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概要

プレイステーション用ゲーム『ペルソナ2 罰』に登場するペルソナ

パオフゥが最初から降魔しており、他のキャラは一切使えない。

アルカナは「HANGEDMAN」。

モデルはホメーロス著の伝記小説『オデュッセイア』の主人公・オデュッセウス

容姿

腰に差した刀や、和服とさらしを模したデザインから、侍をモチーフとしている事は想像がつくのだが…

細かい部分を見ると、口紅を濃く引いたような口、しゃぶしゃぶ鍋のような形の頭頂部、由来のわからない水中メガネとシュノーケルのような意匠、ふんどしを思わせる真紅の前貼り、さらしの上からニーソなど、なんとも滑稽な姿をしている。

なお、使い手であるパオフゥは非常に個性的なファッションセンスの持ち主。ペットは飼い主に似るというが…。

能力

主に疾風属性魔法と状態異常攻撃を習得する。刀を持っている割に剣撃属性攻撃は覚えず、なぜか投具属性の「九十九針」を覚える。

隠し技として全体HP回復の「癒しの調べ」を持っているが、戦闘中にしか使えない技である事や、パオフゥ自身の初期ステータスや成長傾向が回復役に向いていない事から、実用性という点では大して注目されない。

防御相性は「地変属性に弱いが、疾風属性と電撃属性を無効化」と、同じレベル帯のペルソナとしては恵まれている。…正直それくらいしか取り柄は無いが。

余談

その強烈な容姿の割に、実際のゲームではまるで見所の無いオデュッセウスだが、

『罪』では有り得なかった「名乗り口上が存在しないペルソナ」という謎の個性を持って現れる。

『ペルソナ2』でパーティーが使用できるペルソナは、イベントでの登場時やベルベットルームで作成した際に名乗りを上げるのだが、オデュッセウスにはどちらの機会も与えられていないのである。

が、実は『罰』における各キャラクターの初期ペルソナは、その半数以上(オデュッセウス、アイゼンミョウオウ、ニケー、アポロ)に名乗り口上が存在しない。…結局、オデュッセウスが見た目以外で注目される事はなさそうである。

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