イモバルカン

いもばるかん

イモバルカンとは『メタルマックス』シリーズに登場するモンスターである。

概要

初出は初代『メタルマックス』で、名前の通り頭からバルカン砲が生えた芋虫のモンスターである。

序盤に登場するモンスターで、バルカン砲による攻撃は生身の体に痛いが戦車を手に入れれば副砲の露となる運命。

『メタルマックス3』でも登場し、メロン型モンスターメロウィンを倒すと、中から巣食っていたらしい個体が飛び出してくることもある。

なおイベントボスであるデカメロウィンを倒すと5匹も飛び出してくる。

『メタルマックスゼノ』ではU-Tウエノに出現するが、旧作をプレイした者が「イモバルカンかよ」と油断していると、バルカン砲の火力の強さに絶望することになる。

なにせこれまでのイモバルカンは戦車に乗っていれば相手にならないザコだった。それが今回は集団で出現し、なおかつ戦車に強烈な痛手を負わせてくるスペックへと大幅強化。油断したプレイヤーをあっさりとアイアンベースへ送り返した。

特にこのU-Tウエノは、最初に訪れた際はわずかだが徒歩で歩かなければならない区間があり、その「わずかな区間」にてイモバルカンなどの強敵と遭遇し、なすすべもなく全滅した例は意外に多い。『2』『2R』で言う所のアクアウォーカーの陸棲版…よりもさらに手ごわい存在だと思っておいた方がよい。

同系統としては毒ガス弾を放ってくる赤い毒イモキャノンと大型で青いバーストワーム、さらに巨大化したエリザベートがいる。

『3』では毒イモキャノンは樹木系賞金首バオーバーブンガーと共生しており、戦闘中何匹も加勢してくるが、処理が重いためかDS本体がフリーズすることがある。

初代ではバイオ系、『リターンズ』ではサイバネ系である。なお蝶や蛾のモンスターに成長したという報告はない。

初代『メタルマックス』のジャケット絵では、芋虫だからなのか戦車のキャタピラに蹂躙される様子が描かれている。