概要
ハリー・ポッターと炎のゴブレットの登場人物。
フランスの魔法学校、ボーバトン魔法アカデミーの校長。麗しい半巨人の女性。
彼女の話す英語にはかなり強いフランス語訛りがある。
「ダンブリードール、おかわりーあーりませんか?」
人物
オリーブ色の肌と嘴のような鼻、後頭部でまとめたシニヨン、大きく潤んだ黒い瞳が特徴的な、優雅で気品のある美しい女性。
頭から足まで黒いサテンで着飾り、オパールのアクセサリーをつけている。
そしてなんといっても特筆すべきなのが、その体躯。彼女はルビウス・ハグリッドと同じ半巨人であり、ハリーの見立てではハグリッドとマダムに1インチの身長差があるかも疑わしい。
しかしそれを公言はしていないようで、緩やかにロマンチックな関係を築いてきたハグリッドに「同類である」とほのめかされたときは憤慨し、「骨が太いだけ」という凄い言い訳をしていた。
巨人は血の気が多く人間とまともに対話できない「闇の生物」であるとされ、その血が混じっているというのは相当な偏見のこもった眼で見られるということである。
彼女が魔法学校の校長の座に上り詰めることができたフランス魔法界でも、おそらく偏見は強く残っているのだろう。
ちなみに代表選手のフラー・デラクールも純粋な人間族ではなく、祖母がヴィーラ。
和解を果たしたのか5巻ではハグリッドと共に巨人の集落へ行き、彼らの説得任務を不死鳥の騎士団の協力者として行う。しかしワルデン・マクネアの暗躍もあり失敗。最終決戦には参加した可能性がある。
和解はしたものの結局ハグリッドと結ばれることはなかったようで、19年後もハグリッドは独身である。
映画版
ハイヒールを履いているためハグリッドよりさらに頭ひとつ背が高いが、横幅はハグリッドより細身。ボブカットでファーのついたガウンを羽織っている。