概要
『コードギアスGenesic_Re;CODE』の1周年アニバーサリーのイベントストーリー「いのち、その未来へ」で登場。
「エルプロジェクト」と呼ばれる皇帝ルルーシュの復活のために、フランケンシュタインという男のクローン実験の末、生み出された子供たち。
普通の母親から生まれず、遺伝子をデザインされ、試験管の中で培養された複製体。完全なる遺伝子の複製ができなかったため、他との遺伝子の掛け合わせでデザインされている。
Y染色体を持つ男性の成功体は、スザクの遺伝子が掛け合わされた「エルゼロ」のみ。
男性個体のクローンが量産できなかったため、予備として、エルゼロ以降は女性のクローンであるCナンバー、Kナンバー、Nナンバーという複製体を作成。
ブリタニアに捕まったことがあり遺伝子データが残っていたC.C.、カレン 、ナナリーの3人がベースとなっており、「コード保持者」「普通の健康的な女性」「ルルーシュの血縁者」の条件から実験的に量産された。そして成長する過程で能力が満たないものはふるいにかけられ、多くが殺処分された。エルゼロ以外で最後まで生き残った3人の女性個体に、「エルアイン」「エルツヴァイ」「エルドライ」の名前が与えられた。
多くのクローンの犠牲から生き残った4人は、お互いを想う気持ちが強く、自己犠牲を厭わない。自分を犠牲にしても兄妹が生き残ることを考え、助けようとする。
基本的に掛け合わされた人々の遺伝子のほうが強く、見た目のルルーシュの要素は前髪とツリ目、瞳の色くらいしか要素がない。
それぞれナイトメアフレームの操縦にも習熟しており、イワン・スヴァロフが進めるLDM(Legacy Development Model)計画によって生み出された過去のエース機のコピー機を与えられている。
人物
エルゼロ
スザクとルルーシュの遺伝子が掛け合わされた男性クローン体の唯一の成功体。
容姿は茶髪で、紫の瞳。ルルーシュいわく、「俺とスザクに似ている」。
搭乗機はランスロットLDM。
ルルーシュを父さんと呼ぶ。
エルアイン
C.C.とルルーシュの遺伝子が掛け合わされたクローン体の少女。Cの世界へ干渉する力がある。
容姿は緑髪で、紫の瞳。
搭乗機はガウェインLDM。
C.C.のことを母さんと呼ぶ。
エルツヴァイ
カレンとルルーシュの遺伝子が掛け合わされたクローン体の少女。
容姿は赤髪で、紫の瞳。
搭乗機はグレンLDM。
カレンのことをお母さんと呼ぶ。
エルドライ
ナナリーとルルーシュの遺伝子が掛け合わされたクローン体の少女。
容姿は薄い茶髪で、紫の瞳。
エルチルドレンの中で末っ子のため、兄姉から1番大切にされている。
搭乗機はガウェインLDM(エルアインと2人乗り)。
ナナリーのことをお母様と呼ぶ。
関係者
パーシー・フランケンシュタイン
エルチルドレンを生み出した人物。
ブリタニアの研究者、ウィリアム・ビッシュの人間を複製する研究を受け継いだマッドサイエンティスト。
容姿はオレンジ色のウェーブ髪に、眼鏡をかけ、細身かつ猫背。性格は卑怯かつ臆病。
当時、皇帝になったルルーシュと同世代であり、同じ年齢でありながら世界征服を成し遂げたルルーシュを崇拝、心酔している。
自分のクローン技術と実験によりルルーシュを受肉させ、復活させること。また、それを成功させることによって自分も天才だと証明することを目的としている。
エルプロジェクトで多くのクローン体を生み出しては、失敗作となるものを殺処分した。
エルチルドレンをルルーシュを蘇らせるための道具としてしか見ておらず、脳内に小型爆弾を仕掛けて脅し、従わせている。
???
ウィリアム・ビッシュの研究によって作り出されたある人物の強化クローンである同類。だが、こちらは他者を思いやる心を持つことなく人類への生理的嫌悪感を溜め込み史上最悪の災厄を起こした。
経緯
光和17年、ゼロレクイエムから16年のときが過ぎ、世界は超合集国を中心として平和が保たれていた。
しかし、神根島付近に本来の機体とは色違いのガウェイン、紅蓮、ランスロットに守られるようにして飛ぶVTOL(垂直離着陸機)の編隊が出現、黒の騎士団の防衛を撃墜し、神根島に降り立つ。
その機体の中にいたフランケンシュタインとエルチルドレンは、神根島の遺跡にたどり着き、遺跡を起動。Cの世界へ干渉した。
Cの世界へ干渉後、フィンブルの冬にたどり着いたフランケンシュタインとエルアインは、謎のゼロと名乗る男と接触する。
フランケンシュタインはフィンブル(Cの世界)にいるルルーシュを殺し、その魂をクローン体のエルゼロに入れれば、受肉して復活すると信じていた。
その妄執を謎のゼロは利用することにし、協力する。
一方、遺跡の起動時にフランケンシュタインとはぐれたエルゼロ・エルツヴァイ・エルドライは、フィンブルの冬にいる人々や、自分の遺伝子のオリジナルであるルルーシュに出会う。
エルゼロたちは、フィンブルの冬が時を超えて人々が呼び出されている不思議な空間だと知り、その人たちを傷つけたくはないと感じていた。
しかし、脳内に爆弾を仕掛けられており、起爆スイッチはフランケンシュタインが握っているため、大切な兄妹を失わないために『ルルーシュを殺す』という目的に従わざるをえない状況にあった。
ルルーシュとスザクは事情を察し、フィンブルの冬の人々を集め、エルチルドレンを助ける作戦に出る。
その後、謎のゼロと「使徒」と呼ばれる仮面の敵とともにフランケンシュタインが襲来。エルドライ以外のエルチルドレンはルルーシュ達と交戦する。
戦いの末にエルゼロがルルーシュに接近、ゼロレクイエムのように、ルルーシュの胸を貫いた。
フランケンシュタインは、Cの世界で留まってしまったルルーシュを殺したことで、エルゼロにその魂が移ったか、直に確かめようとする。
しかし、エルゼロだと思っていた人物はいつの間にかルルーシュに変化し、絶対遵守のギアスによってフランケンシュタインは自害を命じられ、戦いは幕を閉じた。
ルルーシュが生きていた真相は、闘いの直前にエルドライがC.C.からギアスを与えられ、『幻を見せるギアス』を発現したことによって、皆からはルルーシュが刺されたように幻を見せられていた。
実際はギリギリのところでエルゼロからの攻撃を避けており、ルルーシュ曰く『(ゼロレクイエムでの)経験の賜物』と語っていたが、冗談になってないとアルから突っ込まれている。
フランケンシュタインから開放されたエルチルドレンは、ラクシャータの手術によって脳内の爆弾が摘出された。そして、生まれ変わった日として、フィンブルの冬ではエルチルドレンの誕生日パーティーが開かれた。
その後、本来はフィンブルの冬にとどまるべき存在ではないため、4人は光和17年の世界に戻っていた。エルゼロは今後の生き方として、日本に渡り、ルルーシュ達の生きた足跡を辿って自分たちの新たな道を探すことを提案し、他の3人も同意した。
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