概要
なちぼのとは、「艦隊これくしょん」の重巡洋艦娘「那智」と駆逐艦娘「曙」のコンビ・カップリング作品に付けられるタグである。
両者は2017年秋イベ・2018年冬イベで同じルート固定の対象となった(志摩艦隊)以外はほとんどゲーム内での絡みが見られない(※2018年8月第一期終了時点)ものの、後述の通り史実での関係はかなり深い。また那智は左括り、曙は右括りのサイドテールという髪型の共通点も存在する。
二次創作では史実での関係や両者の性格から「素直になれない思春期の少女曙をリードしようと四苦八苦する大人の那智」「真面目に見えて今一つポンコツな那智を叱咤する歳に似合わぬしっかり者の曙」といった様々な関係が描かれている。
2015年1月23日に「那智改二」、2021年3月1日に「曙改二」がそれぞれ実装された。スリガオ海峡海戦に参戦した志摩艦隊は那智改二の実装を端緒に曙改二の実装により、その参戦艦全てに改二が実装されている。(志摩艦隊別働隊のうち数隻は改二未実装艦が残ってはいるが)
史実
那智・曙の両艦はそもそも初陣からして同じ第一次上海事変であり、第二次上海事変にも共に参戦しているという縁がある。
太平洋戦争初期にはスラバヤ沖海戦で共闘しており、この時は那智(と羽黒)が残弾不足で仕留めきれなかった敵艦隊を曙が誘い込み、増援に到着した妙高と足柄の前に引きずり出すという立ち回りを見せている。
またMI作戦の陽動として行われたAL作戦にも両艦は参加し、ダッチハーバーを空襲する龍驤・隼鷹を護衛している。
そしてレイテ沖海戦では志摩艦隊でまたしても旗艦と随伴艦として戦っている。この際には那智が西村艦隊の最上と衝突した後、その最上の護衛に曙を付けて撤退している(結局途中で米軍の空襲によって最上は致命傷を負い、曙は生存者の救助にあたった)。
両艦の最期となったマニラ湾空襲では、殺到する米艦載機から攻撃を受ける那智を曙が救援しようとしたものの、こちらも被弾炎上。最終的に那智は沈没、曙は着底状態で終戦を迎えた。最後まで縁のある二隻だったと言えるだろう。
2024年1月25日に曙改・曙改二に対し時報が追加実装されたが、当該時報で曙が那智に言及するようになった。
関連イラスト
関連タグ
那智(艦隊これくしょん)・那智改二 曙(艦隊これくしょん)・曙改二