概要
「艦隊これくしょん」に登場する重巡洋艦娘「妙高」と駆逐艦娘「初風」のコンビもしくはカップリングタグ。
初風は後述の通り妙高との接触事故を原因として戦没していることもあり、戦闘開始時のボイスでは「(敵との戦闘より)妙高姉さんの方が怖い」と語るなど妙高への畏怖をにじませる。
しかし提督に触られて「妙高姉さんに言いつける」と騒ぐその口ぶりは、単に恐れるというよりはどこか畏敬を含んだ信頼のようなニュアンスを感じさせるものである。
こうした要素から二次創作では「妙高を敬愛しつつもトラウマが抜けず、恐る恐る接する初風」「普段は妙高を避けているようで、時折気まぐれに甘えに行ったり窮地に陥れば助けを求めたりもする猫のような初風」といった解釈が見られる。
なお、妙高側から初風に関する言及は(2018年8月の艦これ第一期終了時点では)一切無い。この点も提督たちの妄想をかき立てる部分であると言えるだろう。
史実
初風の最期となったブーゲンビル島沖海戦において、阿賀野隷下の第十戦隊に属していた初風は妙高率いる襲撃部隊に戦隊ごと組み込まれ、ブーゲンビル島に向かう米軍輸送部隊を攻撃することになった。
迎撃に出た米第39任務部隊との海戦のさなか、初風は回避運動の最中に妙高と衝突、艦首をもぎ取られてしまう。その後航行不能に陥った初風は、アーレイ・バーク大佐率いる第45駆逐群の集中砲火を浴び沈没。艦長以下乗員260名が文字通り全滅するという筆舌に尽くしがたい最期を遂げた。
なお妙高側はほとんど無傷であり、海戦後には初風の甲板の一部が妙高の艦首にぶら下がっているのを僚艦だった羽黒の乗員が目撃している(曰く『初風の額の皮』)。