概要
狭間の森の湖に現れる、亡国ウーラシールの女性。
ダークソウルの世界では、(出身地)の(名前)、という名乗り方が一般的(例:アストラのソラール)であるため、「宵闇(Dusk)」という名前であると思われる。
湖獣を退治した後に現れる金色のクリスタルゴーレムを倒すと、中に囚われた宵闇を救出することが出来る。ゴーレムに囚われながら時空の歪みを彷徨っていたため、国家の滅亡を免れたものの、ただ一人生き残ったことで孤独になってしまった。
過去の時代に生きていた人物であるため、時空の歪んだロードランでは召喚を介してのみ出会うことができる。寂しさ故に主人公と話すことを非常に楽しみにしており、全体的に殺伐としたダークソウルの世界の中で、害意なく語り合える稀有な存在のひとり。特にヒロイン的存在としては唯一最初からデレている。
亜麻色の髪を編み込んだ独特の髪型(ゲーム中でプレイヤーの髪型としても選択できる)に、繊細な刺繍の施された白いドレスといういで立ちであり、彼女を召喚できる夜の湖畔というシチュエーションとの組み合わせが非常にムーディーなのも人気の一端を担っているといえるだろう。
ゲームにおける立ち位置
失われたウーラシールの魔術を教えてくれる貴重な存在である(というよりゲーム的にはそれがメインの存在意義である)。「擬態」「照らす光」といった一風変わった魔術や、魔法威力修正が理力に寄らない触媒である「ウーラシールの白枝」にはお世話になったプレイヤーも多いだろう。
なお、彼女の装備は全てゲーム中で入手可能。中でもスカートは、ゲーム発売当初見た目や「戦闘向きではない」という解説文に反して軽量防具中屈指の防御力を誇っていたため、「鉄壁スカート」と呼ばれていた(現在はアップデートで防御力が低下しており、名実ともに戦闘用とは程遠い装備となっている)。
また、羽飾りのような頭冠も、魔法(魔術、呪術、奇跡)の威力を底上げする(代償に自らが受ける魔法ダメージも増加するが)効果があることから、魔術師系の育成、特に女性の魔術師や魔法剣士キャラによく装備されている。
DLCでは
DLC『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』では、彼女の故郷である亡国ウーラシールが舞台となる。深淵の主マヌスによって過去のウーラシールへと引きずり込まれた主人公が、マヌスに攫われた宵闇を救出するというストーリーであり、より一国の姫君らしい役回りを与えられている(攫われるのはあくまで過去世界の宵闇ではあるが)。
救出時は気を失っていたため、現代世界に登場する宵闇は「深淵歩きアルトリウスに救われた」ものと思っているが、同時に「自分を救出した時のアルトリウスと、主人公の雰囲気が似てた気がする」とも語っている。