概要
アステカ神話の風の神でエヘカトルとも表記される、ケツァルコアトルの化身の一つであるといわれる。
神殿は空気抵抗を減らすために円筒形に造られ、風に向かって突き出した二つの仮面で飾られることもあった。
生まれたばかりの太陽や月が動かなかっために強い風で動かした。
もしくは神々を次々に生贄にして太陽を動かそうとしたが、変身の術を得意とするショロトルが二股のトウモロコシ、二股のリュウゼツラン、最後はアショロトルにまで化けて逃げだそうとしたので、追いかけて最後は捕まえた。
また処女神マヤウェルとの間に1本の樹木を生み出したが、それを許さなかった始祖の母ツィツィミトルに粉砕されてしまった。
自身は助かりマヤウェルの砕けた骨を撒いて酒の原料となるマゲイ(リュウゼツラン)を生み出した。この出来事は神々が人々に酒を与えて労うために行ったことだともいわれる。