カデホ
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かでほ
ラテンアメリカの伝承に登場する魔犬。
- ラテンアメリカの伝承に登場する魔犬「cadejo」。※この項で解説。
- 韓国のインディーズバンドで、名の由来は1.の魔犬。
- コスタリカ出身のpixivユーザーel-cadejos氏。1.のイラストを自画像としている(メイン画像も氏の作品)。
ラテンアメリカで伝承されている魔犬で、西欧のヘルハウンドに類似するが独自の伝承がいくつもある。
透明な鎖をジャラジャラと引きずり暗闇から現れるという仔牛ほどの大きさの魔犬で、全身もじゃもじゃな毛が生えており、炎が噴き出しそうな視線でこちらを睨んでくる。
この魔犬には家畜だけでは無く、言うことを聞かない悪い子や、大人になっても我が儘な者も襲われるという。
しかし、酔っ払いが家に帰れるまで付き添い、男たちがラ・ヨローナに襲われないように守護するともいわれる。
多くの地域で黒い魔犬であるとされるが、コスタリカでは人に害を及ぼすカデホは黒犬で、人を守護するカデホは白犬であるとされ、複数形であるエル・カデホス(El Cadejos)と呼ばれている。
ある人は白いカデホの助けで、行方不明だった父親の死体を発見することができたという話しや、田舎に来た男に怪異に対する地元の人々の助言を良く聞くように警告したという話しも伝わる。
なお親の言うことを全く聞かない放蕩息子が、呪いの言葉を投げかけられて変身してしまったものであるとの伝承もある。
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