概要
- イナルナ姫 - 「真・女神転生 デビルサマナー」の伝承に登場する人物。「真・女神転生 デビルサマナー ワールドガイダンス」(成沢大輔&CB's Project編、1996年ソフトバンク刊)には「伊那瑠奈姫」という表記もある。
- イナルナ姫 - 「ルミナスアーク3 アイズ」に登場する、イナールナディア・イスタシア王女の通称・愛称。本項で解説。
「ルミナスアーク3 アイズ」のイナルナ姫
先述の通りフルネームはイナールナディア・イスタシア。
聖バルディア王国の第一王女で、とある事件を契機にマギの騎士としてウルガルド魔法騎士学院へ編入した。普段の一人称は「あたし」。
魔法寄りのユニットで、魔法攻撃と支援のスキルを修得する。特に魔法反射とAO(行動力)を加速させるスキルにはお世話になったプレイヤーも多いことだろう。
春のある日、バルディア王宮で舞踏会が開かれるとの報せがウルガルドにやってきた。
人が集まるということはフェリシアの瞳狩りに遭う危険がある。ただでさえ少し前に発生したフェリシアの襲撃で王宮騎士団が壊滅状態にされていたということもあり、対フェリシア特務部隊メイガスは警備として呼ばれることに。
ところがメイガスはフェリシアにまんまと振り回され、水のアルケー・リーンハルトの侵入を許してしまう。父王に迫る危機にイナルナ姫はマギへと変身、メイガスと共闘して撃退に成功する。
これからは自らも戦うと決意を表した彼女は、王を説得して四つ星のマギとしてウルガルドに編入したのだった。
…その視線の先は、迫り来るリーンハルトの攻撃に割り入ったアイツに向けられていたとか…
気が強く、喜怒哀楽がはっきりとした性格。それが顔にも出るので嘘がつけず、照れるとツンデレ台詞を吐く。またこだわりも強く、編入早々に愛用の枕でないと寝られないと駄々をこねた。さらに王宮のコックらと格闘し続けてきたと胸を張るだけあって食に関する知識はかなりのもの。他方、ヘビが大の苦手。
そんな彼女は世間から「王室のワガママ姫」と呼ばれており、実際に仲間を困らせたことも少なくない。
ただ擁護すれば姫は物事を主導したがり、かつ遠慮をしないだけなのだ。例えば舞踏会の件。そもそも彼女は壊滅した騎士団に代わる人材を集めるための武闘会を開催するつもりだった。過去にも彼女は王宮の祭りをいくつもプロデュースしており、今回も同様に行おうとしたのだろう。しかし、それよりも花嫁姿が見たい王や家臣たちが舞踏会に変更してしまったのだという(一説には、武闘会のために作成したポスターがたいそう挑発的だったのが反対のきっかけとのこと)。
サルモン・アグレティア王の一人娘。母は物心つく前に他界。その境遇もあってか老王は姫を溺愛してやまず、姫がマギに覚醒していることも伏せていたほどで、こちらもワガママ姫の印象を強める一因となっている気がしないでもない。ちなみに、姫は他に身近な存在として執事や料理長、ペットの犬を挙げている。
バルディア貴族であるアシュレイやハイネとは以前より面識があり、それぞれ「アナン公爵家の強がりアシュレイ」「モニーク侯爵家の犬コロハイネ」と認識し、よく振り回している。また、レフィと並びユウの頭をモフモフすることが多い人物である。