ゆうれい小僧がやってきた!
ゆうれいこぞうがやってきた
ゆでたまごが週刊少年ジャンプで1987年34号から1988年24号まで連載していた、妖怪を題材とした漫画。
作者のあずかり知らぬ所で妖怪漫画の連載が告知され、ろくな準備期間もなくキン肉マンの連載終了からわずか3か月足らずで連載が開始されたという経緯がある。
特殊な方法でしか倒せなかった液体妖怪が復活後は普通に斬られて最期を遂げる、自分で三角の結界を作っていた主人公が三角恐怖症ということになるなど本作もだってゆでだから・・・と思わすことがしばしば。
登場する妖怪はキン肉マンの超人同様、作者の創作あるいは読者の応募を採用したもので、伝承などを参照にした者はいない。
しかも途中から路線変更で西洋妖怪が日本に侵攻してきたことで、妖怪がリングの上でどつき合う格闘漫画と化し、ほとんどキン肉マンの二番煎じになってしまった。
コミックボンボンに連載されたスープーマンやベムベムハンターこてんぐテン丸に似た展開(スープーマンは地球に住む変態怪獣の退治だったが)だったが、スープーマンやアニメ版テン丸と同様打ち切りとなる。単行本最終回ではエピローグが描き下ろされているが、ほとんどがアシスタント絵である。
連載中にバンダイ(現・バンダイナムコ)スポンサー、東映動画(現・東映アニメーション)製作でアニメ版が企画されたが、連載打ち切りで白紙となる。
江戸時代、日本が魑魅魍魎によって混乱する中、アーサー童子によって108の妖怪が日本中部の王島地方山中にて封印された。しかし1986年、王島地方の一画にある山が噴火!
それによってアーサー童子の封印が解かれてしまった。
かくしてアーサー童子は姿を変え108の妖怪を再び封印するために旅をするのだ。
亜鎖亜童子(アーサーどうし)
恐山百太郎(おそれやまももたろう) - アーサー童子の半身、連載当時流行した霊言童子の姿をしてる
恐山琴太郎(おそれやまきんたろう) - アーサー童子の半身、薄汚れた姿をして奇妙な幻術が、つかえる
非影狼(ピエロ) - そのまんまピエロの顔をした番長。中盤辺りから出番なしになる
凶竜妖怪エルシリア - 西洋妖怪の首領
捕血豈棲 - 終盤に登場する妖怪。
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