概要
光の国の聖女で、神秘的な光の衣を身にまとった女性ウルトラマン。
通称は「ティア」。本名は「涙を語り継ぐ者」
父は「地平を見張る者」、母は「青史をしおる者」という。ブリッジという兄がいるが、ティアが生まれる前に事故で生き別れになったため会った事はない。
性格は名門の生まれらしく高貴で、聖者らしく心優しい。無印の頃は丁寧語で話していたが、『ウルトラマンデュアル2』の頃には地球の文化に嵌ってダラダラ過ごしていた為か、ため口が混ざるようになる。
年頃の娘らしく恋愛事にも興味津々で、近親者の結婚を羨ましがっている。後に彼女に一目ぼれしたウルトラマンウンリュウからの猛アタックの末、両想いとなった。
聖者としての能力は一族の中でも最高クラス。
来歴
本編開始の三年前、一触即発の状態にあった光の国とギャラフィアンの状況を打破するため、使節団を率いてギャラフィアンとの話し合いに向かったが好戦的なギャラフィアンは話し合いに応じず攻撃を開始。光の国のウルトラ戦士がティアを始めとした光の国の聖者とギクシャクした関係だった為護衛を送られず、使節団はティアを残して全滅してしまった。
ティアも危うく殺されるところだったが、間一髪のところで宇宙警備隊が到着し難を逃れる。
宇宙警備隊はティアを保護したまま戦いの舞台を地球に移動。結果警備隊はティアとピグGを残し全員死亡、ギャラフィアンも7名のヴェンダリスタ星人を残して壊滅した。
宇宙警備隊とギャラフィアンの総本部は宇宙のかなたにある為、先に援軍が来た方が勝利を収める状態となり、日本の政府は宇宙警備隊とギャラフィアンのどちらが勝っても不利な立ち位置にならないよう中立を表明。ティアは政府からの要望を受け、立場上は自らを侵略者と位置づけ宇宙船が不時着した東京都練馬区周辺を「光の国の飛び地」として侵略支配する事になり、自身に賛同した地球人の協力者たちと共にギャラフィアンの怪獣達と戦う事になった。
飛び地を作って間もないころに怪獣サラマンドラと飛び地を守るために涙を流しながら戦い、サラマンドラを抱き寄せながら自身の能力で掟を破って命を奪ってしまったため、自分の両腕に手錠をはめ戦わないという意思表示をしている。
地球人の伊波滴という少女と一心同体となった上で二つに分裂し、飛び地側にいるティアの半分とシズクというもう一人の自分とテレパシーで情報を伝えあっている。
ヴェンダリスタ星人が倒され地球が救われてからは自身の罪を償うために光の国に帰還。聖者たちから「怪獣を殺したこと」「侵略をしたこと」「格闘戦をしたこと」の3つの罪で有罪を言い渡され、体を小さくして能力の大半を奪われ、光の国を追放された。
能力
- ウルトラ・オペレーション
人間をウルトラマンへと強制進化させる能力。
- 相手の命を問答無用で奪う能力
ティアを始めとした光の国の聖職者すべてが使える能力。
相手の命を少しずつ削っていく能力で、吸収中は抵抗もできない程体力が消耗し再生能力のあるサラマンドラもこの能力の前には再生もできずに死亡した。ただ生命力が強いと殺すのに時間がかかる。
かつては全ての光の国の住民が使えたが、いつしか純粋な戦闘能力へ強化する形へ進化していったためこの能力は失われていった。現在は一部の進化しなかった者たちのみが使用できる。
この進化しなかったものが「光の国の聖職者」であり、この驚異的な力を持ちながらこの力を嫌悪し、使用しない事から敬意を込めて光の国の聖職者と呼ばれている。それ故使われるのが許されるのはウルトラマンが悪の道に落ち、宇宙の敵となった時のみである。
ヴェンダリスタ星人はこの能力の悪用を企み、ティアをつけ狙う。