概要
総士にとって真矢は、いかなる時も冷静さを求められる自分の本心を見抜き、良くも悪くも揺さぶってくる存在である。総士は彼女に密かな好意を抱いているが、それ故に却って頑なな態度で接してしまい、嫌われていると当人に誤解されている。加えて真矢は総士の親友の真壁一騎に想いを寄せており、彼を戦わせる立場の総士としばしば衝突している。とは言え2人が本音をぶつけ合える間柄なのも確かであり、2期で総士が一騎に零した「いつも僕だけ彼女に泣かれる。お前だけ感謝される。不公平だとは思わないか」という言葉が彼らの関係を端的に表している。
真矢が戦場に立つことが決まってもなお、総士は理屈を捏ねて彼女を危険な前線から遠ざけようとし、その様子を妹にえこひいきと指摘された。
互いに名字で呼び合っているが、真矢が酔っぱらったような状態になった際(及び小説版の後半)、珍しく総士くんと呼んでいる。
小説版では恐らく一騎と疎遠になった総士の意向で、総士と真矢も数年間違うクラスになっており、中学3年生の総士は一騎と話して初めて真矢の趣味を知った。一騎は2人の口論を見て、真矢に対しては有力者の息子である総士にここまで遠慮なく詰め寄れるのは彼女だけだろうと思い、総士に対しては真矢の乱入によって「年相応の総士が急に現れて、心底、困っている」という印象を受けている。
2期公式サイトの相関図は、総士→真矢が「恋愛感情?」、真矢→総士が「一騎くんを守って欲しい」。
19歳になった2人のやりとりは昔に比べて和やかになり、真矢のあられもない姿にすぐさま視線を逸らし顔を赤らめた総士を真矢がからかう場面や、かつて真矢に「一騎くんとちゃんと話して」と言われた総士が「(一騎に)言いたいことを口にするといい」と彼女を後押しする場面が見られた。
上記のようにぼやいてはいるが、総士は一騎と真矢がいい雰囲気の時、陰ながら見守る姿勢を取っている。なお、2期では同じく真矢に片思いをしている後輩に見つかった上に、同志だとバレており、必死でしらばっくれていた。