「全能者は、誰にも絶対に抜けない剣を作れる?」
CV:東山奈央
概要
第五章《選定審判編》から登場。
生ける人々から神の代行者を選ぶ戦い「選定審判」に参加する8人の選定神の一人。
当初は八神選定者の一人のアヒデ・アロボ・アガーツェと盟約を交わしていたが、後に選定者の一人となったアノスと盟約を交わし彼の選定神となる。
創造神ミリティアの代行者を名乗っており、《創造の月》アーティエルトノアを不完全ながら行使できるが、自身が選定神となる前に本来司っていた秩序が何だったのか思い出せなくなっている。少なくとも、夢の秩序と相反する秩序であることは自覚している。選定審判を進めた結果、<再生>、<光輝>、<穿>などの秩序を身に宿す。
第五章の最後において、全能者の剣リヴァインギルマの審判をアノスに課す。その内容は、「リヴァインギルマを抜いたものは永劫不朽の肉体を得るが、その存在が全ての時間座標において消失する。果たして、リヴァインギルマを扱える全能者は存在するか?」という問いの答えを提示することである。アルカナ自身は「ある者にとっての救いがある者にとっての破滅を意味するとき、前者を救おうと救うまいと全能者は全能たり得ない」という考えから、「全能者の剣を抜けば存在が消失し、抜かなければ全能者たりえない。故に全能者は存在しない」という答えを求めていたが、アノスが提示した答えは「全能者は全能者の剣を抜くことと抜かないことを両立できる。全能者には全能ではないものの論理そのものが当てはまらない。彼は全能なのだから、論理に支配されると考えるのが誤り」というものであった。
アルカナは、自分のもたらした救いが破滅を生んでしまったことを気に病み、「全てを救える全能者など存在しない」という結論に辿り着いたが、しかしその結論を否定して欲しかった。そのため、自分とは違う答えを見出したアノスを八神選定者として認めた。
夢の秩序でアノスが見た夢によると、アノスの生き別れた妹であり、竜種に狙われる根源を持っていたため竜種から逃れるためにアノスとともに転々と住居を移す生活を行っていた。しかし、転生したアノスにはアルカナの記憶はなかった。(アノスが失った記憶の中に、アルカナのことがあると考えられる。)
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魔王学院の不適合者 神族(魔王学院の不適合者) アノス・ヴォルディゴード アヒデ・アロボ・アガーツェ 妹
ネタバレ注意
その正体は、「背理神ゲヌドゥヌブ」と呼ばれる、地底世界の全てに裏切られた最初の代行者にして嘘と裏切りを司る神であり、「アノスの生き別れた妹である」というのは自身を慰めるため無意識に創り出した偽りの記憶であった。
世界そのものへの憎悪に駆られて創造神ミリティアを殺したのも彼女である。
彼女本来の秩序、<背理>の権能の詳細は第十章《神々の蒼穹編》で明かされた。
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