ここではイタリア映画について記載。
概要
ダリオ・アルジェントの愛弟子で、ダリオがプロデュースした映画に俳優として出演したミケーレ・ソアビの初監督作品。
ホラー・ミュージカルを練習中の劇団員が嵐の夜、フクロウの仮面をつけた殺人鬼に次々と惨殺されていくというスラッシャー映画。
原題 は「Stage Fright」(舞台の恐怖)で、「アクエリアス」というのは雨の日に密室となった舞台を水瓶に例えた副題。(日本ではこれを邦題にした)
ビデオジャケット背面には根津甚八による解説があり、作品の展開から「ソアビの役者としての経歴から演出家に対する怒りがあるのでは?」と書かれている。
あらすじ
数日後に「フクロウ姿の殺人鬼が主人公のホラー演劇」の公開を控えた舞台劇場。
リハーサル中にひざを負傷したアリシアは、仲間のベティと共に診てもらうべく近場の病院を探すのだが、他に病院がなかったため精神病院に治療を受けることになる。治療を受けて劇場に帰った二人だが、二人が乗る車のトランクの中には病院の看護人を殺し脱走した凶暴な殺人犯ウォレスが潜んでいた。
ウォレスによってベティは殺害されてしまい、からくもアリシアは劇場に逃げるのだったが、演出家のピーターは何をトチ狂ったのか、ベティが殺された事をミュージカルの宣伝に使用しようとし、劇団員が逃げ出さないように厳重に戸締まりをし鍵を隠してしまったため、劇場に現れた本物の殺人鬼によって劇団員たちは次々と血祭りにあげられる…。