Lamborghini Urusはスーパー・スポーツカーの魂とSUVの実用的な機能性を一つに融合した、世界初のスーパー・スポーツ・ユーティリティー・ビークルです。Lamborghini 4.0リッター V8ツインターボエンジンを搭載したUrusは、ドライビングの楽しさと驚異的な車両性能を両立させたパフォーマンス志向のモデルです。デザイン、パフォーマンス、ドライビング・ダイナミクス、そして抑えきれないほどの感動が、本物のLamborghini DNAを体現するこの未来志向のモデルの中に脈々と流れています。
自由の素晴らしさを象徴するUrusが、サーキットから砂地、氷、砂利、岩や石などのオフロードに至るまで、あらゆる大地を発見する旅へとあなたを誘います。それは、紛れもないオールラウンド・スーパースポーツカーです。新たな道を探索しながら、自分を表現する新しい方法を見つけることができるでしょう。挑戦をいとわず、人生を最大限に生きるために、先に進むことを恐れない。それがあなたの目指すものです。自身の秘めた可能性を発見し、現実を新たな形でとらえ続けます。さあ、すべてを解き放ち、あなたの個性を表現してください。
-ランボルギーニ公式のキャッチコピー (公式サイトより引用)
SUVの定義に関して
ウルスは「SUV(スポーツユーティリティビークル、Sport Utility Vehicle)」という自動車の形態の1つ「クロスオーバーSUV(Crossover Utility Vehicle、略称「CUV」)」に属する・・・とされているが、最近ではSUVそのものの定義がかなり曖昧となっており、現在無難とされるSUVの定義が「全高の高いボンネット型自動車」とされる。クロスオーバーSUVの定義は「SUV型だが舗装路での走行性能に重きを置いたもの」とされている。上記のキャッチコピーを読んだ感じだとただのオールラウンダーであるが。
なお、ランボルギーニ公式は「スーパースポーツユーティリティビークル(Super Sport Utility Vehicle、SSUV)」と称している。
概要
昨今世界でSUV型自動車のブームが巻き起こっている中、高級ブランドメーカーも続々とSUVの生産・販売を進めている。そんな中、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニ(Lamborghini)は2012年にウルス(Urus)のコンセプトモデルを発表。2017年に市販モデルを発表、翌2018年からデリバリーを開始した。
コンセプトモデルのビジュアルと市販モデルのビジュアルはそう大差はなく、ランボルギーニマニアの観点から見ればテールランプの意匠について何かしらの考えを持つ人が出てくるだろう。コンセプトモデルの時点でテールランプの意匠は、2014年にデビューしたウラカン(Huracan)のそれとほぼ同じなのだ。
2012年以前にこの意匠を取り入れたランボルギーニの車は存在せず、ウルスのコンセプトモデルが初となる。この事から、ランボルギーニのデザイナーはどこかのタイミングでこの意匠を取り入れた車をリリースしようとしたのではと推察できる。なお、ウラカンのテールランプの意匠はヴェネーノ(Veneno) LP750-4やチェンテナリオ(Centenario) LP770-4、SC18アルストン(SC18 Alston) LP770-4、テルツォ・ミッレニオ(Terzo Millennio)といった様々なモデルに引き継がれている。
中身についてはランボルギーニ史上初のターボチャージャーを備え、トランスミッションは8速AT。駆動方式は4WDで悪路もなんのその。アヴェンタドール(Aventador) LP740-4 Sにも搭載されている、四輪操舵システム(ハンドリング操作にあわせて後輪も若干ながらハンドルが切れるアシスト)がウルスにも搭載されている。
バリエーション
2022年現在、ウルスはベースグレードを除き計5種のバリエーションを持つ。なお、発表自体から既に5年以上が経過しているが、つい昨日(2023/1/13)発表があった、日産 GT-R R35 MY24の如く、デビューから長い間そのメーカーの看板モデルになる可能性も否定出来ない(ランボルギーニだとデビューから10年も引っ張ってきたアヴェンタドール(初期モデルから最後のモデルまでが2011年~2021年)がその一例となる)。更に2024年にはPHEVモデルも発表された。
ウルス
ベースグレード。
4L V8 ツインターボエンジンを搭載し、最高出力650ps/6000rpm、最大トルク850Nm/2250~4500rpm。トルクバンド(最大トルクが出せる回転数の広さの事)が広い事からも分かる通り、日常使いを意識した仕上がりとなっている。
パールカプセル
アルファベット表記「Pearl Capsule」。ランボルギーニが伝統としている象徴的な明るいビジュアルカラーを全面に押し出したモデル。内装はしっかりしておりラグジュアリーさが漂う。
エンジンはベースグレードに同じ。
グラファイトカプセル
アルファベット表記「Graphite Capsule」。限定4色の艶消しマット塗装がウリ。
エンジンはベースグレードに同じ。
S
ウルスの強化版。もともと筋肉質な(?)ウルスをリファインしたとでもいうべきか。
エンジンは排気量をそのままに最高出力を666ps/6000rpmに向上。これにより、よりスリリングなドライビングが可能。
ペルフォルマンテ
アルファベット表記「Performante」。もともとペルフォルマンテという最高級グレードの名前はガヤルド(Gallardo)(ウラカンの先代)とウラカンの専売特許みたいなものだったのだが、そのグレードがウルスにも。
最高級グレードというだけあってビジュアルはスポーツ寄りになり、カーボン使用量が増加。エンジンはSと同じ特徴の為割愛。
SE
レヴエルトに続きランボルギーニとして2例目のPHEV(プラグインハイブリッドカー)。デザインが見直され、よりスーパースポーツカーのような外観に仕上がっている。ドライブモードは11種類に増加し、従来のウルスからEVモードやハイブリッドモードが追加されている。最高出力800ps/6000rpm、最大トルク800Nm/2250-4500rpm、0-100km/h加速3.4秒、最高時速312km/hと、Sと比べてかなりパワーアップしている。電気モーターは永久磁石同期電動機を採用し、出力は141kW@3200rpmとなっている。
関連タグ
間接的に関係があるモデル:
外部リンク
以下Lamborghini公式サイト(すべて日本語版):