概要
オスカー型の前級であるチャーリー型(670型)潜水艦では最大射程150キロのP-120対艦ミサイルを搭載していたが、搭載数は8発と少なく、また仮想敵であるアメリカ海軍空母機動部隊の戦力を考えると、もっと長射程の対艦ミサイルをより多く積める巡航ミサイル潜水艦が必要と考えられた。
そこでオスカー型では
・排水量をチャーリー型の水上4,300t/水中5,300tから12,500t/16,500tへ大型化。
・搭載ミサイルをP-120から射程500km以上のP-700へ変更。
・搭載数を8発から24発へ増加。
へ変更した。最終的にオスカーI型が2隻、船体を大型化したII型が11隻建造された。
とくに有名なのは、2000年に爆発事故を起こして全乗員死亡の惨劇を起こしたII型の9番艦「クルスク」であると思われる。