概要
白亜紀後期の南極・スノーヒルアイランド層から産出している獣脚類。
化石は肢の一部などが知られている。
2007年、正式な記載前に標本が発表されており、「Naze dromaeosaur」の愛称で知られていた。しかし、発見された化石は顕著なシックルクローなどドロマエオサウルス類と断定できる特徴を欠いており、不正確な名であった。
2019年、シックルクローの欠如、第二中足骨の滑らかな表面などからドロマエオサウルス科より基盤的な原鳥類として記載された。
また、古生物学者のアンドレア・カウは、原鳥類として同定する根拠を欠いていると指摘しており、同じく古生物学者のミッキー・モーティマーとの交流の中で、自身が行なった系統解析の結果や地理的な要因から基盤的なメガラプトラではないかとした。
後肢からユタラプトルらとの比較により全長は3〜4mと推定されている。
食性は肉食とされることが多いが、頭骨の化石証拠が得られていないため不確実。
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原鳥類?