織芹
おりせり
芹はアニメ1期(無印)で竜宮島のコアにして島の女神に等しい少女・皆城乙姫と友達になり、花のように短い命の最期を見届けた。そして劇場版では彼女の生まれ変わりである2代目コアの負担を軽減するために、命の危険を承知でコアの機能の代替者となるなど、島のコアと深い関係を持っていた。戦闘時も「乙姫(つばき)ちゃんの島を」と叫ぶなど、その様子は一部のファンから「ツバキチ」と称されるほどであった。
2期EXODUSにおいて18歳の芹は、家業の巫女や幼馴染の手伝いをする傍ら、島のコアを守るために特殊医療を学び研究に励んでいた。目覚めたコアは乙姫と同じ姿でありながら、彼女とは異なり芹を呼び捨てにする上に厳しい物言いが多く、芹や周囲を困惑させていた。だが、一方で芹に(目覚めた直後で上手く歩けないために)抱っこしてと命令し、彼女の首に腕を絡めて「やっと会えた」と愛しそうに(公式ブックレットの記述)優しい声でそっと芹につぶやいたり、名付け親に芹を指名して「(七夕に目覚めたから織姫だなんて)単純な人」と言いながらも満更でもない様子だったりと、いわゆるツンデレであった。
織姫が立上家にて、ご飯もお風呂も時にはベッドも芹と共にしていた日々も束の間、芹が新同化現象に悩まされ、日常生活を満足に送れなくなった際には、「島を生き残らせるためよ」などと言いながら、同化を抑えるためにあーんしたり外出中にずっと手を繋いだままだったりと、織姫の優しさが見られた。
最終話において、織姫は島民に竜宮島からの脱出を指示し、島に命を返すことを決意。プランデルタが発令された瞬間、芹は「織姫ちゃん?!」と叫び、指揮官の制止も聞かずに、未来を知る織姫の以前の言いつけにも背いて、輸送機で移動する距離にあった竜宮島まで走って行った。そして単身織姫を傷つけたアルタイルに攻撃したものの、反撃されて瀕死に陥る。何をしているのと織姫に問いただされた芹は、「織姫ちゃんいつも一人で泣いてた」「私が織姫ちゃんを守るよ」と答え、「やだよ、芹ちゃんは生きてよ」と今まで決して涙を見せないようにしていた織姫を号泣させた。視聴者も号泣した。
芹は島で次のコアやアルタイルと共に眠る存在となり、海中に没した竜宮島で目覚めの時を待っている。
芹は何よりも、「一人の女の子」を守ることを選んだのである。
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1/31開催幻蒼のシャングリラ#2発行の織芹本より本文サンプルです A5/20P/300円、T04[ハイノネ]で頒布予定 本編に沿うような、パラレルなような設定的にはゆるっゆるな、織→芹色の強いシリアス 織姫の独白で構成してます3,167文字pixiv小説作品