エリオット・リーランド
えりおっとりーらんど
CV:小野大輔
地球降下部隊隊長に任命されたイギリス人男性。32歳。階級は大佐。
小説版に登場したイギリス特務員のマーク・リーランドとロシア特務員のタチアナ・ロマノヴァの子と言われている。
コミックによるとハルオ・サカキとは幼馴染にして先輩でもあったようで、本編でもハルオとは互いの子供時代に関して語り合う場面がある。
アラトラム号に乗員する若い世代の中でもリーダーシップがあり、さらに出世の野望を抱く野心家にして自信家だが、一方で不測の事態に対しては必要以上のリスクを負うことを嫌い、そういった場合には即座に作戦方針を変えてしまう極めて慎重な所もある。
地球帰還後は地上に居座るゴジラを倒すことで自らが英雄となってウンベルト・モーリら中央委員会に変わって船内の権力を手中に収めようと画策しており、ハルオの立てた地球におけるゴジラ討伐作戦を自身もそれを推奨し、作戦実行が決まるとその指揮官として地球に降下した。
しかし、地球降下後の作戦準備中に自部隊がセルヴァムの群れの襲撃に遭い、人員や機材に多大な損害を受けただけでなく調査の結果地球の環境がすでに人類の生存には適さないものである事が判明するとゴジラとの戦闘は不可能および無意味と判断して母船への帰投を決定、今度は月面への移住計画に切り替える。
ハルオからの反発に対してもその考えを曲げなかったが、移動用の揚陸艇もその多くが被害を受けた事から帰還にはゴジラの潜伏領域を通過して別部隊との合流が必要というメトフィエスの提言を受け入れざるを得ず、結局は当初の作戦通りのルートを進む事を余儀なくされる。
その作戦行動中にゴジラの襲来を受けてしまい、最初こそ撤退を叫んでいたが、ゴジラの電磁パルスパターンのデータを取ろうとしてホバーバイクに乗り単独でゴジラに挑んだハルオの援護の為に多脚戦車でゴジラに攻撃をしかけ、その気を逸らす事に成功するも、直後にゴジラの放った熱線を浴びて地球に対して「クソッタレだこんな星」と毒づきながら戦死した。