を押され、結論を出せないまま帰寮する。バルコニーで悩んでいると、屋根から三角が降りてきた。
三角「よーいしょ〜。」
一成「うわあ!?びっくりした……。すみー、どっから来たの?」
三角「屋上で猫さんとお月見してた〜。」
一成「お月見か〜。」
三角「……この紙、かずの?」
一成「あ――。」
三角「留学……?」
一成「ええと……。……今度、みんながいる時に説明するよ。」
三角「……。」
「留学」の文字と一成の様子に三角は顔を歪めた。
第4話
読み合わせの稽古でいまひとつテンポの合わない二人。
天馬「一成と三角、お前らいつものテンションと勢いはどうした。」
リーダーからもセット扱いされている様子である。
テンポを掴むためにも明日から立ち稽古をしようという話になり稽古は終わるが、ランニングの提案をされ朝か夜どちらかだけがいいと言う一成。用事でもあるのかと問われ、夏組全員と監督に留学の話をする。まだ迷っているが、とりあえず面接に必要な課題だけは進めておこうと思うと話すと、リーダーの天馬からも了承を得られた。
一成「……でさ、こんな状況だし、せっかくみんなに薦めてもらったけど、主演は交代したほうがいいかもしれない。」
一成はそう言ったが、天馬は主演は一成が一番合うと思うから主演は変えず、もし留学が決まればそのときは天馬がキイチを演じるという。だから安心してじっくり考えろと言われ、一成は頷く。
一成「準主演のすみーにも、いろいろ迷惑かけちゃうと思う。本当にごめんね……。」
三角「……ううん!だいじょうぶ、だいじょうぶ〜。」
三角は安心させるように言うが、なにか思うところがある様子だった。
第5話
役作りと息抜きのためにかくれんぼをする夏組。倉庫に隠れた一成は偶然天馬と一緒になるが、課題が真っ白なまま進んでいないことを指摘される。迷うのは構わないが逃げてるだけならキイチ役は天馬がもらうと言われる。
一方、早いうちに見つかってしまった椋と三角は一成の話をする。
椋「カズくんは何も言わないけど、きっと苦しんでると思います。」
同室の椋から一成の様子を聞き、顔を曇らせる三角。せめて応援してあげたいという言葉を聞き、考え込む。
第6話
三角の様子もおかしいことに気づいていた監督は、三角を買い物に誘い、その道中で二人は一成の父と出会う。
三角「かずのお父さん、なんで、オレのこと知ってるの?」
父「いつも一成が夏組のフライヤーや写真を見せてくれてね。すみーくんの話もよく聞いてるんだ。」
一成の父が「すみーくん」と呼ぶところに日頃どんな調子で彼の話をしているのかが顕れている。
一成の大学の展覧会にいくと聞き、三人で会場に足を運ぶ。
三角「あ、かずの絵、発見!」
嬉しそうに笑う三角。
三角「かずの絵はいつもキレイでカッコいい〜。」
一成の絵を褒める二人に、一成の父は一成が絵に興味を持った時の話をした。ふらりと立ち寄った美術館で一成が食い入るように絵を見ていたこと、勉強ばかりだった一成が初めてねだったものが画材だったこと、高校ではもっと遊んで、もっと絵を描きたいと言われた時はうれしかったこと。
彼は以前の一成なら留学の話に悩むことなく喜んで飛び出していっただろう、悩むのはようやく勉強と同じくらい夢中になれるものを見つけたということなのだろうと話す。
父「大好きだった勉強と絵以外に、大切なもの――。」
三角「???」
父「劇団や仲間たちができたことが、とてもうれしいんです。」
三角「……かずは、オレにとっても大切なともだち。」
あの時美術館に立ち寄ったのは、運命だったのかもしれないと彼は言う。
父「一成と絵を出会わせてくれて、ひいては劇団とそしてすみーくんたちに引き合わせてくれたのだから。」
第7話
一成の父と別れ、三角は監督に自分の気持ちを話し始める。
三角「オレ、かずから留学の話を聞いてから、ずっともやもやしてたんだ。すごいことなのに、なんでか『がんばって』って言えなかった。もやもやして、そんな自分がいやだった。オレはかずのともだちなのに。よろこんで、応援してあげなきゃいけないのに……。どうして、オレ、こんなもやもやした気持ちになっちゃうんだろう。」
監督「……それは、一成くんが留学しちゃうことが寂しかったからじゃないかな。」
三角「さびしい……?そっか……。オレ、じーちゃんがいなくなったときも、こんな風に胸がきゅうってなって、もやもやした気がする。でも、この劇団に入って、そんな気持ち忘れてた。ずっとさびしくなかったから……。さびしいって、こんな気持ちだったんだ。オレ以外のみんなも、こんな気持ちなのかな。」
監督にきっと一成も同じだ、友達としてしてあげられることもあるのではないかと言われ、三角は決意を固める。
三角「……応援してあげること。かずが、ちゃんと自分の気持ちに正直に選べるように。……かずには、いつも笑っていてほしいから。」
相変わらず制作が進まない一成が、倉庫で助けてと声に出すと、いないと思っていた幸がいいよと応える。
三角「かず、お絵描きしよ!」
三角が、一成が元気がないから今日は稽古休んでみんなで絵を描こうと言い出したらしい。
三角「ほら、かずも!何色使う〜?」
一成「え、ええと……じゃあ、緑にしよっかな。」
三角「じゃあ、お題出すね〜。最初はさんかく!」
みんなでサンカクを描き始める夏組。一成もこんな場合じゃないかもと思いつつ、みんなの気持ちも汲み筆をとる。
一成「よ〜し。一番おっきなサンカク描いちゃうよ〜!」
三角「描こう描こう〜!」
一頻り盛り上がり、一成はひとときだけでも気分転換をすることができた。
第8話
みんなで絵を描いた夜、三角が屋根の上にいると、一成が屋根に登ってくる。
三角「かず、どうしたの?ここに来るのめずらしいね。」
一成「今日のお礼〜。」
三角「あ、さんかくおにぎり!」
一成「特別に、さんかくクン仕様!海苔とか野菜で顔と手足作ったんだ〜。」
ここでも「特別」を発揮する一成。ゲーム全体を通してよく見られる描写だが、毎度ファンを絶叫させている。
三角「すごーい!ありがとう!」
一成「えへへ、こちらこそ!」
三角「かずが笑ってくれてよかった。」
一成「え?」
三角「かずはともだちだから。大切で、特別な。」
三角にとっては、はじめてのともだちでもある一成。大切で、特別なともだちなのは当然だが、言葉にして伝えたのはこの時が初めて。
三角「……ここからね、天気がいいと大きなさんかくのお星さまが見えるんだよ。」
一成「夏の大三角形?」
三角「そう〜。」
一成「第三回公演のときに一緒に見たよね〜。」
三角「うん。今日は見えないけど……。」
一成「残念。」
三角「でも、明日は見えるかもしれない。かずの絵も、今日は描けなくても明日は描けるかもしれない。だから、大丈夫だよ。」
一成「……うん。ありがと、すみー。」
三角「よしよし〜。」
そんな二人を陰から見守っていた他の四人も屋根に登り、おにぎりを差し出す。みんなでおにぎりを食べ始めたところで、三角がヨシマルの役柄でエチュードを始めた。突然始まり突然終わったエチュードだが、キイチもヨシマルも今のが今までで一番良かったと褒められる。
やっぱりキイチは一成にやってほしいが、自分自身の気持ちを大事にしろという天馬に一成は答えを出す。
一成(将来のため、じゃない。今、一番自分が大事にしたいことはなんなのか。あとで後悔しないために自分の気持ちに正直になる……だったら、もう答えは出てる)
三角「かず……?」
一成「……あのさ、最近絵が描けなかったんだ。今までデザインが浮かばないことがあっても、絵が描けないことはなかった。どうしてか分からなかったけど、今分かった気がする。きっと、描きたくなかったんだ。」
椋「……描きたくなかった?」
一成「絵を描いてしまったら、後には戻れないと思ったから。絵を描くってことは公演じゃなく、絵を選ぶことだって、なんとなく感じてたんだと思う。それってさ、つまりはもう選んでたってことだよね。オレの気持ちがちゃんと。」
謝罪とお礼を言った一成は、一つのわがままを口にする。
一成「……花火がしたい!千秋楽が終わったら!」
第三回公演の前、三角が願ったのと同じ願い。それは公演に出るという答えそのものだった。
三角「かず……。」
一成の出した結論に嬉しそうに笑う夏組一同。
三角「一緒にがんばろ〜!」
一成「うん!」
第9話・第10話
迎えた初日、無事に公演は成功する。驚くほど一成と三角の掛け合いが多い必見の公演内容は「派生CP」にて記載。
第11話
千秋楽の後、一成がシャワーの後集合するように声をかける。何をするのか問われて一成と三角は満面の笑みを見せる。
一成「何って、もちろんアレっしょ♪」
三角「アレ〜!」
夏組と監督は河原に移動する。
一成「さ〜て、今年もやってまいりました!毎年恒例夏組花火大会〜!」
三角「ひゅーひゅー!」
みんなで花火文字をしようと一成が言って、たくさん写真を撮ったあと線香花火をするが、三角の大声に驚いてあっという間に天馬の線香花火が落ちてしまう。
三角「ほら〜、大きなさんかくのお星さま!」
九門「?」
三角「あの星をつなげると、大きなさんかくになるんだよ〜。夏の大きなさんかくっていうんだって〜。」
一成「今日はキレイに見えてるね〜。」
三角「ね〜。また見られてよかった〜。」
三角が、明日は見えるかもしれないと一成の絵に重ねて言った夏の大三角形。また、第三回公演の時に夏の大三角形のことを三角に教えたのは他でもない一成で、二重三重に意味を持つ場面である。
線香花火が早く落ちた天馬が全員分のアイスを買いに行く中、一成はみんなで作った「SUMMER」の花火文字の写真をインステにアップした。
総括
恐らく後にも先にも公式最大供給と呼べるであろうストーリー。(二人の絡みがあまりにも多くこのストーリーだけ各話で区切って記載せざるを得なかったほど。)
三角が「かずが笑ってくれてよかった。」「かずはともだちだから。大切で、特別な。」と一成に直接伝えるなど、三角から一成への気持ちが明文化されたイベント。メインストーリー第2幕で一成というはじめてのともだちができたことで「さびしい」という気持ちを忘れていた三角が、その一成がいなくなるかもしれなくなって初めて「さびしい」を思い出す点にも、三角にとって一成がいかに特別なのかが顕れている。
「花火」や「夏の大三角形」という第三回公演と共通のキーワードが出てくるところにも二人がともに重ねてきた時間や心を感じることができる。
みすかずが気になる!という方はとりあえずこのイベントを読むことをおすすめしたい。
夏組第六回公演「花の王子さま」
第六回公演は椋が主演の王子さまモノに決まったが、椋は王子への思い入れが強すぎてプレッシャーを感じてしまう。そんな中、買い物中に自転車に轢かれそうになった女の子を助けて椋が自転車と接触してしまう。
一成「むっくん、ケガ大丈夫!?」
三角「いたいのいたいのとんでけー!」
椋「大丈夫だよ、かすり傷だから。」
一成「ホント?」
三角「よかった〜。」
一成「むっくん、見て見て!じゃーん!」
椋「?」
一成「むっくんが好きな漫画『ストロベリー☆ドロップ』のコラボお菓子〜。」
椋「え?どこにあったの?ボクも捜したけど、売り切ればっかりだったのに。」
一成「すみーが見つけてきてくれた!」
三角「おばーちゃんに売ってるお店教えてもらった。むく、がんばってるから、さんかく賞〜。一緒に食べよ〜。」
椋はお礼を言うが、お菓子を落としてしまう。
三角「袋に入ってるから大丈夫〜!」
一成「食べよ、食べよ!」
数日後のフライヤー撮影中も、何度も物を落としてしまう椋を見て九門が椋の手首の怪我に気づく。撮影は中止となり、椋は思わず走って行ってしまう。九門が椋を見つけたところで、この間助けた女の子がお花を持ってやってくる。他のメンバーがエチュードで女の子に求愛するが、女の子は椋にお花を差し出した。
病院から帰った椋は、陸上で怪我をしたときのことを思い出して言い出せなかったと話す。九門は昔から椋は王子みたいだったと言い、天馬は自信を持てと励ます。
三角「むくはちゃんとキラキラの王子さまだよ。」
一成「そうだよ、むっくん。舞台の上でさいっこうにキラキラしちゃお!」
みんなに励まされ迎えた初日、やり遂げた椋と九門は泣き出す。
一成「はいはーい、ストップストップ!涙は千秋楽にとっとこ!」
三角「むくも、くもんも笑って、にこにこ〜」
全体を通して三角と一成はセットで出てきて椋や九門を励ます場面が多く、二人でお兄さんしている姿がたくさん見られる。
本編-Act3
第10幕「夢の跡」
お見舞い
2度目のタイマンACTを経てGOD座と和解したMANKAIカンパニー。その頃天馬は初代夏組リーダーの日向紘と仕事で一緒になるが、熱くなりすぎて撮影で怪我をして入院する。
一成「……ワレワレハ三角星人ダ。」
三角「……地球ヲ征服スルゾー。」
落ち込む天馬を元気づけるために宇宙人の芝居をする一成と三角。
一成「地球人ガ起キタゾ。」
三角「捕マエロー。」
目が覚めた天馬のギプスには夏組からのメッセージがたくさん書かれている。
三角「えへへ〜。早く治るおまじない!」
一成「これ見て元気出しちゃって!」
ニコテン大作戦
天馬が退院すると、カンパニーでは初代組とのタイマンACTが決まっていた。主演に天馬が手を上げ、三角も円と父の九角に観せるために出たいと名乗り出る。
一成「すみーのお芝居、きっと、まどちんも喜ぶよ!」
出演メンバーが決まり、根を詰めて稽古する天馬。その様子を心配し、一成発案で夏組は合宿に向かう。
三角「とうちゃーく!」
一成「着いた、着いたー!」
天馬は遊んでる場合ではないと帰ろうとするが、なんとか引き止め稽古を始める。だが天馬は失敗続きで調子が出ない。
一成「まだまだ!ここまで来たんだし、なんとかなるって!」
三角「てんまをニコニコにする〜!」
一成「名付けてニコテン大作戦!」
旗揚げ公演の時の合宿のようにみんなでカレーを作るが、焦がしてしまい更に落ち込む天馬。
一成「よし、次の作戦決行!」
三角「オー!」
今度はお風呂で九門が持ってきたプラネタリウムを映す。
三角「あそこにさんかくの星見つけた!」
一成「あ、ほんとだ!」
ここでも夏の大三角形の話をする二人。
九門のプラネタリウムは花火を映すこともでき、それを見て花火をしたいという話になる。
ひまわり
次の日、椋が天馬をひまわり畑に連れて行き、天馬にはいつでもひまわりのように胸を張っていてほしいと告げる。合流したほかのメンバーも、天馬はひまわりみたいだと言った。調子を少し取り戻した天馬がその夜、天馬が監督と話していると一成がネズミ花火を持って背後に迫る。
一成「着火!」
三角「GO!GO!」
夏組恒例の花火を行う二人。夏組メンバーの行動に天馬は終止笑いが止まらなかった。
一成「これで本当の作戦大成功〜!」
三角「やった〜!」
一成「ロケット花火〜!」
三角「さんかく発射〜!」
最後の花火を終えると一成が笑って言った。
一成「……最後にテンテンと笑顔で思いで作れてよかった。」
三角「そうだね〜。」
合宿所は売却が決まり、今月までしか使用できないのだという。だから最後に思い出を作りたかったという一成に、まだ合宿は終わりじゃないだろうと天馬は言った。
次の日、初代秋組リーダー栗生善がやってきて、合宿所を買い取ったのは彼で使いたければまた使っていいと言われる。善からアクションに必要な「殺意」についても学び、合宿は実りあるものとなって終了する。
新説・クロウ伝
綴も春組の協力でスランプを抜け、脚本が完成する。兄弟役に苦労する三角と真澄も、三角が円と小さかった頃やりたかったという紙飛行機をして関係性を掴む。
迎えたタイマンACTの日、両者最高の芝居の末、タイマンACTは僅差で新生組の勝利に終わる。
一成「すみーもまっすーとのコンビばっちりだったね!」
三角「楽しかったー!」
すみーとまっすーのコンビ、ではなくすみーにまず話しかけにいっているところに注目。
三角は観に来た父親の九角とも和解し、円とも話すことができた。勝利の景品ということで、初代組からは八角の残した劇団員全員が出演する「満開公演」の構想を託されるのであった。
夏組第七回公演「+3 Ghosts」
家族
第七回公演はダンスがテーマの演目を上演することになった夏組。
一成「ダンスが得意なすみーが活躍できるね!」
三角「がんばる~!」
脚本が上がり、三角が主演の浩成に、九門が準主演の空に立候補する。他のメンバーの役の希望も見事にばらけて円満に配役が決まる。
円を誘いたいが家に誘いにいくことを躊躇する三角に、真澄が大学に来ればと提案する。真澄が大学で三角を待っていると、タイミングよく円と会う。夏休みに家族で墓参りに行くという円に、それは三角もいくのかと問うと、円は顔を曇らせる。
円「……今更そんな家族面するなんて、都合が良すぎるよね。」
その言葉を聞いてしまった三角は、二人に声をかけずに帰ってしまう。
九門もまた、みんなでコンクールを目指すストーリーに甲子園を目指していた自分を重ねて未練が顔を出してしまい、調子が出ない。
稽古終わり、円はいつ来るのかと聞かれた三角は、父の手伝いが忙しくて来られないようだと言う。様子のおかしい三角が気になりメンバーが真澄に聞きにいくと、三角は結局大学に来なかったと言う。もしかして、と真澄が円が言っていたことを伝えると、夏組メンバーは二人が仲良くなれるきっかけを作ろうと相談し、八角が好きだった初代の海賊公演の映像を探す。椋は斑鳩家を訪ねて円にきくが、心当たりはないと言う。映像は手に入らなかったが、椋は円にもう一つお願いをする。
夏祭り
相変わらず調子が出ない三角と九門のために、稽古を早く切り上げる夏組。
一成「これから、みんなで夏祭りに行こうよ!」
椋「今日から天鵞絨商店街で夏祭りなんだ。」
一成「特設ステージで劇団のPRする時間があるから、そこで公演のPRをしちゃおうってわけ!しかも最後には……どっかーんと花火も上がるんだよん。」
三角「花火!?見たい!」
一成「でしょ、でしょ!」
花火は夏組の代名詞だが、中でも一成と三角の花火好きは筋金入りである。
夏祭りでダンスをして劇団のPRをした後、見に来ていた円と合流する。
三角「――え?まどか?」
一成「せっかくだから一緒に夏祭りを楽しもうと思って、誘ったんだ~。」
せっかく会うことができた兄弟二人だが、よそよそしさが抜けない。
三角「――オレ、おにぎり買ってくるね!」
耐えられなくなった三角はそう言って走っていってしまう。
一成「……オレも行ってくる!みんなは観覧席で待っててー!」
一成がひとり、三角を追いかける。この一行を読んだ瞬間の胸のざわめきは一生忘れられない。
監督「三角くんのことは一成くんがついてるから大丈夫。」
二人で見る花火
三角「やっぱり、オレは弱虫でかっこ悪いお兄ちゃんだ……。」
一成「すみー!やっと追いついたー……!」
三角「かず……。」
一成「すみー、やっぱ足速いね。走ったらのど渇いちゃった。ラムネ買ってこよっか。」
二人はラムネを買いにいく。
一成「は~!ラムネおいしいね。」
三角「うん。」
その時、花火が上がる。
三角「あ、花火、始まっちゃった……。」
一成「ここ意外と穴場だし、ここで見ちゃお。今の花火、いい感じ~。」
三角「いいの撮れた~?」
一成「ばっちり!サンカクの花火も撮れたよん。インステあげよ。」
スマホで写真を撮るのが好きな一成に三角が「いいの撮れた?」と問い、サンカクが大好きな三角に「サンカクの花火も撮れた」と話す二人。お互いの好きなものを理解して尊重し合う姿の尊さは筆舌に尽くしがたい。
三角「へへ。」
一成「すみー、やっと笑った。」
三角「――。」
一成「すみーさ、本当にまどちんに公演観てもらわなくていいの?誘えなかったんでしょ?」
三角「……やっぱり、バレちゃった。」
一成「そりゃあね。」
三角「せっかくますみが協力してくれたのにね。ますみにも謝らなきゃ。……タイマンACTの後、まどかはオレのお芝居をほめてくれたし、紙飛行機も一緒に飛ばしたいって言ってくれた。すごく嬉しくて、これから仲良くなれるかなって思ったんだ。でも、まどかが『今さら家族面するなんて都合がいい』って言ってるのを聞いて、そんな簡単なことじゃないんだなって。もちろん、まどかはそんなつもりで言ったんじゃないと思う。でも、心のどこかで、また嫌われたらどうしようって思っちゃうんだ。まだ時間もあるし、そんなに急いで仲良くなろうとしない方がいいのかなって思ったら、どうしていいかわからなくて……。」
あまり自分のことを多く話すタイプではない三角が、一成一人に対してこれほどの胸の内を打ち上げるということに無限のえもさを感じる。
一成「そっか……。今のすみーが、時間をかけたほうがいいって思うなら、それでもいいと思うよ。オレも、未来に後悔するよりも、今の自分の気持ちを大事にしたいと思ってるからさ。すみーの今の気持ちを大事にして、やりたいことを、やりたいようにやったらいいと思う。」
三角「今の気持ち……。」
一成「それで、いつか今年の夏を思い出した時、あーいい夏だったな~って思いたいじゃん。不思議だけどさ、夏ってそういう季節だよね。」
三角「うん……今までの夏も夏組のみんなと過ごした夏は、どれも大切で、すごく楽しかった。今年もそんな夏にしたい。」
一成「できるよ、すみーなら。」
三角「ありがと。」
一成「よし、インステ投稿!」
『#今年も最高のSUMMER!
#夏の大サンカク
#すみーと一緒に!』
一度きりの夏
花火が終わり、三角と一成が戻ってくる。
一成「――あ、いたいた!」
三角「まどかは?」
ちょうど円が帰ってしまったところでみんな残念がるが、三角は気にしないでと言う。
数日後、九門がこのままでいいのかと零すと、幸が斑鳩兄弟のことも九門の芝居もこのままで幸がいいわけないと言う。その時偶然山口に会って試合に負けたこと、それでも悔いはないことを伝えられる。
野球への未練によって感情移入しすぎて役を壊してしまうことを恐れていた九門だが、幸に活を入れられ前を向く。
紘に初代海賊公演のビデオは八角の別邸にあると聞きいた夜、九門が持ってきた3年前の花火をする夏組だが、湿気っていてどれもつかない。
一成「あ、まだ一つ残ってるよん!着火〜!」
三角「点いた!」
たくさんの花火をして、ねずみ花火しか点かなかった夏。一生に一度、絶対に忘れないだろうとみんなで話す。
九門にこの夏したいことをきかれて、三角は応える。
三角「うーんと、みんなと最高のお芝居したい。」
九門「うんうん、オレも!それから?」
三角「……まどかに、公演を観てほしい。一緒に紙飛行機も飛ばしたい。初代の海賊公演も観たい!欲張りかな?」
九門「全然!」
一成「そういうのは、どんどん欲張っちゃおー!」
後日、みんなで斑鳩家を訪れる夏組。恐怖を消しきれない三角をみんなで励ます。
一成「そうそう、オレたちがバッチリ守っちゃうからさ。」
円にお願いごとが三つあるという三角。一緒に紙飛行機を飛ばしたい、今度の舞台を円と父親に観てほしいと願い事を二つ口にすると、円も三角に一緒に祖父の墓参りに行ってほしいと願う。その近くには祖父の別邸もあると聞き、隠れていたメンバーも出てきて盛り上がる。
もう一つの願いはなにかと問われ、三角は嬉しそうに笑う。
三角「それはもうまどかが先に言ってくれたから、いいんだ。」
その前に公演を絶対に成功させると言って、三角は祖父からもらった三角定規を円に託す。
三角「オレには他にもたくさん大切なさんかくができたから、大丈夫。」
迎えた初日。
三角「今、自分ができる精一杯で、自分にしかできないお芝居をしよう。今日の舞台はこの一度だけ。後悔しないように、最高の公演にする!それで、みんなで最高の夏にしよう!せーの、さんかく~!」
円陣の音頭からも座長としての成長が垣間見える。一度きりしかない夏の日、三角たちは文字通り最高の公演を行うことができた。
休演日、円・九角と夏組みんなで八角の別邸を訪れ初代の海賊公演を観た後向かった沢で、毎年来ている円でも見たことがなかった蛍を見ることができた。その時、三角の耳には八角の声が聞こえた。
八角『もっと冒険をしろ。もっと最高の芝居をしろ。宝探しはそう簡単には終わらないぞ。』
三角「うん――うん!オレ、もっともっと、みんなと冒険して、大切な宝物いっぱい見つける!」
総括
第5話がとにかくやばい。思い詰めて逃げ出してしまった三角を間髪入れずに追いかけた一成が、どこまでも優しい笑顔と言葉で三角に寄り添う。「今のすみーが、時間をかけたほうがいいって思うなら、それでもいいと思うよ。」という言葉も、第五回公演の三角が言った「……応援してあげること。かずが、ちゃんと自分の気持ちに正直に選べるように。」と通じるものがある。
「すみー、やっと笑った。」という一言も、「……かずには、いつも笑っていてほしいから。」という第五回公演の三角の言葉を思い出す。第五回公演では三角から一成への気持ちが前面に出ていたが、第七回公演では一成から三角への気持ちがたくさん描かれていて、二人ともが互いのことを本当に本当に大切に思っていることがよく伝わってくる。
本編-Act4
第14幕「DREAM CATCHER」
新たな出会い
春組第十一回公演が終わり、夏組第十一回公演に向けて始動するMANKAIカンパニー。フルールカップ第一Qの結果は30位という結果となり健闘したものの、インフルエンサーなどの作った新興劇団に一瞬で追い抜かれてしまった感覚がありこれまで積み上げてきたものはなんだったのかと落胆する気持ちも拭えない。
一成「また、ここからがんばればいいじゃん!」
三角「そうだよ〜。この前、客演した公演でもらったさんかくクッキーあげるから元気出して〜。」
二人は前向きな言葉で年下のメンバーを励ます。
今の段階から自分たちになにかできないかとストリートACTに繰り出した夏組。
一成『この星は我らがもらったり!さんさんさん……』
三角『かくかくかく……地球人ども、我らの前にひれ伏すのだ!』
ストリートACTでは仲良く三角星人役を演じていた。
ストリートACT終わりに有名インフルエンサー「いぶきち」こと堂園伊吹に話しかけられ、九門と一成は喜ぶ。幸と伊吹は気が合うようだった。
それぞれの壁
一成は大学を卒業し、フリーランスのデザイナーとして忙しく仕事をするようになっていた。学生の頃からデザイン関係の仕事をしていたとはいえ、責任面やクライアントなどが変わってきて、難しくはなったが楽しいと話す。しかし、仕事でダメ出しが続き気落ち気味の一成は、独学でやってきたデザインの基礎知識の不足を痛感し、改めて本格的に勉強し直すことを考える。
一方の三角は客演帰り、柊に誘われて二人で飲むことになった。監督や天馬やみんなに勧められて最近は客演をしていると話す。また、三角としてもフルール賞のために成長したいと考えていた。
柊「お前さんの芝居は光るものがあるが、厚みが足りない。今後役者として意識すべきところは、そこだろう。」
場数を踏めば厚みが増していくだろうとアドバイスし、興味があれば自分にも連絡をくれと話した。
三角・一成以外にも、椋や九門は役者としての将来について、幸は衣装デザインについて、それぞれ壁を感じていた。
アメリカ研修
第十一回公演に向けての話し合いで、夏組メンバーの抱えるプレッシャーを感じたいづみは、いつもと違ったやり方で気持ちを切り替えるきっかけを作ったらどうかと問う。天馬がそれに対してアメリカ研修を提案した。
ニューヨークに到着し、賑わう夏組。
一成「ほらほら、すみーたちも入って〜!」
テンションが上がっている一成は写真撮影に勤しむ。
初日は舞台観劇をし、二日目は天馬の父・壱星に招待された映画祭に向かうが、その途中で時間があるからと見つけた公園に立ち寄る。
三角「あ!絵描いてる〜!」
一成「チョークアートだね。」
公園ではチョークアートのイベントをしていて、やってみないかと誘われる。
幸「描いていいの?」
一成「いいみたいだよん。何描こうかな〜。」
三角「さんかくで夏組っぽい絵がいいな〜。」
一成「だったら、こんな感じかな〜……」
三角のリクエストに応える一成の図はACT1から散見されるが当たり前になっている様子も大変尊い。
イベントスタッフはデザインの勉強のためにスペインから留学しているらしい。彼は一成にインプットが大事だと話した。
映画祭会場で壱星と会い、天馬は有名な映画監督と話をする。一成は通訳を買って出た。
直後、いづみがスリに遭遇し、逃げる犯人を追いかける夏組。
三角「捕まえないと!」
一成《その男の人、スリだよ!通して!》
三角「どいて、どいて〜!」
逃げていく犯人を捕まえてくれたのは、伊吹だった。
お礼にご飯を奢る。将来のために英語を学んでいることや、タイムパフォーマンスを重視する伊吹の話に刺激を受ける夏組。反対に、演劇には興味がないという伊吹も仲間としか作れない演劇の魅力を聞いて少し興味を持ったようだった。
稽古開始
帰国すると綴が脚本を書き上げていた。
一成「オレたち、向こうで刺激受けて、今めちゃくちゃやる気出ちゃってるからさ!」
三角「早くお芝居したい!」
夏組は早速脚本を読んで公演準備を始める。
しかし、稽古が開始したはいいものの、天馬の調子が出ない。彼を元気づけるために三角の運転で海に向かう夏組。そこで天馬がアメリカで会った映画監督からの出演オファーで悩んでいることを聞いた。
三角「てんま、謝らなくていいんだよ。オレたちはともだちでしょ。ともだちの夢は誰だって応援したいって思うよね?」
一成「そうだよ。諦める必要なんてない。どっちもやればいい。だって、それがオレたちじゃん?」
第五回公演で二人が乗り越えたものを彷彿とさせる言葉である。
天馬だけではなく、夏組メンバーそれぞれが新たな挑戦をすると宣言をする。椋は大きな舞台への挑戦、九門は役者としてのパワーアップ、幸は世界的デザイナーとの仕事、一成はヨーロッパでのデザインの勉強、三角は柊の劇団での芝居。それぞれの決意を胸にそれぞれの場所へと向かっていく。
ヨーロッパ留学
無事にヨーロッパに渡航した一成は様々なインプットをしていた。
一成「『インプット完了〜!』っと。」
夏組に報告を送ると、みんなからメッセージが返ってくる。
三角『明日の稽古の準備してた〜。かず楽しそう〜』
みんなの頑張っている様子に自分も頑張ろうと気合を入れ直す。ダメ出しの続いていたクライアントからも良い返事が来て、やる気を漲らせながら日本へと帰った。
八角の写真
それぞれが一回り成長し、みんなが寮に戻った日。
三角「ピンポーン!」
天馬「?」
一成「サーマーイーツです!」
三角「夜食屋さんのさんかくおにぎり六人前です!」
一人で練習をしていた天馬のもとに、三角・一成を筆頭にみんながおにぎりを運んでくる。会話では、それぞれの成長の様子が窺えた。
そんな中、三角は柊にもらった八角の写真用のブロマイドケースを幸に作ってもらったとみんなに見せた。
一成「それに、八角さんが持ってるのって赤ちゃんの写真?」
三角「オレだよ〜。ちょうどオレが生まれた頃に撮った写真だって言ってた。もしオレが大きくなって役者になったら、舞台に立つところが見たいって話してたんだって。」
九門「そっか……。」
三角「じーちゃん、写真撮られるのあんまり好きじゃなかったから、全然残ってなかったんだよ。見たとき、びっくりした〜。」
その写真の裏側には、三角の名前が書かれていて、柊は三角が持つのがスジだと渡したのだ。宝物だからとそれを持ち歩くことにしていた。
トラブル
公演当日、チケットの売れ行きが伸び悩んでいるということで、宣伝用動画を撮った後にビラ配りに出かける。
帰ってきた楽屋で九門がみんなにマッサージをしていると、どんよりした様子で三角が入ってきた。
三角「ない〜……。」
天馬「!?びっくりした!音もなく入ってくるな!」
一成「すみー、何がないの〜?」
三角「じーちゃんの写真……。」
着替える時に落としたのではないかと幸に言われる。
三角「着替えようとした時にはもうなかったからどこかで落としたんだと思う……。」
一成「とりあえず楽屋とか劇場の中、みんなで探してみよ!」
三角「うん……。」
劇場の方を探したが見つからず、フライヤーを配った時ではないかという話になる。九門は公演時間まで探そうと言う。
三角「ううん、いいよ。大事な公演前にみんなに迷惑かけたくない。」
幸にケースのことを謝る。そんなことはいいが写真は一枚しかないと諭されるが、三角は尚も首を縦に振らない。
三角「じーちゃんも、ごめん……でも、きっとじーちゃんも今は公演をがんばれって言うと思う。」
天馬は三角の想いや八角の夢を思えばこのまま初日は迎えられないと天馬が言う。
一成「そうだよね。ギリギリまで探そう、すみー!」
夏組みんなで写真を探しに外に繰り出すが、見つからない。困っていた夏組を見かけた伊吹が、SNSで呼びかけたらどうかとアドバイスをくれた。みんなで拡散した結果、DMが届き、ある喫茶店のアルバイトが拾ってくれていたことが判明した。無事に見つかり、バタバタと準備に向かう夏組を見て、伊吹はなにかを感じたようだった。
公演後
無事に初日が終わり、打ち上げ準備をする。三角の探し物のポストがネットニュースになり、結果的に宣伝動画が伸びてチケットも捌けていっているという。
一成「災い転じて福となる、だよね〜!なんにせよ、よかった!」
三角「うんうん!じーちゃんもきっと喜んでるよ。みんな、ありがとう!」
全体的に二人で年下メンバーを励ましていたり、二人でふざけていたりする場面が多く、仲の良さが伝わってくる。必見の内容である。
イベントストーリー&バクステ
(随時更新お願いします。)
出稼ぎ&稽古
出稼ぎ
ビロード駅前
一成「すみー!あの雲サンカクじゃない?」
三角「ほんとだー!さんかくさんかく〜!」
三角「お腹すいた〜。さんかく食べたい〜」
一成「おにぎりとサンドイッチの二択きたー!」
ビロード公園
一成「すみーとオレの共通点みつけちった!」
三角「え〜なになに〜?」
一成「オレたち名前に『三』がついてるー!大発見じゃね!?」
三角「ほんとだ〜!かず天才〜!」
ビロード町図書館
一成「オレとかずは『三』がつくからさんかく仲間♪」
三角「それちょっと違うかもー!」
一成「Wスリーペア結成記念に一枚♪パシャリ☆」
三角「いえーい、さんかくポーズ♪」
サンカクを見つけて三角に教える一成、写真が好きな一成の自撮りに快くノッてくれる三角。お互いの好きなものを尊重しあえる関係が最高である。
「Wスリーペア」というおそろいの名前を心から喜ぶ二人は本当にかわいい。
なお、舞台版ではこの出稼ぎの内容を元に作詞された2人のデュエット曲「さんさんパーリナイ」がリリースされ、2021年に行われたライブにて披露された。
稽古
三角「かずはさんかく描くのがとーっても上手!弟子入りする!」
一成「すみーのためにウルトラさんかくクンデザイン中♪」
ホーム画面
1年目三角誕生日
一成「すみーの誕プレにハイパーさんかくくん作ってみました〜」
1年目一成誕生日
三角「今日はオレの大事なともだちの誕生日!かず、おめでとう!」
2年目三角誕生日
一成「すみー誕生日おめたん!さんかくクンハピバver作ってみた!どう?イケてるっしょ?」
2年目一成誕生日
三角「かず、ハッピーバースデー!えへへ、また同い年になれたね〜。記念のさんかくあげる!」
2年目夏組第五回公演
ヨシマル「訓練だるすぎ〜。いい酒手に入ったし、きいっちゃん誘って宴会でも開こうかな〜」
3年目三角誕生日
一成「すみー誕生日おめでと〜☆今年の夏も、絶対みんなで夏の大三角形ウォッチしよーね♪」
3年目一成誕生日
三角「かずにお誕生日のお手紙書いたよ!よーし、臨時のさんかく郵便屋さんしゅっぱーつ!」
4年目三角誕生日
一成「すみーハピバ!今年はオレも感謝のお手紙綴っちゃった♪ちょいハズだけど受け取って?」
4年目一成誕生日
三角「かず、誕生日おめで…あれれ、すごーく酔ってる。じゃあお部屋に運んであげなきゃ〜」
この一言でTLに悲鳴が溢れかえっていた。
余談だが、この日三角の他に一成が酒を飲んだというような描写をしていた人はいなかったとか。
5年目三角誕生日
一成「見て見てオレの紙飛行機!今まで撮った写真を印刷したんだよん♪遠くまで飛んでけ〜!」
5年目一成誕生日
三角「絵具と、おっきなキャンバス用意したよ!まずは…かずハピバ…ずっとともだち△…っと」
6年目ゴールデンウィーク
三角「ゆきとかずと、潮干狩りにいってきた〜。さんかく貝、いっぱい獲ったからあげる!」
一成「潮干狩り、すみーに車出してもらったんだよね〜!寄り道もして、めっちゃ楽しかった!」
6年目三角誕生日
一成「すみーおめ! いろんな画材買ってきたからこれでたっくさんサンカク描きまくろ〜♪」
6年目一成誕生日
三角「かずハピバ〜!ラムネ買ってきたから乾杯しよ。オレたちがまた同い年になれたお祝い!」
表記は上記の通りだが、ボイスは「かーず」と伸ばして名前を呼んでいた。
第七回公演イベストにて2人でラムネを飲んでいたことが想起される。
7年目三角誕生日
一成「すみーおめでと♪すみーの助手席、乗り心地最高なんだよねん。またドライブしよ〜!」
表記は「ドライブしよ〜!」となっているが、ボイスは少し声を潜めて落ち着いたニュアンスになっている。
7年目一成誕生日
三角「かずを夜のドライブに誘ったよ〜。えへへ、いつもよりちょっとだけ大人なプレゼント!」
8年目三角誕生日
一成「日常で見つけたサンカクのフォトブックをプレゼント♪すみーのお気に入りはあるかな?」
8年目一成誕生日
三角「かずにはさんかくキャンディープレゼント!かすがにこにこしてると、オレも嬉しいな〜」
第五回公演イベストで三角が言った「……かずには、いつも笑っていてほしいから。」が思い出される言葉だった。
なお、この年(2024年)の一成誕生日は、ホームボイスの他にブログとinstagramでも特大のみすかず供給があった。詳細は「その他」を参照。
派生CP
三角が演じているキャラクター×一成が演じているキャラクターのカップリング。夏組公演はもちろん、ミックス公演や、公演以外のイベントやガチャで登場した役柄の、作品を超えてのカップリングも含まれる。
みすかずは派生CPの文化が非常に盛んで、新たな公演が行われるたびに二次創作作品が生まれている。
同一公演内の派生CP
魔人×アラジン【魔アラ】
夏組旗揚げ公演「Water me!」、及び夏組第十一回公演「Water me!!〜333年の約束〜」に登場するランプの魔人(演:斑鳩三角)×アラジン(演:三好一成)のカップリング。詳細は魔アラを参照。
タマ×クロ【タマクロ】
夏組第二回公演「にぼしを巡る冒険」に登場するタマ(演:斑鳩三角)×クロ(演:三好一成)のカップリング。詳細はタマクロを参照。
スカイ×ポール【スカポー】
夏組第三回公演「抜錨!スカイ海賊団」に登場するスカイ(演:斑鳩三角)×ポール(演:三好一成)のカップリング。詳細はスカポーを参照。
上原勇人×榎本隆大【上榎】
夏組第四回公演「初恋甲子園」に登場する上原勇人(演:斑鳩三角)×榎本隆大(演:三好一成)のカップリング。詳細は上榎を参照。
ヨシマル×キイチ【ヨシキイ】
夏組第五回公演「SHI★NO★BI 珍道中」に登場するヨシマル(演:斑鳩三角)×キイチ(演:三好一成)のカップリング。詳細はヨシキイを参照。
シャイン×リンクル【シャイリン】
夏組第六回公演「花の王子さま」に登場するシャイン(演:斑鳩三角)×リンクル(演:三好一成)のカップリング。詳細はシャイリンを参照。
木津浩成×望月蒼【浩蒼】
夏組第七回公演「+3Ghosts」に登場する木津浩成(演:斑鳩三角)×望月蒼(演:三好一成)のカップリング。詳細は浩蒼を参照。
トリル×アクイラ【トリアク】
満開公演「Last Planet」に登場するトリル(演:斑鳩三角)×アクイラ(演:三好一成)のカップリング。詳細はトリアクを参照。
レイ×ルイ【レイルイ】
夏組第八回公演「WONDER RUSH」に登場するレイ(演:斑鳩三角)×ルイ(演:三好一成)のカップリング。詳細はレイルイを参照。
東雲明星×青海七海【しのあお】
夏組第九回公演「スカイギャラリー」に登場する東雲明星(演:斑鳩三角)×青海七海(演:三好一成)のカップリング。詳細はしのあおを参照。
沙悟浄×玄奘三蔵【沙玄】
夏組第十回公演「彩遊記」に登場する沙悟浄(演:斑鳩三角)×玄奘三蔵(演:三好一成)のカップリング。詳細は沙玄を参照。
同一公演以外の派生CP
只野誠人×ティム【只ティム】
第一回ミックス公演「ウラオモテTeacher」に登場する只野誠人(演:斑鳩三角)×第三回ミックス公演「The Luminous Circus」に登場するティム(演:三好一成)のカップリング。
別作品のキャラクター同士のため作品内での絡みなどはないが、4周年イベントでは監督に対して行ったエチュードで絡む場面がある。
からすみー×きつねピコ
ガチャSSR「月映えの烏天狗」斑鳩三角×ガチャR「enjoy!ドンだー」三好一成のカップリング。
特に絡みがあるわけではない(そもそも一成の方はカードで衣装を着ているだけで役をきつね役を演じているわけではない)が、日本の妖怪モチーフのカード同士でしばしばCPを組んで語られる。
ガゼル×キリン【ガゼキリ】
2020年のエイプリルフール限定SSR 岩井鉄郎「4月1日の大工さん」バクステ「あつまろ!動物の世界」、及びパラレルイベント「mAnkai AnimAls!」に登場する、ガゼルのミスミ×キリンのカズナリのカップリング。
名前は「ミスミ」「カズナリ」だが、CP名はガゼキリで親しまれている。
同じ夏の国の仲間で、悪戯の犯人として疑われるミスミを、「でも、スミーじゃないよ。絶対」と庇うなど、親しい間柄であることが窺える。
この衣装のぬいぐるみがプライズにて発売されており、非常にかわいらしいため多くのファンがゲットしていた。
寅三角×寅一成【寅みすかず】
2024年のエイプリルフール限定SSRの 亀吉「4月1日の酉」バクステ「干支干支マシン猛レース」、及びぱられるイベント「新生十二支と猫族の祝宴」に登場する、寅の三角×寅の一成のカップリング。
劇団員それぞれが自分の干支の動物として登場するストーリーで、劇団内で2人きりの寅年生まれである2人は、寅族代表としてニコイチで描写されていた。
ガイの稽古会話では「仕事のときもそれ以外のときも一緒にいるところをよく見かける。」「2人はとても気が合うようだし、仲が良いのだな。」と言及されていた。
この他にも、イベント内の小さな公演で一緒になった場合など、様々な場面で派生CPは生まれている。
また、「三角×一成の演じたキャラクター」「三角の演じたキャラクター×一成」というパターンの派生CPも多く存在する。
その他
ブログ
サプライズ大成功△
2024年7月31日に公開された三角のブログ。
夏組でスキューバダイビングに行ったことと、その最中に一成の誕生日をサプライズでお祝いしたことが綴られた。
「かずとオレで作ったさんかくとっても素敵でしょ〜?」
その言葉とともに2人で手を合わせてさんかくを作っているツーショットも添付された。
「明日のかずのお誕生日もたくさんお祝いするつもり!
ケーキ食べたあと みんなと屋根の上で
さんかくのお星さま見ようって 約束してるんだ〜。」
一成の誕生日をとっても嬉しそうに報告する三角が最高だった。
2024年8月1日(8年目一成誕生日) ストーリーズ
下記の文面と共に、前日公開のブログ【サプライズ大成功△】に添付されたツーショットをさんかくクンのスタンプで隠した画像が投稿された。
「かず 誕生日おめでと〜!
この前お祝いした日のこと
ブログに書いたから みんな見てね〜!
△△△
#カズナリミヨシ生誕祭
#MANKAIカンパニー」