アイダ博士
あいだはかせ
ゲーム『KAMEN RIDER memory of heroez』に登場するキャラクターで、物語のキーパーソン。
AI研究の専門家であり、研究のためにセクターシティを訪れていたがそこで発生した事故に巻き込まれ行方不明になっている。
シティのサポートAIのアイを作った人物。
その後、鳴海探偵事務所に送られたメールにあった「アイダ博士を探して」という依頼を受け、ダブルをはじめとしたライダーたちは博士の行方を捜すためにセクターシティを探索することになる。
物語の終盤、実は女性で財団Xの一員だったことが発覚する。
彼女の目的は、永遠に死ぬことのない不死身の肉体を手に入れ、財団Xを手中に収める事であり、そのため自分と同じセクターシティを訪れた科学者で、自身に好意を抱いていたゼウス博士を利用することを思いつく。
しかしコアエナジーの実験中に起こった事故によって彼女は一度死亡する。
だが自らの記憶をアイの中に隠し、あえてゼウス博士の目の前で死ぬことで彼を歪ませ、自身の研究を進ませたのである。
上記にある通り、目的のためには手段を選ばず、自分以外のすべての存在を虫けらと呼んで見下している性根の腐り果てた悪女であった。
最終的にアイの中の記憶とムチリの肉体がそろい、最強の力と不死身の肉体を得て復活すると本性を現し、あれほど自分を慕っていたゼウスからコアエナジーと生命力を奪い殺害。
ライダーたちと戦いを開始する。
最初はライダー達を圧倒していたが、フィリップがアイを信用していなかった時期に「コアエナジーを取り込み、満タンになったらそれを放出する」というプログラムをアイへと組み込んでいたため、コアエナジーを失い始めて不死身の肉体に綻びが生じてしまう。
ライダーたちに「仲間を犠牲にするのか、永遠を失っていいのか」と醜く恫喝するも「受け継がれる想いを繋げていくことが永遠」と論破されサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム、タジャドルコンボ、ライジングホッパーのトリプルライダーキックを受けコアエナジーと共に滅びる。
ゼウスもかろうじて一命をとりとめたが最後まで不死身の肉体への執着を叫びながら、崩壊するセクタータワーの炎の中へと消えた。
コアエナジーで一時的に蘇っていた霧彦とアンクも運命を受け入れ、抜け殻となったアイのボディも……。
コアエナジーは消滅し、「島を救ってほしい」というアイの左翔太郎への「依頼」は、こうして果たされたのであった。
ちなみに、鳴海探偵事務所に送られたメールを誰が送ったのかは最後まで不明だった。
彼女の記憶を宿しているアイが仮面ライダーWの事を知っていた事に翔太郎が訝しんでいた事もあるため、おそらく彼女本人と推測される(逆にゼウスは翔太郎たちの口からアイダの名前が出た事に驚いていたため、無関係と思われる)。