概要
首都 | ボゴタ |
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面積 | 113万9000平方km |
人口 | 5187万人(2022年) |
建国 | 1819年8月7日(スペインより独立) |
通貨 | ペソ |
公用語 | スペイン語 |
国家元首(職) | 大統領 |
政体 | 大統領制 共和国 |
コロンビア共和国(コロンビアきょうわこく、スペイン語:República de Colombia、英語:Republic of Colombia、通称:コロンビア)は、南アメリカ北西部に位置する共和国。ブラジル・メキシコに続いてラテンアメリカ第3位の人口を誇る。特産品はコーヒー。2014年6月に開催されたFIFAワールドカップで日本と対戦し、ハメス・ロドリゲスが得点王に輝いた。
国名はラテン語の「Columbia」では無くスペイン語の「Colombia」である。(スペルがuとoで1箇所だけ異なる)アメリカ大陸の発見者であるクリストファー・コロンブスに由来し、アメリカが「アメリゴの土地」を意味するように、コロンビアは「コロン(コロンブス)の土地」(女性名詞)を意味する。
2018年1月に実施された国勢調査では4825万8494人であった。
歴史
1499年10月にアロンソ・デ・オジェダの最初の探検隊がカボ・デ・ラ・ヴェラに到達した時、コロンビアとなった領土は最初にヨーロッパ人によって訪問された。スペイン人は現在のコロンビアの北海岸に沿っていくつかの入植を試みたが、サンタ・マルタでの最初の定住地は1525年2月まで確立されなかった。1538年8月にスペインの征服者であるゴンサロ・ヒメネス・デ・ケサダはサンタ・フェ・デ・ボゴタを設立し、1549年7月にスペイン王室はボゴタをニュー・グラナダの首都とした。
1717年10月にニュー・グラナダ副王領が設立され、ボゴタが首都になった。この副王領には以前はヌエバ・スペイン又はペルー副王領の管轄下にあり、今日では主にエクアドル・パナマ・ベネズエラに相当する南アメリカ北西部のいくつかの地域が含まれている。
1819年8月に開始されたボヤカの戦いに勝利すると、独立軍はボゴタに入城してコロンビアの独立を正式に宣言した。
治安
麻薬王エスコバルの一件でコロンビアといえば麻薬というイメージが定着。しかし、近年は治安維持に注力しているものの、郊外へ行くほど武装組織が活発化しているうえ抗争が頻発。そのため日本の外務省は渡航は検討してほしいと勧告。
国際関係
日本
1908年5月に外交関係を樹立し、この時に修好通商航海条約を締結した。1941年12月の太平洋戦争で一時断交したが、1954年5月に再開した。現在は官民の各部門で両国の文化・人材交流事業を積極的に展開している。
スペイン
1881年1月に外交関係を樹立し、この時にフランスのパリで平和友好条約を締結した。1898年12月に米西戦争でスペインが敗北し、南北アメリカ大陸・太平洋でのスペインの影響力が一掃された。それだけで無く重要性をも失った為、両国関係は減衰した。
1976年10月にスペイン国王フアン・カルロス1世がコロンビアを公式訪問した。それ以来スペイン王室はコロンビアを何度か訪問しており、コロンビアの大統領はそのほとんどがスペインを公式訪問している。