概要
イカ研究所、通称イカ研とは、任天堂内でスプラトゥーンシリーズの開発制作を担当している制作チームの通称である。
始まりは2014年11月6日の公式SNSでの初投稿。
2014年11月6日の初投稿 |
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みんなは今年の6月に発見された、ヒトの姿に変身する謎のイカをご存知だろうか? 名乗り遅れたが、我々は彼らの生態を独自に調査している「イカ研究所」。ここでは彼らを調査した結果や、ここだけの情報を報告していく。楽しみにしてほしい。 |
ここでスプラトゥーン制作陣は初めて自らをイカ研究所と名乗った。これ以降、彼らが言う所の「謎のイカ」の調査結果を報告するという体で、ゲーム内に実装する新たなブキやステージの情報、世界観にまつわる事実などの最新公式情報を公開していく、という特殊な発表スタイルを取るようになっている。
メタいこと言うとあくまでもゲーム制作チームなので、本当に研究団体でもなければ何か研究をしている訳でもないが、2018年には海洋研究の大手であるJAMSTEC(国立研究開発法人・海洋研究開発機構)と公式コラボしている。
イカ研究員
製作スタッフらはイカ研究所研究員、略称して「イカ研究員」と呼ばれており、表舞台では必ず白衣とサングラスを身に着けている。ちなみにメイン画像のイカ研究員は明らかにプロデューサーの野上恒なのだが、当人はインタビューにて、
- 野上「あれはイカ研究員で、僕ではありませんから(笑)」
として、別人だと否定している。
作中への登場
あくまで制作チームなので、ゲーム内に直接登場する機会はほぼない。
唯一の登場事例は、初代『スプラトゥーン』の完成披露試射会で幟付きの専用ギアを身に着けたイカ研究員らが参加したことだけである。この専用ギアは一般プレイヤーが入手することは出来ない(チートで強引に入手されることはあった)。
ちなみにこの幟には、アルファベットで「SRL.」と書かれているようにも見える。Squid Research Laboratory(イカ研究所)の略だろうか?
『スプラトゥーン2』では登場しなかったが、専用外部アプリ『イカリング2』の塗りポイントチャレンジにて、任天堂本社の本社開発棟が「イカ研究所」として登場した。
『スプラトゥーン3』ではアートブックの222pにて、オルタナの海に水没している任天堂本社開発棟(=イカ研究所)の残骸を描いたコンセプトアートが登場しており、同作では崩壊した状態で登場予定だったのかもしれない。
ちなみに、ゲーム内に登場するブキにはそれぞれ製造メーカーが存在するという裏設定があり、公式SNSでは添付画像や映像の右下に製造メーカーのロゴが載せられるのだが(参照)、任天堂のコントローラーが元ネタのN-ZAPシリーズとS-BLASTシリーズには任天堂のロゴが載っている(参照2、参照3)。つまりこれらは任天堂が製造したブキということで、任天堂やイカ研究所はゲーム内にも存在するという設定なのかもしれない。