概要
EXODUS
武術に秀でた硬派な少年と抜群の体力を誇る元気な少女で、「美三香」「零央ちゃん」と呼び合っている。零央は小柄なため、美三香のほうが8センチ背が高い。
零央は美三香を密かに想っており、揃ってパイロットに選出された後、彼女の写真をお守りに忍ばせた。
2人は戦闘中に超常の力を手に入れたが、すぐにその副作用が発現した。美三香が普段は押し込めている戦闘の恐怖を思い出した際、無意識に自ら発生させた障壁の中に閉じ込められてしまう。しかし、同時刻に零央も発症し、壁の中にワープした。きょとんとしている美三香の涙に気づいた零央は「お前に向かってくる敵は俺が全部斬る。必ずそばにいる。だから、泣くな」と美三香を励まし、不安を自覚した彼女はようやく元気を取り戻した。零央は美三香に彼女の心の具現化である壁を斬ってよと頼まれるもそうせず、刀の柄で小突いただけで壁は砕け散った。
なおこの時お守りを落として美三香の母に偶然中を見られ、零央本人の与り知らぬところで親御さんのお墨つきを得ている。
夏祭りを楽しみにしていた美三香だったが、症状の悪化により左目に球体が生えた顔を鏡で見てショックのあまり自室に籠り、今度は母親さえ拒絶してしまう。零央は美三香の母に助けを求められるや否や、着地の瞬間に鏡を割りながら室内にワープし、頑なに顔を隠す美三香にまず服を脱いで大穴が空いた自分の体を晒した。そして、その姿に思わず自身を忘れて零央の容態を尋ねた美三香の座るベッドに乗り上げ、「顔、見せろよ」と迫る。晒された素顔に「気持ち悪いよね」と自嘲する美三香に、零央は一切表情を変えず「全然」と答え、後に一緒に夏祭りへと出かけた。
激戦の最中に美三香は人の形すら保てなくなり球体へと変貌するも、心は未だそこにおり、戦線に立ち続けた。以前は自身の変貌に気落ちしていた零央も、戦闘時のシステムを通して彼女の心を感じ取り、力の代償として悪化していく体を前に、なおも美三香や仲間を守る力を願った。
その後、仲間の力で美三香は人の姿を取り戻して治った目を開け、零央と母親を涙させた。
なお、2016年の公式イベントにおける脚本の冲方丁氏への質問コーナーによると、美三香の名字が将来御門に変わったとしても愛称が「ミカミカ」のままなのは意図的なものだという。
THE BEYOND
身長差こそ逆転したものの、特に進展もなく今まで通りの漫才めいたやりとりを繰り広げているかと思いきや、パンフレットで婚約中と明かされた。なお舞台挨拶によると、2人の中の人もパンフレットを読むまで知らなかったとのこと。水鏡有子から「孫の顔を見せてくれ」とも言われる程関係は周囲の人間に認められている様子。(しかし肝心の美三香は「だってさ」と返して零央に話を降るなど、他人事の様にしており、ぶっちゃけEXODUSの時より言動のズレが酷くなっている。)その後ベノンとの戦いにて両者とも同化現象の末期症状を戦闘中に発症、昏睡状態にまで陥っていた。しかし第六次蒼穹作戦にてアルタイルの祝福を受け無事に目覚めた。