概要
アマデウスはFGO一部一章で登場する。彼の絆台詞やFGOマテリアル内でサリエリへの言及はあったものの、サリエリの初登場はアマデウスに2年以上遅れての二部一章となった。
二部一章においては2人の関係、サーヴァントとしての因縁が深く描かれている。
サリエリのアマデウスへの愛憎入り交じる感情、生前アマデウスの抱えていたもの、アヴェンジャーたる彼の怒りの所以など、特に21-22節は2人を語るには不可欠なものとなっている。
シナリオ内でも、音楽のない世界に召喚された2人の果たす役割など、─そしてクリア後には30秒CMラストは必見。
「だから今回もワガママを言うぜ?
全てが終わったら、きらきら星を弾いてくれ。」
アマデウスとサリエリは生前、友人といえる関係だった。誤解と誤認があり、すれ違いがあったが、サリエリはアマデウスの音楽を心底愛し、アマデウスもサリエリを認めていた。
しかしアマデウスの死から数十年後、サリエリがアマデウスを殺したという噂が流布された。事実無根ではあったが、これは晩年のサリエリをひどく苦しめた。この風評被害はサリエリの死後も続き、それをもとに戯曲や映画などが創作され、現在に至るまで再生産され続けている。
サーヴァントのサリエリはこれらの風評、灰色の男伝説などと習合し、無辜の怪物と化して本来の彼からは大きく歪められたかたちで現界している。
カルデアのサリエリはこうして成立した「アマデウスを殺すモノ」であり、人(サリエリ)として扱われることを拒絶する。しかし時に表れるサリエリの自我の残滓は死神としての自己との矛盾をつきつけ、「私は誰だ。誰なのだ」とひどく不安定な様子を見せている。
そんなサリエリを見てアマデウスは「アマデウス憎しを拗らせて、そんな仮面の変身ヒーローみたいになるなんて」「反則だぜサリエリ」と大爆笑し、なにかとサリエリを気に掛けているようである。
曰く、「ボクサリエリ大好きだし。優しくしているかは自信がないけどねえ」とのこと。
なお、イベント等では当然のようにニコイチで登場する。
サリエリ実装間もなくの3周年ではマスター含め一緒に欧州旅行へ行き、
ギル祭予選ではお揃い仮面ルックでカーネギーホールに陣取り、
2018ハロウィンにはマリー一行と連れ立ってオニランドに訪れ、
FGOオーケストラコンサートにはお揃い衣装で並び立っている。
サリエリのバレンタイン個別シナリオには何故かアマデウスが割り込むし、
4周年では見るからに対デザインな祭装をお披露目し、
とあるサーヴァントのマイルーム会話には2人揃わないと開放されないボイスがあり、彼女含めてセッションしていることが明かされている。
6周年の英霊巡遊ではアマデウスはエアインテークにハーフアップという髪型交換シチュで現れている。
などなど
「あの男とは同席させないでくれ」とは…?
バトル性能
アマデウスもサリエリもArts主体のサーヴァントであり、よく噛み合うと言われている。
Arts攻撃宝具のサリエリに対してアマデウスのスキル「音楽神の加護(偽)EX」でのArts支援、
アヴェンジャークラス補正でスター集中度が低めかつ宝具にスター発生率ダウンのデメリット持ちのサリエリに対して、スターを飽和させるスキル「小さな夜の曲EX」持ちのアマデウスなど、並べて輝かせることができる。
また、2021年6月に実装されたサリエリの幕間をクリアするとスキル「燎原の火B」が「おぞましき燎原の火A」に変化し、クリティカル威力がアップする。
アマデウスから貰ったスターをより活かしやすくなる。
さらに、幕間でサリエリ(無敵モード)がアマデウスに「音界の天使」と呼び掛けたことが記憶に新しい1ヶ月と少し後にはアマデウスの強化2が実装され、スキル「芸術審美B」が「天使の調べA」に強化できるようになった。
敵にArts耐性ダウン付与することができ、益々相性が良くなっていく。
そして6周年に実装されたアペンドスキル3は、アマデウスはアヴェンジャーに対する攻撃力アップ、サリエリはキャスターに対する攻撃力アップとなっている。
因縁のサーヴァント同士でこのようになっていることはしばしばあり、お互いのクラスが意識されたものと思われる。