独語:K.u.K Kriegsmarine
マジャール語:Császári és Királyi Haditengerészet
英語:Imperial Austro-Hungarian navy
別名、二重帝国海軍とも。
概要
1797年のカンポ・フォルミオ条約によってナポレオン・ボナパルトに滅ぼされたヴェネツィア共和国の領土と海軍をハプスブルク家が継承したものを起源の一つとする。
ヴェネチア本土は間もなくイタリア王国に編入されたが、海軍はハプスブルク領であるイストリア半島と北部バルカン半島沿岸の制海権を保持するために保持され拡大・発展していった。
1867年のアウスグライヒによりハプスブルク帝国がオーストリア=ハンガリー帝国に改組すると、海軍もオーストリアとハンガリーの共通軍隊として位置付けられることとなった。
第一次世界大戦の敗戦による1918年にオーストリア=ハンガリー帝国の解体によって消滅した。
なお司令部が置かれていたポーラ(セルボクロアチア語読みは「プーラ」)は、現在はクロアチア共和国領になっている。
関連タグ
『紅の豚』…主人公が主に戦ったのが二重帝国海軍の航空隊とされる。