概要
ヒメウーリサスは、恐竜の卵化石に付けられた学名。
2019年1月~3月、兵庫県は丹波市山南町の地層で大規模な調査が行われたところ、卵や卵殻片の化石が見つかった。そのうち1つは45×20mm程度の非常に小さなものだったと言い、故・三枝春生博士ですらも鳥類のものなのかそうでない獣脚類のものなのか鑑定に難儀したと言い、大学院生のころから卵の化石の研究を行ってきた筑波大学の田中康平博士に依頼したことでようやく恐竜の卵だと断定された。
2020年に「ヒメウーリサス・ムラカミイ」と学名が付けられ、ムラカミイは久下地域自治協議会会長・村上茂氏に由来するものとなっている。この化石はギネス世界記録にも認定されている。
2021年8月放送『ダーウィンが来た!日本で発見!恐竜新世界』ではそれを産んだ恐竜の姿もCG復元され、それによると産んだ恐竜もまた全長1mにも満たない可能性が高いということで、メイン画像のような羽毛恐竜だった可能性が高い。また当時は丹波竜なども生息していたため、カワセミのように巣穴を作って抱卵していたと考察する恐竜オタクもいる。