概要
アーケードで2007年4月26日から稼動。後にXbox 360版も発売。キャラクターデザインは、カワサキカズヒコが担当。
惑星イベリコからやってきたブタ型宇宙人ポークフィレ将軍が、ブタ肉を否定されてキレてしまい、その場にいた女子高生たちを拉致して雌豚化する…。
自機はメスブタ化された女子高生(&女児)で、ブタ肉消費量日本一の福多塚町を舞台になぜか町に配備された防衛軍を蹂躙していく。が、彼女らの乗った人力戦闘機ケッタマシィーンが暴走してしまい、味方のはずのポークフィレ将軍たちにもケンカを売ってしまう。
「弾銃フィーバロン」を彷彿させるはっちゃけた世界観の作品である。
自機のパイロットは全て女性で3人中ふたりがぽっちゃり体型である。
一般的な萌えからも少しズレた本作ではあるが、ゲームシステムは鋳薔薇シリーズのそれを
各種改良し遊びやすい難易度になっている。
ストーリー
豚から進化した知的生命体が住む惑星イベリコの豚型異星人ポークフィレ将軍が、
地球における豚肉普及率の視察という名目で豚肉消費量日本一のシェアを誇る
福多塚(ぶたづか)市・福多塚(ぶたづか)町へとお忍びでやってきた。
地球の豚肉を味わうべく焼肉店『福多苑」』へ来店したものの、豚肉を扱っていないことに将軍は激怒し、
偶然その場に居合わせた主人公・原外 桃(ばらそと もも)、肩口 一久青(かたくち いくお)、宗黄 らふて(そうき-)達が
牛肉の追加注文をする姿を見てとうとう堪忍袋の緒を切らす。
将軍は主人公たちを焼肉店ごと拉致し、彼女たちを地球人総豚化計画の尖兵として豚人間に変え、
地球を殲滅させるべく超高性能爆撃機「ケッタマシィーン」を主人公たちに与えて街の爆撃を命じるのであった。
こうして、ポークフィレ将軍の手先『むちむちポーク!』となってしまった桃たちと、
豚塚町の誇る最新鋭兵器搭載の防衛基地との壮絶なドンパチが始まった。
果たして福多塚町の、そして三人の運命やいかに・・・・・・?!
登場キャラ
原外 桃(ばらそと もも)(CV:佐倉ゆき)
むちむちピンク。
福多塚市立福多塚高校1年生15歳。剣道部マネージャー。
趣味は食べること。「ダイエットは明日から。」と毎日宣言しているが、両親は太っていないので自分もきっと太らない、いや太るわけないという何の根拠もない自信から、「ダイエットするぐらいなら、むしろ食べなきゃ!」という勘違いに至っている。
たまたま先輩 "一久青" が実家の焼肉屋「福多(ブタ)苑」に食べに来ていたのに便乗して、自分も一緒に食べていたところを事件に巻き込まれる。
父が店主。
肩口 一久青(かたくち いくお)(CV:幕田有里)
むちむちブルー。
福多塚市立福多塚高校2年生17歳。決まった部活には所属していない。
運動神経はそれなりに良く、複数の部を掛け持ちしている。太りやすい体質と大きすぎる胸を気にしているため、毎日ダイエットに励んでいるが、運動した後のご飯がこれまたとってもおいしく、結果としてどうしても腹十六分目まで食べてしまい、ちっともダイエットになっていないらしい。最近のマイブームはソフトボール。
公園で泣いていた "らふて" を強引に連れて、仲の良い後輩 "桃" の家「福多苑」に焼肉を食べに来ていたところ、事件に巻き込まれてしまう。
宗黄 らふて(そうき らふて)(CV:仲村かおり)
むちむちイエロー。
福多塚市立福多塚中学校1年12歳。
父の仕事の都合で最近福多塚市に引っ越してきた。両親共働きの鍵っ子。
東京に少々歳の離れた兄がいる。
まだなれない土地とやり切れない寂しさに襲われ、公園でベソをかいていたところを"一久青" に発見されてしまう。
「肉を食べれば元気になるよ~」てな感じで半ば強引に焼肉屋に連れて行かれるが、実はそんな寂しさも吹っ飛んじまうほどの肉嫌い。やめてー。
ポークフィレ将軍
側近の部下と共に、地球でのブタ肉普及率を視察しにお忍びで地球に来た。
が、ブタ肉の価値が牛肉に負けていることに腹を立て、人類に裁きの!というか全人類完全総ブタ化の鉄槌を下す。
イベリコ星の人類は地球のそれとは違い、ブタから進化した知的生命体である。彼らは自分のルーツでもあるブタを食べ、長い歴史を築いてきた。
それは自分達の種がもっとも優れていると思っているからであり、現在でもその考え方は変わらない。
ポークフィレを始めとするイベリコ星の知的生命体は、そのブタを食べることを共食いなど禁忌とは考えず、むしろ捕食した者の活力になるという考え方で「この世で最も最も誇り高い事」だと思っている。
ちなみにポークフィレの座右の銘は、「死してトンカツ揚げるのもあり」。
ウィング軍曹 搭乗機名:ターキー・パストラミ(鶏型戦闘ヘリ)
1面ボス。鶏から進化した種族。豚の形をしたマスクを着け、オカマのような口調で話す。ローストよりフライドチキンのほうがいいらしい。
サーロイン少佐 搭乗機名:ビーフストロガノフ(牛型多履帯戦車)
2面ボス。牛から進化した種族。ポークフィレ将軍が先述の通り地球において豚肉よりも牛肉の方が価値がある事に激怒しているのだがサーロイン少佐は「牛も負けてはいない」と主張している。また彼の乗る戦車は他のボスに比べて敵弾がかなり多く倒すには各装備を順番に破壊しなくてはならない(加えて厄介なことに武装が格納式)ため、かなりの長期戦になりがち。むちむちポークを命名したのも彼。
ラム准尉 搭乗機名:シュウパウロウ(羊型飛行船/複葉機)
3面ボス。羊から進化した種族。小柄な外見や声優からして子供だと思われる。ゲーム中でのイラストではサクラ少尉の腕を掴んでどこか怯えており、難易度と本人の口調からあまり強さを感じない。毛皮が自慢。地球人全員を豚にしたら誰が住人になるのか心配している。
サクラ少尉 搭乗機名:バサシ・シオ/バサシ・ショウユ(馬型特殊換装車両)
4面ボス。馬から進化した種族。昔気質で、スリムな体を誇る。