「私の伝説は12世紀から始まったのだ」
概要
CV:子安武人
「手にした職人に最強の力を与える」と伝えられる伝説の剣。他の魔武器とは異なり、人間には見えない謎の生物から変身する。
性格
口癖は「ヴァカめ!」。かなりのマイペースかつクセのあり過ぎる性格。
最強の武器とされ、彼を扱う者は光の翼を纏い、瞬間移動ができ、一振りで空間を切り裂くなど、凄まじい強さを得る事が出来る。
それでいてどんな職人とも魂の波長が合うのだが、彼の職人になるには彼の要求する無茶苦茶な1000のルールに従う必要があり、生活の9割近くを彼に支配される。当然、それを許容できるような「人として波長が合う職人」は稀なため、誰も使用する事無く放置されている。
性格が破綻している彼を使いこなす者は別の意味で勇者だと言われており、それゆえに誰もが手に取れる状態でありながら洞窟の奥に突き刺さったままでいた。
洞窟の中に住む妖精もその性格に辟易しており、ヒーロが持ち出した際はお祭り騒ぎで喜ぶほど。
へっぽこ職人のヒーロ・ザ・ブレイブは1000の項目を難なくこなしてその力を発揮し、死武専きっての武闘派とされるブラック☆スター、デス・ザ・キッド、キリク・ルングの3人をまとめて一蹴した。しかし、「くしゃみを連続でする」というエクスカリバーの癖に耐えることができず、すぐにペアを解消した。
その正体は旧支配者の一人。また死神様曰く、「魔武器」を生み出したコンセプト「心を持つ兵器」のオリジナル。つまり武器の始祖といえる存在。
余談
原作では数ページに及ぶ自己アピールや長大なセリフ(読み飛ばし可)はもちろんのこと、他のセリフに被せて話す、コマが見づらくなるほど増殖する、ノド(ページとページの間部分)にセリフを挟ませるなど、あらゆる手法でそのウザさが表現されている。
アニメでも、サイトを丸ごと乗っ取ったり、CMを挟んで歌い続けたりとやりたい放題である。
アニメ・原作どちらでも鬼神阿修羅との最終決戦の際にその結末を見届けるべく、単独で死武専に現れている。ちょっとカッコいいシーンもあったりしたが、持ち前のウザさで台無しにしている。
その独特な見た目と強烈すぎる個性からか、読者からの人気は非常に高く、月刊少年ガンガンの読者コーナーでは「華麗なるエクスカリバー一族」という専用コーナーが作られ、大量のパチモノ……もとい、お仲間たちが投稿されていた。
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『炎炎ノ消防隊』の終盤ジョゼフによって・アーサー・ボイルのために作られたロケット用アルミニウム特殊合金製の剣「真エクスカリバー」に魂が宿った存在であることが判明する(なお剣と言っても刀身はアーサーの能力のプラズマにより形作られるため、実際は柄と鍔のみから成る)。
当初は「思い込みにより際限なく力を発揮するアーサーによる超高温プラズマを利用した激しい戦いにも耐えられる、強力な合金製の剣」という程度の性質を持つに過ぎなかった。
しかし作中の出来事「大災害」により作中世界が「人の持つイメージが物理法則にも干渉する世界」へと変質したことと、アーサーが「強い思いの込もった武器に魂が宿る」という話をどこかで聞いていたこととの合せ技により、魂を持つ武器と成るに至った。
作中最強の一角であったドラゴンを屠り、星をも叩き割るほどの力を持ったエクスカリバーは、本来であれば森羅万象マンにより生み出された神(のちの死神様)の初仕事である本人の「人には過ぎた力の回収」に巻き込まれるはずだったが、「星の外にいるから」という理由でその回収を免れた。
上記の出来事が後のソウルイーター世界において桁外れの力を持っていることとその存在が死神様に許容されている理由であった。
同作エピローグにおいては世界英雄隊の隊員であるアーサーと共にいる姿が描かれた。この時エクスカリバーはアーサーと同じ隊服に身を包んでおり、のちのソウルイーター世界で披露していた服装のこだわりはこの時点ではまだ持っていなかったようである。
なおこの出自の発覚により、エクスカリバーの決め台詞が大ウソであったことが分かった(もっとも、真面目に取り合っていた人もいないが)。