概要
アメリカ合衆国のハンターの間で、まことしやかに語られる謎の生き物。
20世紀初頭の記録によると、円形の湖に棲む脂がのっていて美味い巨大魚のことで、ギリ・ガルー・フィッシュとも呼ばれていた。
この魚を釣るためには湖の中央にボートで移動し、スティルトンチーズ、ブルーチーズ、リーデルクランツチーズなどの匂いが強いチーズを餌とするとよい。
さらに、この魚の釣りはボーイスカウトの訓練に含まれており、薪に釘を打ったものを疑似餌にして指導者と新人の共同作業として釣り上げたといわれている。
1908年のミュージカル『リトル・ニモ』において、俳優ジョセフ・コーソーン演じるハンターが狩った動物がアドリブによってこの名で呼ばれており、「水の中に棲んでおり、食べ物をむさぼり食う」という特徴が語られている。
またワシミミズクや架空の鳥が、この名で呼ばれることもある。
実は…
この語は本来ボーイスカウトの追跡スキルを訓練するために用いられるツールの名で、一般的に何本も釘を打ち込んだ木材であることが多い。
釘の本数を減らすことで難易度を高めることが可能で、指導者は紐で縛られたウィッフェンプーフで地面を引っ掻いて痕跡を残し、それを若いボーイスカウトが追跡することでスキルを鍛えることができるのである。