概要
2013年よりカートゥーンネットワークで日本放送開始。
前回とは製作スタッフが違うためなのか(作画変更?)、オムニトリックスが最新型のせいなのか。あるいは第7話における騒動のためかスタイルが大幅に変わってしまった。一部のキャラクター達や背景が変わってしまった事にショックがみられる(これは公式が病気?)。
1話で変身するエイリアンの数が以前のシリーズに比べると増え、下記以外にも多数の既存、新規のエイリアンヒーローが登場する。
カイバーを捕え、第二部(ギャラクティック・モンスターズ)になってからOPが紫色とホラーっぽい低音を多用したもの変更、歌詞も2番になった他登場エイリアンたちがカラフルでヒーローぽいやつらからベンマミー(フィードバックのポジション。共通点として胴体が長い)やベンビクター(ショックスクワッチのポジション。共通点として拳などで電気を操る)、リップジョーズなど、タイトルの「ギャラクティック・モンスターズ」を強調するためか、どことなく不気味な奴らになった。
ストーリー
主人公の少年ベンジャミン・テニスン(通称ベン)は、10歳の夏休みに見つけた腕時計オムニトリックスを装着して高校生の今でも10種類以上のエイリアンヒーローになって戦う。
宇宙パトロール「配管工」やエイリアンの存在が地球に公表された今でも
スーパーヒーローとしての活躍を続ける中
従姉妹のグウェン・テニスンは成績優秀で高校を飛び級で卒業、大学へ進学。
かってのライバルにして今やグエンの恋人ケビン・レビンと共に大学のある街へ引っ越し降板状態。
ベンはエイリアンパワーと新たなる相棒と共に地球の悪人や宇宙からの侵略者に戦いを挑むことになる。
オムニバースの名前通り、時々時間を初期(無印)時代にもどしたエピソードや
無印から前シーズンまでのなつかしいキャラクター達も登場
ベンが変身できるエイリアンヒーロー
これまでとおなじエイリアン
スパイダーモンキー - 猿とクモの特性をあわせ持つエイリアン。 → 髪型がとがり、眼がよりクモに近くなった。
テラスピン - お腹に穴が開いた二足歩行のウミガメのようなエイリアンで強風を起こせる。 → 足に蹄が出来たのと目尻のラインが太くなった。まだ変化が少ない部類。
エコー・エコー - 超音波を武器にするエイリアン。 → 頭でっかちの二頭身になり、ヘッドフォンのような装飾が追加された。
エイリアンX - 最強のパワーを持つエイリアンで宇宙を創造することも可能、二重人格を持つためコントロールが難しい。 → 顎が強調された。
ラス - 二足歩行のトラのようなエイリアンで、短気。 → 姿はあまり変わらないが声変わりした
XLR8 - 鳥脚の素早い爬虫類タイプのエイリアン。 → ボディの白い部分が緑になった。
ヒートブラスト - 人型の溶岩のようなエイリアンヒーロー。ベンが初めて変身したエイリアンヒーローでもある。 → オムニトリックスのマークの白い部分が緑になり、出番も増えた。
ビッグチル - 冷気を武器にする青い人型の蛾のようなエイリアン。翼を折り畳むと雪女の意匠もあるので透明化も出来る。音系の攻撃には弱い。→ 凄くマッチョになった。マークのデザインが胸中央からベルト状になった。
ヒューモンガソー - 大きな恐竜人型エイリアン。→ 肩からベルトを掛けるようになった。スパッツも着用している。
フォーアームズ - 4つの腕と眼を持つパワーファイター 男性より女性のほうが強い種族らしい。 → 顔の模様が髭のようになった。追加武器としてハンマーを使う事もある。。
ベンビクター- 背中に2つの電極を持つフランケンシュタインの怪物のようなエイリアンでコイツは顎が強調されたばかりか→名前が『フランケンストライク』となった ただし今まで変身した時にまともに名前で呼ばれたことがなかったので最初からフランケンストライクが正式名だったのかもしれない。
ベンウルフ-腕の長い大柄な狼といった風貌の狼男型エイリアン。→コスチュームがマイナーチェンジされて名前が『ブリッツウルファー』となった。これは劇中でベンが意地を張ってその場で改名したため。
ゴーストフリーク-幽霊そのものといった不気味なエイリアン。 → 頭巾を被ったような頭部デザインになり体色もグレーから薄緑になり装飾も増え声も変わった。
スワンプファイアー - 炎と植物を操る腐葉土で構築されているエイリアン。 → 最初は前回までと同じ姿だったが変身する度に姿が変わり、鮮やかでマッシブになった。
クロマストーン - 身体がクリスタルで構成されたエイリアン。エネルギーや光線を吸収して放つことが出来る。 → 最初は前回までと同じ姿だったが、すぐマッシブな姿に変わった。
新エイリアン
データ不詳・情報求む!
ブロックス
ゴリラの様な姿をしたレゴブロックみたいなエイリアン。変形が可能。
ブロック状の身体は組み換えや増殖が自在にでき、巨大な敵を封じ込めたりバリケードを作ったりできる。
名前の由来はそのまんまblocks(ブロックの複数形)。
ショックスクワッチ
電撃を操るパワータイプの猿人型エイリアン。
実はアルティメットエイリアンの未放送エピソードで登場済み。
今作のキャラクターの中で唯一、見た目が変わって成功したと言われている。
名前の由来はElectric shock(電気ショック)+サスクワッチ(ビッグフットの一種)。
グラバタック ―
岩石系エイリアンでが重力場をコントロールできる。
忍耐強い種族らしい。余談だがなんとなく蟹に似ているので、中国訳では名前に「蟹」の一文字が入っている。デザイン被りを避ける為か、ブレインストームが割を食う羽目に…。
名前の由来はGravitation(重力)+attack(攻撃)。これにgravestone(墓石)を掛けたものと思われる。
ボールウィービル
小さくスマートなカブトムシのようなエイリアン。
吐き出したボールに乗って移動や攻撃を行う。
名前の由来はball(ボール)+weevil(ゾウムシ)…カブトムシじゃないじゃん!
クラッシュホッパー
脚力に特化した昆虫人型エイリアン。
凄まじいジャンプ力を誇るが、小回りが効かないためか使い勝手はそこまで良くない模様。
名前の由来はcrash(破壊)+hopper(バッタ)…バッタがモデルだが、ウェイビッグのように誰かに似ているわけではない。
フィードバック
10歳の頃のベンが今まで描かれなかった期間愛用していたエイリアンだが、マルウェアとの戦いでDNAが破損し、6年間使用不能となってしまう。本編のシーズン2で過去のオムニトリックスよりDNAを受け継ぎ、再使用が可能となった。
プラグ状の手や触手から相手のエネルギーを吸い取ったり、それを衝撃波やエネルギー弾に変えて放出したりできる。
ベン曰く「非常に使い勝手の良いエイリアン」だが、実際は相手のエネルギーに依存するので、そこまで使い勝手は良くない。
名前の由来はそのまんま"フィードバック"から。
ウォーカトラウト
デフォルメした四足歩行のサメのようなエイリアン。陸上では滑るように移動でき、水中活動が得意…だが、体小さく、力も弱い為にあまり有用な形態とは言い難い。名前の由来はWalk(歩行する)+trout(マス)。
ぺスキーダスト
妖精型エイリアン。小さな翼で飛行が可能で、羽ばたくと緑色の粒子が舞い散る。
ドイツ伝承のザントマンよろしく、この緑色の粒子を手から発射して対象を眠らせ、夢の中に入り込む事が出来る。名前の由来はpesky(うるさい)+Dust(塵)。
モールスタッシュ
ハダカデバネズミ型エイリアン。打撃武器やプロペラにもなる口ひげが最大の特徴で、本体よりも口髭の筋力が発達している(それは筋力と言うのだろうか…)。
「髭モグラ」の名前通り、地面を掘り進むことも出来る。
ザ・ワースト
吹き出物のある小型エイリアン。
名前こそ「最悪」を意味するが、打撃のみならず、熱や酸にも耐える超防御型であり、実はかなり有用な形態である…と言いたいが、痛覚はそのままな点を考えたらやはり「最悪」な事には変わりあるまい。
トーピック
顔を鉄仮面で隠した小鬼型エイリアン。
素顔は非常に恐ろしく、見た相手に恐慌を起こすというこれまでにない方法で戦う。怪音波を放つ事で同様の効果を与えるが、前者は盲目、後者は耳の聞こえない相手には全く効果がない。無論、これは恐怖を抱かない存在に対しても同様である。
名前の由来はToe(つま先)+pick(選ぶ)。
アストロダクティル
翼竜型エイリアンだが、飛行手段は翼の生えたジェットパックとなっている(飛行能力をこれに依存している為、弱点でもある)。
腕からはビームウィップ、口からはビームを放つなど装備は意外にも近未来的。
名前の由来はAstro(天体)+プテロダクティルス。
ブルフラッグ
マッシブな蛙人型エイリアン。
ジャンプ力が高く、口から伸ばす舌での捕縛やワイヤーアクションが得意技。
鳴嚢を膨らませるカエルよろしく、胸を膨らませた反動でジャンプ力を強化する事も可能。水中でも活動できるが、カエルなので息継ぎが必要。加えてかなり臭いという難点もある。
名前の由来はウシガエルから(Bullfrog)。
アトミックス
緑色のエネルギーが体内を駆け巡るロボットのようなエイリアン。
名前通りに核エネルギーを操り、着弾すると爆発するエネルギー弾を発射できる(発射する際には「ハミナ、ハミナ、ハミナ」という呪文を唱える)。
ボディが硬く、飛行も可能。アルビードが変身したアルティメットエイリアンを圧倒できるほどの力を秘めているが、スタミナ切れを起こしやすいという弱点がある。
名前の由来はatomic(原子力)+X(未知の。「混ぜ合わせる」の「mix」にも掛けてある)
ガットロット
特殊作業員のような姿をしたエイリアン。体内に化学物質を内包しており、インプットされた化学知識を元に先頭に応じたガスを生成する事が出来る。また、ガスを吸収して除去する能力も有する。
ジャンプ力も高い。一方で反射神経が鈍く、化学物質を内包している関係上、火には弱い。
名前の由来はRotgut(安酒)。
ワンパイア
蝙蝠男型エイリアン。バットマンではない。
エナジードレイン能力や、目から放つ催眠波、煙や小さな蝙蝠への変身能力や天井にぶら下がる能力など蝙蝠や吸血鬼に由来する能力の他、赤外線を視認する能力を持っている。
一方で日光は苦手である。
キッキンホーク
猛禽類に似た鳥人型ヒーローだが、飛ぶ為の翼は確認できず、両腕も猛禽類の爪になっている。
名前の通り、蹴り技などの近接格闘が得意。
登場人物
これまでのレギュラーたち
ベン・テニスン - 本作の主人公。新しいオムニトリックスは不調
グエン・テニスン - ほぼ回想シーンのみ、若いグエンが登場。
ケビン・レビン - グエンの恋人、中盤から再登場
マックス・テニスン - 今や宇宙パトロール「配管工」地球支部の顧問といったところか。
アズマス - オムニトリックスの製作者。小人型エイリアン・グレイマター、長老の一人
新しい仲間たち
ルーク - ベンのパートナー、宇宙パトロール「配管工」からの紹介だ。
地球の自然や文化等を色々勉強しているが、的はずれな解釈をしてしまったりしていることも多く、やたらマニアックな知識も多い。
武器の「プロトツール」は自作のもので、様々な武器に変形したりすることが出来る
XLR8種族の子供たち - かわいらしさが定評で今後の活躍に期待してる。
ドリーバとブルキッチ- 配管工部隊に所属するガルヴァン星人の凸凹コンビ。
ずんぐりしているのがドリーバで細長いのがブルキッチ。
地球人の基準で言えば非常に優秀な科学者だがガルヴァンとしてはかなり抜けている。虫が好物らしい。
パトリデイ - マックスの戦友で地球に常駐している古参の配管工、リップジョーズと同じ種族。
見た目からソコソコなお年のようだが、種族特有の顎の威力は健在で経験豊富な頼りになる人。釣りが趣味らしい。
ヴィル・ガックス - 本当に普通の一般的なトイレや洗面台を治す配管工でバンドを組んでる気のいいおじさん・・・ヴィルガクスのそっくりさん。
よく「似ている」と言われるらしいが顔つきや体格どころか声も瓜二つである。
敵キャラ
カイバー - 本作における新しい敵、銀河一の狩猟家を名乗り仕留めた多数のエイリアンの毛皮や骨格などを自室に飾っている。
サイコボスの作ったオムニトリックスのコピー『ネメトリックス』の力で変身する宇宙犬を引き連れてる。過去でも大胆に「配管工」地球基地にも潜り込んでベンに関するデータを奪い、ネメトリックスの完成に貢献した。
宇宙犬は後にケビンと行動を共にすることになり「ゼット」と名付けられた。
マルウェア - アップグレード(ガルヴァニック・メカモーフ)の変異種、体のラインが赤く、凶暴で執念深い。ベンが10歳の時にも戦っており、幾度と無く襲い掛かってくる強敵。最後はガルヴァニック・メカモーフの大軍の支援を受けたベンの変身したフィードバックの最大出力の衝撃波を受け、敗れ去った。
Dr.サイコボス-カニ型のエイリアンヒーロー『ブレインストーム』と同じ種族(セレブロックル・ステシアン)のマッドサイエンティスト。宇宙一の天才であると自称し、アズマスを敵視している
- ヴィルガクス - 顔面が古代タコに似た宇宙人。無印第1シーズンの主な敵で、配管工部隊に捕縛されており専用の牢獄へ入れられるはずだったが、途中に起きた騒動に乗じて脱走した。デザインは初期のものに近くなった。
- サイフォン - ヴィルガクスの部下、イカ型宇宙人。本作ではエイリアンコミュニティの闇社会のボスとなっており、オークション式の闇市を開いたりしている。顔つきが初期とは違う
- グリードル兄弟 - 性格がやはりよくない為問題を起こし、それをルークに恨まれている。
- アルジ - 相変わらずの小悪党
- カエル星(インカージョン)皇帝ミレオス—オムニバース第1シーズンの後編の主な敵。最後はベンに同族のエイリアンの姿での不意打ちを食らい、配管工に収監された。
- ゾンボーゾ-ピエロの姿をした悪党。何気にオムニバースで最初に登場し、敵デザインは大分チビになった。最初から目的であった何らかの脳ミソをベン達に奪われる等と不遇。
- ドクター・アニモ-無印第1シーズンからの息の長い敵。人間の基準では常人離れした動物学のセンスを持ち、それを用いた改造動物を武器にベンと何度も戦っている。配管工部隊の基地に収監されていたが脱獄し、今作では頭部を透明なカバーで防御していて脳ミソが見えている。前作ではチョイ役として登場したが、イメージが「白人の筋肉質のオヤジ」だったため分かりにくいと視聴者から苦情が来たのか分からないが、今作では無印の「どう見てもエイリアンにしか見えない緑の肌をしている瘦せこけたジジイ」に戻った。無印のデザインの様に再びゴーグルをするようになった。
- アルビード-アズマスの助手をしていたガルヴァン星人だが、オムニトリックスのコピーを私利私欲の為に悪用する。助手時代の姿も登場
余談
タイトルの「オムニバース」とは、マルチバース(多元宇宙)の集合体を表すSF用語である。マルチバースより小さいサイズがユニバース。
つまり、ユニバース>マルチバース>ゼノバース>オムニバースである。
関連タグ
- トランスフォーマーアニメイテッド - キャラクターデザイナーおよび美術監督が一緒。
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