概要
アニメ「蒼穹のファフナーEXODUS」に登場する物語のキーパーソンとなる最重要男性キャラ4人である。
メンバーはメイン画像の
手前「世界の戦士の象徴」・真壁一騎
奥「苦痛と無の使者」・皆城総士
右「仲間絶対に助けるマン」・春日井甲洋
左「お蒼穹きれいマン」・来主操
の4人になる。
彼らは全員が、その肉体にフェストゥムに由来する珪素が含まれている(あるいはフェストゥムそのものな)存在である。
ミールの因子そのものを組み込まれて生み出された最初から半同化状態の存在であったり、フェストゥムの無に一度は飲まれたが、存在と無の循環から帰還してきた者であったり、フェストゥムでありながら人の姿を与えられて人との共存を選んだ者であったり、ミールの祝福を受けてフェストゥムの力を取り込んで「永遠の戦士」として帰還した者だったりと、同じ珪素組でもそのルーツは様々である。中には皆城総士のように上記の中の複数のルーツを辿って現在の形に落ち着いた者もいる。
しかし、劇中で度々描写されているように、彼らも過酷な環境に嘆き人間関係に思い悩み、様々な戦いや選択を経てここに辿り着いた紛れもない人の心を持った者達である。
そんな彼らが、後期ED「ホライズン」で登場の度に1人ずつ増えていき、やがて揃って並び立ったその姿を見た視聴者から「珪素系男子」と呼ばれるようになった。
本編における活躍を見れば説明するまでもないが、彼らは単純な戦力としても人間の枠を超越した凄まじい実力と異能を発揮しており、作中キャラ達にとっても視聴者にとっても、絶望的な展開が続く本編における強力な希望としてあり続けた。
同時に、ファフナー屈指の様々なジャンルの美形が集結した絵面と、そこにおけるあまりの人外度の高さから「ほぼ珪素」「珪素75%」「珪素系アイドル」「ホストクラブKEISO」などなど様々な呼び方が視聴者の間でされるようになった。
実際に竜宮島の正式のコートを揃って着用したその姿は、どこぞのアイドルユニットか何かにしか見えない。
一騎と総士がいた喫茶「楽園」は彼らが目当ての女性客で大変賑わっていたようなので、もしそこに無邪気系ショタの操と、元竜宮島バレンタイン・チャンピオンの甲洋が加わっていれば、さぞかし大変な事になっただろう。
ちなみに話が進むにつれての珪素率の上昇は深刻化していき、上記のED「ホライズン」はラストの皆城織姫も含めて真っ当な人間が1人も登場しないという驚愕のEDである。
本編の方でも第23話においては、とうとう喫茶「楽園」に純粋な人間が1人もいないという凄まじい状況(織姫、甲洋、操、総士、ショコラ)が出来上がるまでに至った。真っ当な哺乳類すら犬しかいない。
そして第24話で一騎が島のミールの祝福を受けた事により、とうとう「珪素100%」になってしまった。
しかし、甲洋が覚醒した時の騒ぎを考えれば、フェストゥムやそれに準ずる存在達が同じ卓を囲んで茶を飲み交わし、当たり前に島で生活するという状況はとてつもない進歩である。
これこそが島が目指す「人とフェストゥムの共存」の一つの形だと言えるだろう。