概要
小説『ウルトラマンデュアル』に登場する天の川銀河系に存在するヴェンダリスタ、スタグレングス、カードウ、リトデイ星の凶悪宇宙人たちによって結成された星間同盟軍。
元々彼らは武力によって周りの星々を武力によって侵略(本人たちの主張では自由の精神。要は勝手気ままに暴虐の限りを尽くしていた)が、その事を危険視した宇宙警備隊を担う光の国の住人たちの内、聖者の役職を担う者たちは、このままでは戦争が起きるかもしれないと先手を打って警備隊を共なって交渉に向かう。
しかし、同盟軍の参加者のうち、元々好戦的なスタグレングス・カードウ・リトデイ星人達は話し合いをする気なんぞ最初から持ち合わせていなかった為、交渉に一切応じる事も無く使節団を壊滅させ、残るヴェンダリスタ星人は非常に合理的で話し合いが通じる相手であったが、冷酷な侵略のプロとしての進化を遂げてきた彼らは相手の命を問答無用で奪う能力という聖者たちのもが持つ特殊能力に目を付け捕虜にしようとしたことで、交渉は決裂というよりも最悪の形となってしまい、一連の動きを察知して慌ててやって来た警備隊たちと遭遇し遂に戦争が勃発。
地球の近傍宇宙で交戦を繰り広げ、戦いは熾烈を極めるが、ほぼ相打ちという形で分が悪くなった為、態勢を整えるべく拠点として下等生物しかいないと判断した地球に目を付け侵攻を開始(ちなみに地球には下等生物しかいないと決めつけた理由は、自分たちが発信した宇宙言語のシグナルを全く解読できなかった為)。
そしてまず先発隊としてヴェンダリスタ星人が地球侵略に向かうものの、彼らを追ってきた宇宙警備隊と警備隊に保護されているティアと交戦し、宇宙警備隊はティアとピグモンGを残して全滅。ヴェンダリスタ星人側もキップ、メイス、ラトを始めとする7人を残して全滅するというほぼ両者相打ちという形で、現在に至っている。
なお、彼らの価値観では、下等生物は保護するに値しないという無茶苦茶なルールとなっているらしい。また、元々が無法者の集団の様な組織であるためなのか、現在は対宇宙警備隊掃討のために一致団結しているが、彼らも決して一枚岩という訳ではなく、いずれは互いに利権を巡って交戦する運命にあるという。
物語では最終的には地球に潜伏するヴェンダリスタ星人の要請を受けてやって来た援軍は、駆けつけた宇宙警備隊と、地球側のウルトラ戦士であるデュアルⅡの活躍により、戦力的には警備隊と互角がそれ以上であったが、蓋を開けてみれば警備隊側の圧勝であったらしい。
なお、この第二次ギャラフィアン対宇宙警備隊の戦いは、以前の教訓をもとに地球からはかなり離れた所で行われたらしく、警備隊たちのアフターケアーのお陰で、以前の様な地球側にとっての悪夢が再び起こるようなことは無かったが、組織としてはまだまだ健在であると思われる。
参加メンバー
ヴェンダリスタ星人
彼ら曰く正式名称は“袂を分かちて朝日を望む者”。
ギャラフィアンに参加している異星人たちの内、非常に合理的な思考を持つ種族である為、同盟軍側で唯一交渉に応じる事が可能な異星人。
と言えばギャラフィアンたちの中ではまだましに聞こえるかもしれないが、実際には進化の過程で、自分たちの思想とは相いれない部分を切り捨てて進化してきた一族である為、思考が機械的で冷酷であり、さらにザラブ星人と同じく侵略行為自体を自分たちに課せられた事業と捉えて活動している狡猾な侵略のプロフェッショナル集団なので、交渉自体がほぼ一方的に彼らにとって有利な条件推し進められてしまう可能性が高く、交渉側にとっては非常に不利な状況になることが必至となってしまう。
彼らの詳しい説明はリンクを参照。
スタグレングス星人
ギャラフィアンに参加する非常に好戦的な異星人。
劇中では名前のみが判明している以外の詳細は不明で、ヴェンダリスタ星人とは違って合理的に物事を推し進めるのではなく、武力によって相手を制圧することに特化しているため交渉自体が無理ということ以外は判明していない。
後に続編となるウルトラマンデュアル2で始めて全貌が明かされた。
カードウ星人
ギャラフィアンに参加する非常に好戦的な異星人。
物語ではその名前と存在が仄めかされているだけで、ヴェンダリスタ星人とは違って、直ちに武力を行使する種族である為、交渉に一切応じる事はないこと以外の詳細は不明。
後に続編となるウルトラマンデュアル2で始めて全貌が明かされた。
リトデイ星人
ギャラフィアンに参加する非常に好戦的な異星人。
物語ではその名前と存在が仄めかされているだけで、ヴェンダリスタ星人とは違って、交渉に応じる事は無く、武力を使って侵略行為を繰り返していること以外の詳細は不明。
続編となるウルトラマンデュアル2で始めて全貌が明かされた。
その他の戦力(怪獣)
物語に登場する怪獣たちは、元々ギャラフィアンの主戦力や生物兵器という訳ではなく、ティアがギャラフィアンの進行に遭い、滅びかけた星々の生物たちを自身の宇宙船内へと保護していたものを、ヴェンダリスタ星人たちが彼女の宇宙船を乗っ取た際に洗脳、或いは改造したり、憑依する事で操り、利用されている存在である(ちなみに劇中ではブラックキングやサラマンドラ、そしてベムラーなども登場しているが、このあたりはどうなのかは不明)。
また、ヴェンダリスタ星人達が使っている人間の持つマイナスエネルギーで怪獣を強化できる装置(彼らが持っている黒い石板の効果の1つ)によってパワーアップを計る事ができるようだ。