ろんぐらいだぁす!
ろんぐらいだぁす
三宅大志による、自転車ロングライド(長距離ツーリング)を主題とした漫画。
自転車同人誌『LONGRIDERS』のイラスト・漫画に使用したキャラクターを基に誕生した。
自称「ゆるふわ」だが、内実はゆるふわではないガチ系で、いわば「ゆるふわ詐欺」であるのは、「ニコニコ大百科」の該当項目に書かれている通り。
その結果、一迅社のサイト内の作品紹介でも、疑問符が堂々と付いている。
その後、掲載誌が『月刊ブシロード』に移動し、『ろんぐらいだぁすとーりーず!』として2019年3月発売の2019年4月号から連載される事も発表された。それに伴い、単行本第10巻はブシロードメディアから発売。それ以前の単行本も同社に移籍の上で新装版が発売され、一迅社版は絶版となった。
アクタスによってテレビアニメが制作されている。2016年秋アニメとして、TOKYOMX、KBS京都、サンテレビ、AT-X及びBS11にて放送。
なお、放送曜日は全て土曜日に合わせている。
放送上のトラブル
10月22日に放送予定だった第3話に関しては、放送を(一旦)中止してしまい、その後翌週・10月29日に放送された。なお、それに伴い、10月22日は急遽第1話の再放送を実施している。
さらに、第5話に関しても3話と同じ理由で1週延期の措置を取った上、そのピンチヒッターとして、「第4.5話」という形の総集編を放送している。
その結果、2016年年内に11話と12話を放送する事が出来なくなってしまう、という異常事態が発生してしまった。前クールのアニメでも途中で放送を止めてしまった(その後1から作り直された上で改めて放送)と言うし、アソコ何やってるんだ!?しかも二期連続で!?と言いたくもなる。
ちなみに11話と12話に関しては、2017年2月中に放送してはいる。
CVはアニメ、サウンドドラマ共通。
主要登場人物達は、初心者からマニアの領域まで、様々なレベルの自転車乗りが中心。
初期設定では高校生だったが、ブルベに参加する都合上、(同じ大学の)大学生になった。
チーム「フォルトゥーナ」
同じ大学に通う5人の女子で結成したサイクリングチーム。
大学進学を機にサイクリングを始めた倉田亜美とその幼馴染みの新垣葵に、西條雛子らサイクリング経験者が出会い、交流する内に結成された。
由来はローマ神話に登場する幸運の女神・フォルトゥナ。
倉田亜美(くらた・あみ)
CV:東山奈央
ミニマムな主人公(本編外では作者代理も兼任)。
ちょっと小柄な大学1年で、小動物系の可愛い子だが、割とどんくさい方。
自転車後の筋肉痛常連。
愛車は折り畳み自転車(小径車:minivelo)の『ポンタ君』(PONTIAC Firebird FDB166)と、一念発起して型落ちながらも長距離用のロードバイク(Focus Culebro SL 3.0)を購入する。
妹(恵美)と母(CV:八重畑由希音)には、はしゃいだり恥ずかしい格好だったりするところを目撃されるのが恒例。
絵心があり、チームジャージのデザインを自ら起こしている。
新垣葵(にいがき・あおい)
CV:五十嵐裕美
亜美の親友というか保護者で同学年。幼馴染で家族ぐるみで仲がよい
愛車はクロスバイク(Giant Escape RX3)とロードバイク(Felt F55)
一見クールで女っ気がないように見えるが、そのようなことはない。また、小さくて可愛い物好きだったりもする。
西條雛子(さいじょう・ひなこ)
CV:大久保瑠美
亜美と葵の2学年上の先輩(大学3年)。亜美よりさらに小柄で、もちろん指摘されると怒る。
感情表現はストレート系だが、亜美をより深い道に引き込むためには策略家にもなる。
悪い笑顔仲間1号。
愛車はロードバイク(CARRERA PHIBRA two)
一之瀬弥生(いちのせ・やよい)
CV:黒澤ゆりか
雛子の親友(幼馴染)で同学年。長身巨乳で、雛子とは幼馴染だが色々と対照的。いつも笑顔だが、たまーにこっそり見せる悪い笑顔は、やはり雛子や紗希の仲間だけはあるかも。
重度の自転車機材マニアで、家には収集品を収納するための専用ガレージが備えられている。
愛車はロードバイク(普段はマキノサイクルファクトリーのオーダーメイドクロモリフレーム)以外に小径・マウンテンなど複数台所有。
高宮紗希(たかみや・さき)
CV:日笠陽子
雛子と弥生と同学年(本編外では担当さん代理も兼任)。雛子とは色々と対照的2号。雛子とともに、亜美をより深い道に引き込む事をもくろむ悪い笑顔仲間2号でもある。
愛車はロードバイク(マキノサイクルファクトリー・MK01)
その他
CV:東城咲耶子
「アルパカサイクル」の店長。いつもアルパカの帽子を被っており、「パカ」という語尾が特徴。
亜美ら行きつけのサイクルショップで、ロードバイクのスキルを的確に教えてくれる。一方で商売人らしく、商魂猛々しい一面も。
「サイクルカフェAllez(アレ)」マスター
CV:津田健次郎
サウンドドラマに初登場。サウンドドラマでは、漫画で「どこかで聞いたようなハンバーガー屋やファミレス」に入るシーンの代わりに挿入されたシーンに出てきた。
漫画では6巻から登場。
佐伯美弥(さえき・みや)
CV:楠田亜衣奈
大学生。亜美と同じ講義を受けている。大人しめな性格。パンクを修理してもらったのをきっかけに亜美と友人となり、自転車を始める。
ロードバイクはBianchiのクロモリフレーム・Vigorelli。
倉田恵美(くらた・えみ)
CV:渡部優衣
亜美の妹。姉の部屋をのぞくと、亜美の挙動不審過ぎる行動を目撃してしまうのがお約束。
一之瀬葉月(いちのせ・はづき)
ノベライズ「ぱぁしゅうたぁず」に登場する、弥生の8歳(厳密には8歳5ヶ月)下の妹(8月1日生まれで、弥生は3月1日生まれ)。
中学2年生。見た目は「お父さん似」との本人判断。
姉が大好きなのだが年の差があるのを気にしている。このため雛子には嫉妬している。そのお姉ちゃんの趣味について行けないと思っているが、当のお姉ちゃんは、一緒について来てほしいようで、細部までかなり気合の入ったお下がりを贈っている。
原作では番外編「ねくすとじぇねれーしょん」で初登場。恵美とクラスメイトとして八重と一緒に数コマだが登場している。
恵美とは自転車友達だが、お互いの姉同士も知り合いでしかも同じチームだということは、第8巻でサイクリング中に偶然出会うまで知らなかった。
四方田八重(よもだ・やえ)
葉月の友達で同級生。女子らしさが乏しいタイプで、男子からは同性相手のような扱い。
ロードバイク大好きで、葉月からは「おかしな人種」カテゴリーへ入れられてしまう。そりゃ、中学生で160kmも自転車で走れてしまう時点でおかしい。愛車はルイガノ
弥生に憧れて(物欲や下心も込みで)、お近付きになりたいと思っている。弥生は妹が自転車で走りたいといったらデ・ローザのフレームにカンパニョーロのレコードのガチの走り屋仕様(金額でいうと最低でも30万以上)のを送る人なので、近づきたいという気持ちも理解できなくもない。
原作では番外編「ねくすとじぇねれーしょん」で登場
原作&アニメ版でハンガーノックになった亜美を目撃している
ブルベ
フランス語で公認という意味。
制限時間以内にチェックポイントを回っていくロングライド競技。
長距離・長時間(作中で名前のあがるフレッシュ(Fleche フランス語で矢の意、下記のラジオ番組のフレッシュはこちらの意味)の場合24時間で360km)になると仮眠や休憩時間を捻出しなければならず走力はもちろん、時間や体調の管理能力・マシントラブルなど不慮の事態への対応力など、「スポーツ自転車乗りの能力全体を問われる」というなかなか過酷な物。
DNF(Did not finish、要はリタイア)も可能だが、サポート無しの競技故に自力で撤収となる。
ハンガーノック
2話(アニメでは第1話)で亜美が陥った状態。
低血糖、つまりはエネルギー切れで力が出ない・頭がぼんやりする事、注意力や反応が鈍るため深刻な事故や怪我につながる場合もあるので、予防のために定期的に糖分を補給する事が好ましい、口にしてから吸収まで時間がかかるため「早め」「こまめ」がポイントである。
超!A&G(動画付き)と響-HIBIKI RADIO STATION-(音声のみ)で放送されていた。
- 『ろんぐらいだぁす! らじおフレッシュ』
アニメ放送に伴い、音泉にて2016年10月1日から放送開始。MCは倉田亜美役・東山奈央、高宮紗希役・日笠陽子。
らじおフレッシュ ゲスト一覧
表記無し回はゲスト無し
ロングライダース…原案・企画協力。
一迅社WEB「ろんぐらいだぁす!」(2018年12月3日時点のアーカイブ)
評価タグ
南鎌倉高校女子自転車部:通称、かまくらいだぁす! 。放送時期が近いのと分野も近いことからコラボイラストも多い。