概要
元々はどこにでもいる普通の人間の若者であったが、マグダレナ川で水浴びを行う女性の裸体を間近で見たいという強い欲情を満たす為に、カイマンに姿を変える赤い薬と、元に姿に戻る為の白い薬を魔術師から譲り受け、これを使って姿を変えて堂々と水浴びをする女性たちに近付いて眺めたり、悪戯を行ったりとやりたい放題行っていた。
しかしそんな悪行が何時までも続くはずもなく、ある日、いつも通り赤い薬でカイマンの姿になった時に誤って元に戻る白い薬の入った瓶を落として割ってしまい、その時に白い薬が数滴掛かった上半身は元の姿に戻るが、掛からなかった下半身はカイマンの姿のままになってしまった。
以降、二度と元の人間の姿に戻れなくなった彼を周りの人々は気味悪がって近付かないようになり、そんな現状に耐え兼ねたのか、カイマン男となった若者は最後はマグダレナ川の上流の方へ泳いで行き、二度と姿を現すことは無かったという。