概要
作中時間2013年~2025年の間に行われたもので、現用兵器や核兵器などによるKAIJUの撃破ではなく“巨大人型兵器でKAIJUを撃破する”という前代未聞の計画。
KAIJUの度重なる襲来により、対立関係を持っていた国は対立をやめて協力し合う方向の元、世界各国が手を取り合い大きな災害に立ち向かうことを決め、そしてお互いが資源や資金を出しあってKAIJUを狩るための決戦兵器“イェーガー”を生み出した。
成功までの道のりは困難ではあったが、このイェーガーの登場によってKAIJUの撃退に成功するようになり、イェーガーの搭乗者であるレンジャー達はロックスターのように一躍有名人となりTV番組にも出演するようになった。
“災害の象徴であるKAIJU”と“災害を打ち払う象徴であるイェーガー”の活躍は次第にイベントにように受け取られ、後にホビーのようになっていくほどの人気を得た。
イェーガー製造時に生まれた困難とは何か?
計画当初イェーガーは単座で運用する予定であったが、試作イェーガー「ブロウラー・ユーコン」の起動実験時にトラブルが発生。
本計画に参加していたスタッフの一人「アダム・ケイシー」の脳に負担がかかって死亡してしまったという事態から人間一人の脳ではイェーガーを一体動かすのには不十分だったということが判明する、これを受けて単座から複座に変更し、一人が左脳、もう一人が右脳を担当することで負担を軽減することに成功、以降はこの二人一組での操縦が基本となった。
もう一つ、イェーガーは無事に動いたのだが、初期に製造されたイェーガーは放射線シールドの処置が施されておらず乗り込むレンジャーへの身体的負担が大きかった(後発のイェーガーには搭載されている)。
イェーガー計画の終焉
しかし、年月が経つとKAIJUの高知能化および戦闘能力の向上が著しくなり、逆にイェーガーが撃破される事態の方が増えていくようになった。
多くのイェーガーとレンジャー達を喪失したことで各国の政治家達は【イェーガー計画】の中止を決断し、それに代わる【命の壁計画】に切り替えていった。
曰く「イェーガーはKAIJUに対して有効な防衛システムではなくなった。【イェーガー計画】よりも【海岸線防護壁計画】の方が 成功する見込みがある。」とのことで、これによりイェーガー計画は政治家達の手によって凍結されてしまったが・・・?