CV:大原さやか
基本概要
初出は『LOE』。
魔装機の設計に携わった錬金学士(ラ・ギアスにおける科学者)の一人であり、中央管理議会から王室アカデミーへ派遣され、サイバスターとガルガードの設計を手がけた。
次期錬金学協会会長の最有力候補でもある。
年齢は「第1章」時点で27歳、「第2章」の時点で29歳。
続編『ROE』でもまだ三十路までまだ少し余裕があるが、シャリアン・ザニア・ベリファイトに三十過ぎに間違えられた際には、大分気にしていた。
なお、詳細は不明だが『ROE』で語られた所によると、家族はおらず、天涯孤独の身の上だったようだ。
容姿
ウェーブがかった青い長髪が特徴。
紫のタイツ(パンティーストッキング)をはいている。
膝まで届くウェーブがかった青い長髪が特徴で、肩にショールの様なものを掛けた青いスーツを着ている。
非常に容姿端麗な上に実年齢よりも若く見え、やや童顔である事を考慮しても、リューネ・ゾルダークと同年代にしか見えないらしい。
テュッティ・ノールバックには「ウェンディが美人でないのなら地球上の美人の8割はその範疇外になる」、リューネには「(テュッティの評を受けて)超がつくほどの美人」、「30歳目前のプロポーションではない」と言わしめた。
性格と対人関係
気品ある物腰と清らかな性格をした大人の女性だが、反面子供っぽい面も持ち、歳の割に少女趣味な所がある(ミオによればマスコット類を集めているようだ)。
ちなみに、腐女子趣味もあるようで、シュウ・シラカワがマサキ・アンドーに気があると勘違いした時は、「あらあら、どうしましょう」と慌てる様なそぶりを見せながらも、興味津々だった。
また本人は否定しているが年齢制限のあるゲームもプレイしている様子。
アルコール類も好きだが、あまり強くないため、酔うと絡み酒になってしばらく説教した後、寝てしまう。
マサキにとって憧れの人ともいえる存在で、成り行きとはいえ彼とのキス経験もある。
物語の中で次第にマサキに恋心を抱くようになるが、彼より10歳ほど年上なことを気にしているためか、その想いを内に秘めいた。
しかし、『LOE』「第2章」から同じくマサキが好きであるリューネが登場したことで、その当の彼女の勧めもあり、徐々にその想いを表に出す様になった。
また、リューネとはお互いマサキが好きである事を理解した上で、年の離れた友人関係を結び、彼女からは姉の様に慕われる様になる。ちなみにマサキは「戦士階級」なので実は一夫多妻が可能だったりする。つまり、やろうと思えばウェンディとリューネを両手に花という事にも。
好きな花は姫雪見草で、『LOE』のあるルートで彼女が死亡した場合、プレシア・ゼノサキスによって墓前に供えられることになる。
また、マサキがベッキーにそそのかされる形で彼女に渡した、オリハルコニウム製のペンダントをとても大事にしており、『LOE』「第2章」の特定ルートでは、それが彼女を救うためのキーアイテムになる。
料理はプレシアに習ってできる事はできるが、セニア・グラニア・ビルセイアの影響で最後にオリジナリティとして変な物を入れてしまう為、結局とんでもない味になる。
彼女の作った薬効入りお粥は凄まじい味だったが、リューネが食べた直後の戦闘で身体が軽くなり、メビウスジェイドが使用可能になる等『クスハ汁』に似た効果をもたらした。
なお、この味は体調不良であることを利用してリューネがマサキに甘えまくったために情緒不安定になってテューディ化(後述)していたことも原因の一つ。
テューディについて
テューディ・ラスム・イクナートという双子の姉を生まれて間もなく亡くしたが、実は彼女の精神はウェンディの中に存在し続けており、『LOE』第1章の終盤に重傷を負ったことが原因でプラーナ値が下がると姉の人格が表面化するようになり、次第に身体を乗っ取られるようになる。
『ROE』ではこれよりずっと以前から時々記憶が曖昧な時があり、実は昔からテューディが表に出ていたという事が語られた。
サイバスターの設計も、かつてテューディが見たゼルヴォイドの記憶を無意識の内にベースにしていた事が明かされる。
『LOE』ではテューディはウェンディの身体から離れ、最終的に消滅したがその記憶と感情は残っており、感情が高ぶると表面化して髪が赤く染まるようになる。イブン・ゼオラ・クラスール曰く、それによる実害は無く性格が若干テューディ寄りになるとの事だった。
しかし、姉と魂さえも分け合っていたので、失った事により常人の半分までに寿命が短くなっていた事実がエルシーネ・テレジアの診断で明かされる。このことが判るルートでは、後にテューディの魂を復活させて再統合するという手段でエルシーネによって治療されるが、テューディの意志によって再びウェンディの身体が支配され、マサキとリューネの説得でウェンディの意識が甦り、心の中でテューディと対話して互いにたった一人の家族であるお互いを受け入れ和解、テューディが彼女の心の奥底で深い眠りについたため、もう何の弊害もなくなっている。
…それどころかシリーズ最終作「魔装機神F」ではラスボス・イスマイルのデチューン機・ネーゼリアに乗って登場。戦闘時にはテューディが表に出ている(たまにウェンディが悪役っぷりにツッコミをいれている)。
ちなみにテューディもマサキLOVEだったりする。…ひとり姉妹丼?
スーパーロボット大戦シリーズでのウェンディ
『スーパーロボット大戦α』には名前のみ登場し、続編『スーパーロボット大戦α外伝』では、地上にいるマサキにサイバスターを届けるために傷が治りきっていない身体を押してプリベンターと合流する。
未来世界に飛ばされた際に散り散りなるが、再び合流後は技術面でマサキ達やプリベンターをサポートした。
ゲーム全体の演出として会話シーンが表情豊かな『LOE』と比べて、『α外伝』ではバストアップで表情数があまり用意されておらず印象が若干違う。
OGシリーズでは名前のみで直接登場はしていない。
余談
彼女が額に巻いているバンダナ状の布は、キャラデザイナーの河野さち子女史が旅行パンフレットを見て気に入った、首長族の少女が身につけていた衣装をモチーフにしている。
関連イラスト
関連タグ
魔装機神 サイバスター ガルガード テューディ・ラスム・イクナート
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