概要
ソーシャルゲームFate/GrandOrderに登場するキャラクター、マーリン(Fate)×ロマニ・アーキマンのBLCP。
マーリンは「アーサー王伝説」に登場する伝説の魔術師。FGOにおいては、第5特異点で一時的に姿を現し主人公陣営を助け、第7特異点で改めて主人公たちの一行に加わり、ともに人理修復に挑む。
ロマニ・アーキマン(通称Dr.ロマン)は「人理継続保障機関フィニス・カルデア」医療部門トップを務める青年医師。魔術回路を持たない人間ながらも、カルデア内外の様々な面で主人公達をサポートしている。
FGO作中での描写
人類最高峰「グランド(冠位)」の資格を持つ、世界有数のキングメーカー大魔術師マーリンの事は当然ながらロマニも知っており、序章で対峙したアーサー王が女性だったという事実に対しても驚くことなく「宮廷魔術師の悪知恵」「伝承にもあるけど、マーリンは本当に趣味が悪い」と評している。各地で出会った英霊に対してきちんと敬意を払うロマニだが、なぜかマーリンに対しては基本的に辛辣で「究極の引きこもり魔法使い」「最高峰のろくでなし」「勝負に勝つためなら何でもやる魔術師(クズ)中の魔術師(クズ)」とさえ発言している(実際、マーリンは自他ともに認めるクズではあるが)。グランドキャスターの資格の一つである「千里眼EX」という破格のスキルについても、「基本見るだけの異能」「役立たず」と酷評。ただし、魔術師としての腕前は評価している様子。
マーリンが主人公たちの前に姿を現したのは第5特異点からだが、序章でシャドウ・アーチャーが「花の魔術師がマシュの宝具の使い途を考えた」と語っており、早い段階でカルデアや人理修復にかかわっていた様子。マーリンはロマニに対して友好的で、「ロマニ君に塩を送った」と発言したり、第7特異点では「言ってみたい台詞があったんだ」とノリノリでロマニのマネをしたりしている。また、ベディヴィエールに「カルデアのロマニ・アーキマンという男がいたら本物だから、利害が一致するなら協力しなさい」と伝えて第6特異点へ送り出すなど、ロマニのことを信頼しているようである。
ロマニ・アーキマンは基本的に好人物な優男で人間好きではあるが、根本は弱気なリアリストで悲観主義且つチキン。気さくさが行き過ぎて軽薄とも取れる言動も多いが、実は責任感が強く相手に自分の苦労を悟らせない優しさを持つ。また、デミ・サーヴァント実験や6章の彼の真実に怒りを示すなど、その感性は善良な人間そのものである。
マーリンは出自に反して人間に肩入れし、常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しむ好青年である。緊張感や責任感の無い言動も多く、胡散臭い詐欺師に見られることも。しかしその内情は人間そのものが好きなわけでなく、あくまで人間の作る文様が好きなだけであり、本質的に愛していない。また、彼の臨む結末を成立させるためなら手段を択ばない上に何の罪悪感も持たなかった非人間である。
気さくな言動や他人に対して基本的に友好的であること、軽薄さなどの共通点を持つが、内面では人間好きな善人と人間に感情移入できない非人間という真逆な性質を持つ。
ロマニは人類を救うため、マーリンは「幸福な結末」のために、似て非なる二人は協力して人理修復の旅をサポートしている。
ロマニとマーリンがなぜ特異点以前にお互いを知っていてここまで気安い関係なのかについては、ロマニの秘密とともに終局特異点にて明かされる。