概要
1996年に発売されたメガミッションの続編。本作はX3の2か月後となっており、エックスとゼロが再びリミテッドをめぐる戦いに巻き込まれていくストーリーとなっている。
本作の特徴は、エックスがストーリーの途中で敵に捕まってしまう(X3でも同じことがあったがこちらはゼロの手によって未然に防がれている)。
そのため、エックスに代わってゼロがリミートレプリロイドと戦うことになる(所謂、X4の先駆け)。
ライト博士は彼に強化アーマーを与え、シリーズ初の強化アーマーを纏ったゼロを見ることができるのも特徴の一つ。
サブタイトルはEPISODE 2 / VS REVENGE LIMITED(エピソード2 / バーサスリベンジリミテッド)。
ストーリー
ドップラー博士の反乱から2ヶ月後。
「都市内のレプリロイド全てが突如一斉にイレギュラー化する」という怪事件の真相を追っていたエックスとゼロの前に、再び再生レプリロイド達の影が現れはじめる。
登場キャラクター
ゼロのパワーアップ
前述の通り、エックスが前半戦後に敵に捕らえられてしまったため、後半戦はゼロが戦っている。
その途中でライト博士が強化アーマーを与えてくれるのだが後に発売されたX5では作れないと発言している。
第三開発部は本作の存在を知らなかったのだろうか?
また、この時期のゼロはまだラーニング技を使用していない。
第一段階「ネオバスター」
連れ去られたエックスのバスターの残骸を、ゼロが自ら自身のバスターに組み込み合体させたもの。2つの銃口が一つに合わさったような形状をしている。強化光弾である「エナジーショット」を放つことができ、またエックスの特殊武器を使用することもできる。
第二段階「エネルギーアーマー」
ヒャクレッガーを倒したゼロの前に現れたカプセルにて、ライト博士から授かったアーマー。装着部位は胴部(ボディパーツに相当する部分)のみで、溢れ出るエネルギーで形成されている。メインカラーは黒。
第三段階「ネオアーマー」
スパーク・マンドリラー・Lとの戦いにより爆発した発電所のエネルギーを吸収し、強化されたエネルギーアーマー。ボディのみだったエネルギーパーツが脚部までを覆っている。ヘッドパーツに相当する部分は存在しない。タキオンらの展開するリミテッド・フィールドを無効化する事が出来る。またネオバスターも、パワーアップしたアーマーから流れ込んで来るエネルギーにより、エナジーショットの破壊力が飛躍的にアップしている。
エックスのパワーアップ
前回の戦いでバスターに僅かに残っていたリミテッドのデータがレプリロイドを強制的にイレギュラー化する「リミテッド・フィールド」に反応し、武器チップが無いにもかかわらずバスターが過去のデータを元に特殊武器を再現している。
レプリキャプチャー
黒幕であるタキオンの造ったリミテッドに捕食され、彼の意のままに操られるようになってしまったエックスの姿。リミテッドの影響を受けた「リミートエックスバスター」で、親友であるゼロに襲いかかる。最終的にゼロが捕食していたリミテッドを破壊されたため、元のエックスに戻った。
ギガアーマー
戦闘で傷ついたゼロが、アーマーやネオバスターを含む全エネルギーをエックスに託す事によりエックスの体に新に形成されたアーマー。メイン画像のようにヘッドパーツに相当する部分は存在しない。リミテッド・フィールドの無効化の他、蓄積されたエネルギーを一気に放出する「ギガクラッシュ」を使用することができる。
武装として、ネオアーマーとネオバスターの能力を得た「ギガバスター」を放つことができる。またタキオンとの戦闘で奪ったサーベルをサブウェポンの「ギガサーベル」として操ることも可能。
本作のオリジナルキャラと設定
タキオン
かつて廃工場にて倒されたマザーリミテッドの一片の細胞が、ドッペルタウン跡に遺されていたドップラーの残留データを吸収して分裂・増殖を繰り返す事で、新たなレプリブレインへと成長した姿。頭部のカバーにはドップラーの顔が映っている。自身の更なる成長の為にその知識を駆使し、ドップラーの野望を砕いたエックスの捕獲に乗り出した。
自身の一部を分離、成長させてブラディオン・ルクシオンを生み出し、彼らとともに、内部に居るレプリロイドを強制的にイレギュラー化する「リミテッド・フィールド」を作り出す事が出来る。
戦闘の際には左腕のバスターから発射する「リミートスマッシャー」と左手に持ったサーベルによる戦闘術「サーベルグラップ」を駆使する。
終盤の戦闘でサーベルをエックスに奪われて追い詰められた際にはリミテッドマザー同様のレプリギガント形態なる最終形態へと変化して追い詰めるが最終的にギガアーマーの全エネルギーを解放した「ギガクラッシュ」で消滅する。
オーダーブレイカー
タキオンが自身の一部を分離、成長させ創り出したレプリロイドの総称。タキオンとともに、内部に居るレプリロイドを強制的にイレギュラー化する「リミテッド・フィールド」を作り出す事ができ、その為に「秩序の破壊者」という意味のこの名を名乗っている。 構成員はブラディオン、ルクシオンの2名から成っている(但し、次回作で未完成であったエミナスが存在していたことが判明する)。最終的にゼロによって全滅させられる。
ブラディオン
巨大な球体ボディーを誇るが、その巨体に似合わぬ俊敏な動きと伸縮自在な首を使って敵を翻弄する。武器の類は持たず、その身体能力を活かした格闘術「マシーングラップ」で相手を追い詰めて行く。
ルクシオン
知略に長け、残忍で冷酷な性格を持つブラディオンの相棒。
パワーはブラディオンほど高くないが、両腕を交差させ振り上げる事で発したエネルギーを射出する「アローショット」で中~遠距離から戦闘を行う事が可能。そのエネルギーを両腕に纏わせて近距離戦闘も行える。
関連タグ
メガミッション:前作
メガミッション3:次回作