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命の壁

いのちのかべ

命の壁とは、ハリウッド映画作品『パシフィック・リム』に登場する防衛システムの一つである。
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概要編集

作中時間の2013年~2025年、KAIJUの侵攻を防ぐために【イェーガー計画】が立案されてから12年の間に各国のトップ達が【イェーガー計画】に代わる新たな防衛システムとして立ち上げていたもので、各大陸の太平洋に面した土地に分厚い壁を立てて大陸を囲み、KAIJUの上陸を阻止するという計画である。


KAIJUが知恵を身に付け、そして戦闘力も進化していったことでKAIJUとイェーガーとの力関係が逆転して多くのイェーガーとレンジャー達を失い、それに伴ってシャッタードームの閉鎖も相次いだためこの生命の壁の建造が実行に移された。


政治家達曰く「【イェーガー計画】より【海岸線防護壁計画】方が成功の見込みがあり、絶対に突破されることはない」とのこと


世界各地では「命の壁建設現場」が増え、そこで生計を立てる者が増えて行った。撃破されたイェーガーも解体され、命の壁に使用されてしまったりしている。しかし、労働環境は悪く命綱を付けずに溶接の作業をするため、作業員が転落事故で死亡してしまうことも多く、加えてあまりにも途方もない規模の作業であることから具体的な完成予定の目処すら立っていなかった(建設現場の看板に書かれていた完成予定日の所に「永遠に無理!」という落書きされていたりする所もあったようだ)。


「絶対に突破されることはない」という言葉を信じて、建造現場で労働している作業員達に一つのニュースが入る


『私がいるここシドニーは今日、怪獣の襲撃がありました。』


流れてきた映像は新たなKAIJU、だがそこに映ったものは・・・


巨大なカテゴリー4の怪獣が命の壁を一時間かけて突破したのです。』

『命の壁は・・・突破不可能と言われています・・・!!』


建設現場にて労働していた最中に流れたニュースで「命の壁がKAIJUによって突破された」との報道を耳にしたある者は「何のための壁だ!」と怒り、ある者は「あの怪獣、簡単に壁を突破しやがった…」と絶望した。


既にイェーガーは廃棄されることが決定されていたため、シドニーは壊滅状態になると思われたが、


『ハークとチャックのハンセン親子が駆る、ストライカー・エウレカが このKAIJUを倒しました!』


※これの数秒後KAIJU秒殺


シドニーのシャッタードームストライカー・エウレカが残っていてくれたことにより難を逃れた(この出来事はハークが香港のシャッタードーム内にてローリーに語っている)。



シドニーで起きた事件の後編集

シドニーの“命の壁が突破されたこと”と“イェーガーがKAIJUを撃退したこと”を知った民衆は各地で暴動を起こし、政治家達はこれに対して「【命の壁計画】は、現在考えうる最良の策」とコメントしたが、それでも暴動は治まらなかった。


結局命の壁による国土防衛は不可能ということで、この【海岸線防護壁計画】は完全に凍結。

その後のKAIJU対策には再度イェーガーシリーズが充てられるようになり、後の時代でも二度と手を付けられることはなかった。


余談編集

モデルは『キングコング』に登場した防御壁だと思われる。


実は破壊されたイェーガーの中には命の壁の素材に使用された機体もあるとされ、コヨーテ・タンゴも少なくとも一機が再利用されたという話もある。


命の壁にプラズマ砲やエア・ミサイルなどを設える予定があったのかどうかは不明。


完成予定日に「永遠に無理!」という落書きは、監督が演出として加えたもの。


関連タグ編集

パシフィック・リム ブレードヘッド

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