概要
カードダスのみで展開されたロックマンXシリーズ(以下「本編」)の公式外伝「メガミッション」のキャラクター
数々の戦闘によりエックスのデータを吸収したリミテッドが意志を持ち、インセプトチェイサー シュミットのボディを素体として吸収することでレプリロイドとしての形を成したドップラー最強の戦士。エックスの分身とも言える存在で、容姿もエックスに酷似している。
エックスを解析しつくして生まれたそのイクスバスターは、全ての再生レプリロイドの技をも使いこなす。凶悪そうな外見ながら、一人称は「私」である(但し有賀版の漫画版では「オレ」になっている)。
激突の末エックスに敗れるが、自分を倒したエックスの破壊に対する異様な程の強烈な執念から復活。『メガミッション3』にてR(リターン)イクスとして復活を果たし『核(コア)さえあれば、私は何度でも蘇る』と豪語。
他の者にエックスは倒させまいと「イクスアーマー」という2タイプの強化アーマーへ変化し、エックスとゼロに協力。最終的には最強のオーダーブレイカー エナミス・HLが変化したΣ(シグマ)リミテッドを倒すためにエックスに自らの身体ごとのエネルギーに変換して消滅したかに見えたが秘かにその残骸からΣチップを取り込み二度目の復活。
続編の『メガミッション4』では新たな姿Gイクスとしてイクス軍団を率い、エックスと最終決戦が予定されていた。
『メガミッション2』では本人が登場しないものの黒幕のタキオン(かつて廃工場にて倒されたマザーリミテッドの一片の細胞が、ドッペルタウン跡に遺されていたドップラーの残留データを吸収して分裂・増殖を繰り返す事で、新たなレプリブレインへと成長した姿)の造ったリミテッドに捕食され、彼の意のままに操られるようになってしまったエックス(レプリキャプチャー)が登場している。
余談
- カードダスのオリジナルキャラであるため、本家のXシリーズには登場はしていないが悪のエックスという意味では強い印象を残した。同時期に発売されたメガアーマーシリーズにはRイクスのアーマーのみ収録されている。
- 復刻された「メガミッション4」では強化形態が出るのみでエックスとの決着は描かれていなかったが後のシリーズのことを踏まえるとおそらく倒されたと考えられる。
- 後の続編である「ロックマンXギガミッション」では似たような経緯でニヒツというゼロのデータを基に誕生したキャラが登場している。こちらはシュミットと同様に新生ナイトメアポリスの一人であるシャクティーラCCを素体としている(但し、シャクティーラが女性型だったのに対してニヒツは男性型だと思われるほど形状が著しく変化している)。