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演:シガニー・ウィーバー


概要編集

映画『エイリアン』シリーズの主人公。フルネームはエレン・ルイーズ・リプリー(Ellen Louise Ripley)。西暦2092年1月7日生まれで、月面コロニー・オリンピア出身。既婚者で離婚歴あり。


略歴編集

ニューヨーク航空大学で工学の修士号を取得し、卒業後はウェイランド・ユタニが保有する輸送船ゼラズニー号に乗船して副操縦士を務め、そこで夫となるアレックスと出会い結婚(これはウェイランド・ユタニの規定に違反していたが、リプリーは特に懲戒処分を受けていない)。

19歳の時に自宅にてアレックスや医師らの立ち合いの元、娘のアマンダを出産する。


だが、アマンダが3歳となった時にアレックスは突如2人の前から蒸発。その後リプリーはポール・カーターという男性と再婚するが、常に酒浸りで警察とのいさかいが絶えない彼とでは良好な関係が続くはずもなく、そんな彼に嫌気がさしたアマンダも家出を繰り返すようになる。


2120年代に入ると、リプリーは中米エルサルバドルの海岸沿いにある小さな町に移住し、貨物船ノストロモ号の准士官と三等指揮官を務めるようになる。休暇を取りアマンダとの時間をより多く過ごすために会社との契約を再交渉するが、それが彼女の運命の分かれ道となる。



作中における活躍編集

エイリアン編集

Ellen Ripley

2122年にノストロモ号の二等航海士として配属。航海中に小惑星から送られた謎の信号がキッカケでエイリアンに遭遇し、雇用主である会社の極秘命令(船員を犠牲にしてでもエイリアンを持ち帰る)を知ったことで脱出を決意。最終的に自分以外の船員がエイリアンの餌食になりながらも脱出に成功した。


エイリアン2編集

地球に帰還するためにコールドスリープで眠りに入って脱出した後、アクシデントで57年間も宇宙を漂流していた。序盤で運良く救助されたものの、漂流している間に娘のアマンダが年老いてこの世を去り、エイリアンの存在を信じない会社の重役達からは異常者扱いされて航海士の資格を無期限停止にされる等、眠りから覚めて早々不幸に直面してしまう。


半年後、住人が消息不明となった植民地惑星LV-426の調査を依頼され、不安を感じながらも植民地海兵隊と共にオブザーバーとして同行(この時点で植民地海兵隊中尉の権限を与えられている)。調査に向かったLV-426は案の定エイリアンの巣と化しており、そこで出会ったニュート以外の住人全員が犠牲となっていた。娘を失った事からニュートを可愛がり、心を閉ざしていたニュートも次第にリプリーを慕うようになった。終盤でLV-426壊滅の元凶であるクイーンエイリアンを撃退した末にニュートを含む数名の生存者と共にスラコ号で脱出した。



エイリアン3編集

スラコ号で地球への帰路に就きコールドスリープで眠っている最中、クイーンエイリアンが密かに船内に産み落としていた卵が原因で船内に異常が発生し、それに伴い脱出艇が作動。流刑惑星であるフューリー161へと漂着した。そこの刑務所の一員にリプリーは救助されるものの墜落の衝撃で自分以外の乗員が死亡してしまい、特に娘のように可愛がっていたニュートも死亡した事から一気に絶望へと突き落とされてしまった。彼女はニュートがエイリアンに寄生されていないかを刑務所の医師と共に確認した後、ニュートを他の生存者と共に溶鉱炉にて火葬した。


拾われた場所が不衛生な刑務所であったためにシラミ対策として髪を切り落とし、他の囚人らと同じような坊主頭にしていた。


劇中では刑務所にいた犬(完全版では牛)に寄生して生まれたドッグ・エイリアンと対峙していたが、それと同時に自分の体内にエイリアンの幼体を宿していた事が判明。ラストシーンで救助に現れた会社が自らの体内にいるエイリアン目当てである事を見抜き、最期は腹を食い破って現れたチェストバスターを道連れ(「完全版」ではこの場面がカットされている)に溶鉱炉に身を投げて命を絶ち、ニュートの後を追った。


エイリアン4編集

前作でリプリー本人が死亡したものの、現場に残っていた血液のDNAをベースにしたクローンとして200年の時を経て再登場。オリジナルが生前にエイリアンを宿していたせいか、先天的にエイリアンの特性も受け継ぎ、人間以上の身体能力と強酸性の血液を有している。他者を下に見るような物言いやシニカルな言動など、性格も生前の頃から大きく変わった。


彼女はエイリアンの幼体摘出後も生存していたが、実はクローンとしては8体目であり、6体目までは分離に失敗したため生物として生かされることもなく保存され、7体目に至ってはエイリアンと融合したまま生かされ、エイリアンの幼体が見つからなかったため手術後は放置されていた。中盤で自身の出生を知り、安楽死を求める失敗作の自分と向き合った彼女は、その全てを火炎放射器で焼き払った。そして終盤では自身の子と言える存在と遭遇する事に…


エイリアン ロムルス編集

時系列上は彼女が漂流中の1と2の間の話であるため、1の事件の生き残りとして存在が示唆される程度で彼女自身は登場しない。

ただし、舞台となる宇宙ステーションが隕石群に落下する際の背景に、冷凍睡眠中の彼女を乗せたナルキッソス号が映っており、予告でも確認することができる。


関連タグ編集

映画 ALIEN 漢女 女傑 パワーローダー 苦労人


サムス・アラン:「メトロイド」シリーズの主人公。エイリアンシリーズの影響を多分に受けた作品であるため、主人公である彼女もリプリーの影響と思わしき部分が多数見られる。

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